昭和新山にて
友歩会 北海道例会 第1日目
展望  昭和新山 標高398m 有珠山 標高737m
 
友歩会2007年北海道例会は後方羊蹄山をメインにニセコアンヌプリ、樽前山に登った。
今回は現役組も参加ということで4日間にしたので観光時間が少なくなり少し厳しい行程になった。関西空港を11時10分発JAL2503で昼前の出発になった。機内で空弁をいただいて午後に備えた。13時新千歳空港に到着、レンタカーは車で10分ほど離れたところにあり、そこへ送迎バス移動する。いよいよ出発、しばらくなれない車の運転で緊張が続くがそのうち快適なドライブになる。途中、「きのこ王国」に立ち寄りきのこ汁などで一息入れる。途中夕立に遭ったがすぐにやんだ。昭和新山へのカーナビをレンタカーを借りるとき設定してくれたが山道に分け入っているようだ。道央自動車道の有珠山SAを設定したようだ。係の女性はこれでも行けるといっていたが厳しすぎだ。なんとか昭和新山の駐車場に到着、夕暮れが迫っており急いでロープウエイに乗って有珠山へ上がる。ちょうどロープウエイから下に夕日に照らされた昭和新山がまばゆく赤茶色のドームが印象的だった。洞爺湖は少し霞んでいて印象が薄かった。有珠山はガスに覆われ時々シルエットが見える程度だ。とにかく火口原展望台に行ってみたが看板から先は全く見えなかった。この展望台からお釜、銀沼火口が見えるはずだったが全く見えず残念だった。展望台から戻り始めるとガスが引き始め薄っすら次第にはっきり見えてきた。雲の流れから銀沼火口は見えないだろうと思う。しばらく眺めたり写真をとったりして楽しむ。ロープウエイ最終便一つ前で下山。観光客は殆どいなくなった。ロープウエイを降りて広場に来ると赤い丸いポストが立っていた。このポストと昭和新山がよくマッチしている。そうだ、昭和新山の持ち主は元郵便局長だったのだ。昭和新山の説明はロープウエイ上の展望台に記してあった。(説明板より抜粋)「昭和新山は、昭和18年(1943年)の有珠山噴火で誕生した火山です。粘性の高い溶岩が冷えて形成された溶岩ドームは、世界的にも珍しい例です。個人の所有でありながら国の特別天然記念物に指定されています。」この昭和新山は有珠山の爆発でそれまで麦畑であったところが隆起、爆発が続き溶岩ドームになった。この畑の持ち主は元郵便局長の三松正夫氏で地球を知るまたとないチャンスと新山の観測をはじめ、火山研究に没頭し世界的にも有名な火山専門家になったそうだ。太平洋戦争中で爆発は公表されなかったため、三松氏は克明に記録を残し火山研究に役立てたそうだ。有珠山の噴火は記憶に新しいところで、2000年の噴火で噴火開始直後から住民避難が行われ、被害を最小限にくいとめた。それには大きな教訓があった。1977年(昭和52年)の噴火では、多量の火山岩、火山灰の降下とともに泥流、地殻変動などで、大きな被害が発生した。再噴火を予見した自治体は火山防災に積極的に取り組んだ成果が2000年噴火で功を奏した。夕暮れ迫るなか洞爺湖湖畔を通り、明日登る羊蹄山を眺めながらニセコ方面へと走らせた。途中、来年行われる洞爺湖サミットの会場、「ザ・ウインザーホテル洞爺」が標高600mの山頂に見える。時間がないので立ち寄りできなかったが、素人考えだとサミットの警備は難関が予想されそうだ。やがて真狩村を通過、正面に羊蹄山がそびえている。まさに蝦夷富士と呼ばれるだけあって美しい。ニセコから昆布温泉へ。静かな森の中にホテル「甘露の森」があった。
今夜はここでゆっくりくつろぎ、明日早朝から後方羊蹄山登頂に挑戦だ。
 
