阿弥陀堂から大比叡への登り
MRC 滋賀の山例会
比叡山・大比叡 標高848.3m
 
 3月8日MRCの例会で比叡山大比叡に登った。気象情報によると寒気団があってかなり寒くなるとのよそうだった。しかし比叡山坂本駅に降り立つとぽかぽかのいい天気だ。防寒具を脱いで軽装で出発した。昨年1月大比叡から無動寺を経て坂本に下るコースを歩いたが、今回初めて坂本側からの登りコースになった。坂本駅から日吉神社のある西向きの一直線の道を行く。日吉神社の手前から脇道を通って琵琶湖病院前の登山口に到着。無道寺坂コース、大原登山口の標識があった。衣服調整をして舗装された林道を登りはじめる。やがて山道になり、よく整備された道を快適に登る。30分ほど登って小休止し、そしてしばらく登ると紀貫之墳墓まで九丁の標識に着く。山を巻くように歩いていくと腐りかかった木の橋があり注意してわたる。この橋から10分ほど急登になり登りきった感じのところが木々の間から展望ができる。足元に壺阪山の円錐形が美しい。まだ登っていないので機会があれば登ってみよう。小休止して尾根道を快適な足運びで少し行くと紀貫之墳墓の分岐になる。墳墓は右上のピーク(もたて山・裳立山)にあるらしい。またこの道はケーブルもたて山駅、もたて山キャンプ場に続いているようだ。ここも機会があれば行って見たい。巻道をどんどん下ると河原に出る。河原は残雪がいっぱいでちょっぴり雪山の気分を味わった。ここから急登が続き、約20分で無動寺明王院に到着した。お参りしてしばらく休憩しケーブル駅へと登った。ここでしばらく休憩して延暦寺阿弥陀堂から大比叡に登った。阿弥陀堂はお堂の朱色と雪の白さがコントラストをなし大変美しい。阿弥陀堂の裏から大比叡までは雪が積もっており時々足を滑らせながら、楽しみながら、ビビリながら雪山を楽しんだ。
 大比叡山頂は30センチほどの積雪で一等三角点は雪の中に隠れていて見えなかった。山頂まで来るとさすが寒さが厳しい。日あたりに出るとぽかぽかするが木陰に入ると寒さがしみてきて指先が凍りそうだ。山頂での昼食をあきらめて延暦寺まで下山した。昼食は延暦寺の一隅を照らす会館を利用させていただいた。ゆっくりした後下山にかかる、延暦寺会館裏から本坂コースを下ったがしばらくは残雪で滑りやすくあちこちつかまりながら下山した。残雪がなくなるとこの本坂コースは道が広く整備されていて快適に下った。坂本近くになるところから琵琶湖と近江富士が美しく見えた。近江富士は本当に近江のシンボル、いつみても美しい。
 坂本に下山、数人は日吉神社にお参りしたが、穴太衆石積みの道を楽しみながら歩いて坂本駅に戻った。楽しい一日をありがとう。

無動寺坂コースの大原登山口

登山道も急登になってくる

壊れそうな橋を渡る

紀貫之墳墓分岐手前で左下に見える壺笠山

紀貫之墳墓分岐手前

紀貫之墳墓分岐

鞍部の谷は残雪がいっぱいだ

無動寺明王堂

ケーブル延暦寺駅展望台よりの眺め

比叡山延暦寺へ

阿弥陀堂 お堂の朱と雪の白が美しい

阿弥陀堂の裏から大比叡へは雪道になる

大比叡山頂にて

大比叡一等三角点は雪に埋もれていた

大比叡の下りは軽アイゼンをつけて下る

根本中堂

根本中堂へ

延暦寺会館からしばらく残雪が残る

本坂コースを快適に下る

坂本近くまで下ると琵琶湖・近江富士が美しい
コース  
  JR比叡山坂本駅(9:00/9:10)〜大原登山口(9:35)〜[無動寺坂コース]〜紀貫之墳墓分岐(10:33)〜
  明王堂(11:02/11:10)〜ケーブル延暦寺駅(11:24/11:36)〜大比叡(12:23/12:40)〜
  一隅を照らす会館(13:05/昼食/13:53)〜[本坂コース]〜坂本・日吉大社(14:52/15:09)〜
  JR比叡山坂本駅(15:30)
 

天 候  曇り時々晴れ 
参加者 15名 
実施日 2008.03.08