4月20日、朝日・五私鉄リレーウオーク今年度の第一回目は阪急担当で行われた。宝塚から小浜宿、昆陽池から伊丹までのコースだ。宝塚からしばらく市街地を歩き小浜宿へ向かう。和田邸を見て国府橋を渡ると小浜宿の西門跡だ。この辺りは15世紀末に浄土真宗の毫摂寺(ごうしょうじ)の寺内町として栄えた。江戸時代になると京都、大阪と有馬、西宮を結ぶ(西宮街道)交通の要衝になった。幕末まで旅籠、木賃宿、馬借などが並び、大工左官の町、酒造りの町として繁栄してきたそうだ。そんな往時を偲びながら街並みを眺めたり、毫摂寺、首地蔵にお参りしたりして東門跡から宿を出た。中国自動車道のガードを潜ると交差点に小濱村道路元標が傾いて建っていた。上の池公園で小休止をして、安倉上池外周を歩く。宝塚水上ゴルフ場になっていて水面に浮かぶ桜がきれいだと思ったらゴルフボールだった。この辺りから北側に中山連山が美しく見えていた。天王寺川を少し下って市街地に入り広い道を進むと大阪芸大短大が右手に見えてくる。天神川を渡ると荒牧バラ公園につく。天神川の橋から箕面の連山が美しく見えた。今日は空が澄んでいてすばらしい。バラ園は5月6月が開花で1ヶ月早くて蕾もなく少し寂しい。いたみ八景の一つで世界のバラ約250種、1万本のバラが見れるということだ。天神川沿いに昆陽池まで堤防を歩く。
昆陽池の昆虫館の前を通り昆陽池公園に到着。ここでゆっくり昼食にした。池の中洲には川鵜が生息し中洲の木々は緑をなくし白い醜い木々になっている。中州の形は日本列島になっているとのことだ。ちょうど九州から四国、中国そして近畿の紀伊半島そして東海関東沿岸がそれらしきかっこうをしていた。昆陽池を出てたんたん小道を歩く。市街地にこれだけの緑地と遊歩道があるのはすばらしいことだと思った。瑞ヶ池(すがいけ)から緑ヶ池公園へ、公園下池には友好都市中国佛山市から贈られた賞月亭(しょうげつてい)などがあった。
伊丹緑地の1.2kmの遊歩道を歩く。市民の散策路として親しまれているという。またあるきたくなるみち500選の一部だそうだ。そうこうするうちに猪名野神社に到着。ゴールは目の前だ。みやまえ文化の郷など見て白雪ブルワリビレッジにゴールイン。小西酒造のお酒の試飲はよく冷えていて美味しかった。おまけで小西酒造の角にある伊丹町道路元標を訪れた。帰途に伊丹駅前でビールと白雪をいただきほろ酔い機嫌で帰宅した。
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