きのこ王国                            きのこ王国にて 
 
ガスで覆われた有珠山と昭和新山             昭和新山 南側から
 
昭和新山                            昭和新山にてり 
 
昭和新山 ロープウエイより                 昭和新山 展望台より 
 
洞爺湖 展望台より                      昭和新山 展望台より 
 
展望台にて                           展望台にて 
 
シルエットの有珠山 展望台より              火口原展望台にて 
 
銀沼火口(ガスで見えない)                 銀沼火口予想 
 
有珠山をバックに                       有珠山 
 
有珠山                              有珠山にて 
 
昭和新山                             昭和新山とポスト 
 
ザ・ウインザーホテル洞爺(山頂)              後方羊蹄山 真狩村より 
 
後方羊蹄山 真狩村より                    昆布温泉 ホテル「甘露の森」 
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コース 
1日目 6月15日(金)   [有珠山・昭和新山] 
  集 合  関西空港 2F JAL カウンター前  10:00
 関西空港(11:10)=[JAL2503]=新千歳(13:00)
新千歳(14:00)=[レンタカー]=洞爺湖=昭和新山(16:35)=[有珠山ロープウエイ]=
有珠山(16:50/展望/17:30)=[有珠山ロープウエイ]=昭和新山(17:38/17:40)=
昆布温泉(19:00) ホテル甘露の森 (泊) 
ニセコ町ニセコ415  TEL 0136−58−3800

2日目 6月16日(土)   [後方羊蹄山] 約15km/8時間  メインイベント
 昆布温泉(6:00)=半月湖(6:30/6:45)〜二合目(7:43)〜三合目(8:11)〜
四合目(8:26)〜五合目(8:55)〜六合目(9:31)〜七合目(9:59)〜八合目(10:48)〜
九合目(11:10)〜旧小屋跡分岐(11:39)〜火口中央道分岐西(11:45)〜
北山(11:50)〜中央火口道分岐東(12:00)〜三角点峰(12:15)〜
後方羊蹄山(12:25/12:35)〜(昼食20)〜避難小屋分岐(14:00)〜
旧小屋跡(14:14)〜旧小屋分岐(14:23)〜九合目(14:42)〜八合目(14:54)〜
七合目(15:12)〜六合目(15:32)〜五合目(15:59)〜四合目(16:23)〜三合目(16:43)〜
二合目(17:05)〜半月湖(17:48/18:00)=ニセコ(18:20)ホテル日航アンヌプリ (泊)
ニセコ町字ニセコ480番地1 TEL0136−58−3311 
3日目 6月17日(日)   [ニセコアンヌプリ] 約5km/3時間30分
 ニセコ(8:10)=五色温泉(8:35/8:50)〜モイワ山分岐(9:25)〜
ニセコアンヌプリ(10:40/11:10)〜1152mリフト上(11:48/11:54)〜
1000m台地(12:10/12:18)〜ゴンドラ上駅(12:23)=ゴンドラ下駅(12:37)=
真狩村・小川屋(13:25/昼食/14:20)=登別地獄谷(16:25/観光/17:30)=
[大湯沼・倶多楽湖観光]=登別温泉(18:20) 登別 石水亭 (泊)
登別市登別温泉町203番地 TEL0143-84-2255
4日目 6月18日(月)   [樽前山] 約6km/2時間30分 
 登別温泉(8:00)=樽前山七合目登山口(9:20/9:30)〜西山分岐(10:15/)〜
樽前山(東山)(10:27/10:34)〜風不死岳分岐(11:05)〜登山口(11:53/11:58)=
休暇村・支笏湖(12:30/入浴/13:45)=新千歳(14:50)
新千歳(17:05)=[JAL2514]=関西空港(19:10)
 

地 図  虻田 
天 候  晴れ 夕立のち曇り
参加者 8名 
実施日 2007.06.15