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友歩会 北海道例会 | |
上ホロカメットク山 標高1920m 上富良野岳 標高1893m 三峰山 標高1866m 富良野岳 標高1911.9m |
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7月5日、北海道例会2日目はメインイベントの富良野岳登山だ。今日はなんとか天気は期待できそうだ。昨夜手配しておいた、おにぎりで朝食を済ませ、6時30分ホテルを出発。十勝岳温泉凌雲閣横から上ホロ、富良野岳へと登山開始した。舗装道から地道になり、三段山の分岐を過ぎしばらく登ると安政火口に着く。実際の安政火口はもう少し上だ。火口からは噴気が出ており、火山の様相を呈している。広い道はここまでで、ここから登山道になる。水のない溶岩が転がった川を渡りここからいよいよ登りになる。化物岩を大きく巻くように登る。今日泊まるホテル凌雲荘や登ってきた道そして三段山の赤白の土と緑のコントラストが美しい。しばらく振り返りながら登るとやがて峠状になり緩やかな登りになる。上ホロ分岐に到着、小休止。ここまで登山道はお花畑の連続で眼の休まるときがないくらいだ。これから花の富良野岳に登って帰るだけの時間がどうなるのか心配になったぐらいだ。上ホロへの道をとると早速木製の階段道になった。地図に寄れば300階段とかでかなりの登り道が続く。化物岩をほぼ半時計方向に半周した辺りから展望が良くなり火山の外輪を登っているような感じになる。三段山、八ツ手岩、上ホロカメットク山のピークなどが見える。ちょうどその時、山鳴りがして地響きが感じられた。なにか起きている周りを見渡すと崩落だ。事務机ほどの巨岩が八ツ手岩の足元から離れ安政火口にまっしぐらにもんどりをうって落下している。みんな頭から血が引くような感じを受けたようだ。しばらく黙って急登に挑戦。急登が終わるとお花畑の道を道草食いながら歩く。上富良野岳、三峰山、三段山などが美しい。上富良野岳に到着。稜線の分岐から先に小高くなった十数メートル高いところを上富良野岳と思っていたが、分岐の横が上富良野岳だった。実は山頂標識が読みにくい状態になっていてなんという標識だろうと近寄ったところ上富良野岳だと分かった。上富良野岳の標高は1893mで半分は安政火口に削り落ちている。このころからガスがではじめしばらくガスの切れ間から景色を見ることになった。八ツ手岩から安政火口は足元に切立っており、時々今から登る上ホロカメットック山の山頂が顎のように突き出ていて安政火口に切り立っている。切立った稜線を巻くように一旦下り上ホロカメットク山に登り返した。上ホロカメットク山は標高1920mで山頂は広く360度の大パノラマのはずだが残念ながら霧の向こうは何も見えない。安政火口と三段山ぐらいで、一番見たかった十勝岳は全く姿を見せることはなかった。山頂で行動食をとり少し休憩した。上富良野岳へ一旦下り登り返す。右側は切立った安政火口、左側はハクサンイチゲの絨毯、遠くに鏡山から下ホロカメットク山が見える。上ホロカメットク山を上富良野側から見たとき顎がしゃくれたようになっていたが、上富良野岳も上ホロカメットク山から見ると対照的に顎がしゃくれた形になっている。いずれも山の半分は安政火口にもっていかれたかっこうだ。上富良野岳を後になだらかな尾根を富良野岳に向かって歩いた。この尾根道はお花畑がいっぱいで、全く別の山のような感じで穏やかなゆったりとした、豊かさが感じられる。 |
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コース 7/5 カミホロ荘(6:30)=十勝岳温泉登山口(6:40)〜三段山分岐(6:58)〜安政火口(7:12/7:16) 〜上ホロ分岐(7:48/7:53)=化物岩上(8:35)〜上富良野岳(9:28/9:31)〜 上ホロカメットク山(9:52/10:10)〜上富良野岳(10:25)〜三峰山(11:15)〜 富良野岳分岐(12:25/13:00)〜富良野岳(13:30/13:40)〜富良野岳分岐(14:06)〜 上ホロ分岐(15:21)〜安政火口(15:48)〜三段山分岐(16:02)〜十勝岳温泉登山口(16:18) 十勝岳温泉凌雲閣 (泊) 天 候 曇り時々晴れ 参加者 6名 実施日 2008.07.04-07 |