|
|
三角点探訪 ふるさと富士 | |
小富士山(麻生山) 標高173m 仁寿山 標高175.2m 四郷村道路元標 見野古墳群 |
|
9月7日、青春18切符で急遽小富士山に行った。実は8月友歩会定例会で越前市の日野山に登る予定だったが雨天で中止したため、18切符の未使用が2枚になり9月10日までに消化することにしたためだ。少し調査不足のところもあったがそこそこ楽しむ事ができた。 大阪駅8時30分発の新快速姫路行きに乗った。姫路駅に9時32分到着、山陽電鉄に乗換えて白浜の宮に降り立った。線路沿いに少し東へそこから住宅街の細い一本道を北へと歩く。左手に公園2つを見て広い通りを右折、リサイクル店の角を左折して北上すると正面に小富士山が見えてくる。突き当りを右折するとすぐに仁寿山学問所の道標があり、これより北へ約八丁とある。この角を左折し北へ進み、姫路バイパスのガードをくぐる。正面に小富士山と仁寿山が並んで見える。やがて麻生八幡宮の石の鳥居を過ぎる。古い町並みになり正面に麻生八幡宮が見えてくる。麻生八幡宮の奥に麻生山がそびえている。山名は正式には麻生山というらしいが今では国土地理院の地図でも小富士山と書かれていてその名が通っているようだ。八幡宮にお参りして神社右横から入って行くと民家の脇に階段がありここが登山口だ。 登山口を入るといきなり露岩の道になり、低山ながらスリルが出てきそうな感じの道を登る。15分ほどで鎖場に着く。修行の岩のようだ。小さな子供と親がこの鎖場にアタックしていた。一応鎖場は登らず右を巻いてあがった。岩の上は展望がよい、さらに上へは露岩の道を登る。しばらく木々の間を登ると広い平地の出る。右側に華厳寺がある。華厳寺は檀家の皆さんでちょうど掃除中だった。 華厳寺の反対側の広場には石仏が両側にあってその先が小富士山の山頂だ。八幡宮から約30分で山頂に着いた。標高173m、遠くは霞んでいて見えなかったが360度の大パノラマが期待できる。しばらくいて下山した。これから仁寿山分岐へ下り、仁寿山に登り返す予定だ。 百度石の辺りから茂みの道に突入し急な下りを降りる。鞍部に出て西側のピークから景色がきれいに見える。ガラ場を一気に分岐まで下る。分岐まで下ると小富士山の登山道は下ってきた荒廃道の北側に緩やかな登山道ができていた。分岐から少し藪漕ぎ気味に上がると車道に出た。この上が仁寿山山頂で斜面を直登するコースがあるようだが登りは車道を行く事にした。ちょうどサイクリングのおじさんと一緒になった。兎と亀の競争が始まった。私はゆっくりゆっくりと登って行ったが自転車はかなりきつい登りなのでとりあえず先には行くが休んでいるのでまた追いつく、まさに兎と亀を思い出しながら登った。 山頂には放送局のアンテナグンが建っており、その中で三角点を探した。三角点の白い杭は見つかったが肝心の三角点は見つからない。NHK姫路放送局電波塔のあるフェンス内を何度も何度も探した。一瞬あきらめたが二等三角点なので再度落ち着いて探したところ敷地のコンクリートの中に見つけることができた。二等三角点なので容姿も期待していたがコンクリートに天面だけが同じ高さで、しかも同色なので少しがっかりした。ちなみに仁寿山の標高は175.2mだ。下りは稜線を一直線に下った。車道に出てしばらく歩くと学問所址説明板があった。朝来るときあった道標、是より北へ約八丁とあった所だ。 説明板によると、河合寸翁(1767〜1841)姫路藩主家老で藩財政を立て直して事で名高い。人材養成のため学校を開き仁寿山校と名付けた。頼山陽など有名な学者も特別講義したと伝えられている。今は土塀と井戸が残っているそうである。ここで白浜の宮に戻って帰ろうかと思ったがまだ昼過ぎなので、小富士山を半周して御着駅にまわることにした。 姫路バイパス沿いの道を東へ東へと歩き、小富士山の南に突き出た尾根を回り込む。ここから北上し、四郷町見野へと炎天下を少し疲れながらファッションホテルの立ち並ぶ中約30分歩く。大きな鳥居が見えてきた大年神社だ。 |
ここから道路元標の探訪だ。大年神社の前に整備されたデルタ地帯がある。姫路市営バスのバス停のようだ。その交差点角に四郷村道路元標があった。植込みの中によく整備されて保存されていた。交差点神社の角に、見野古墳群の看板があがっていて少し興味を覚えたので行ってみた。 |
見野古墳群の看板に誘われていった見た。3号墳、4号墳、6号墳と行って説明板をなんとなく眺めて帰途に着いたが帰ってから一番有名な10号墳を見ていないことに気付き残念に思った。形の格好から10号分と6号墳を勘違いして見ていたようだ。 説明板によると、6世紀になると群集墳と言うそうだが現在の墓地公園のような古墳が各地で作られたそうだ。麻生山山麓にも横穴式の石室古墳が10基確認されたそうだ。6号墳は一つの封土の中に2つの石室が並んで造られた特色あるもの。残念ながら勘違いで見れなかったが石室の全長が11mで明日香の石舞台古墳に似ているそうで「姫路の石舞台」と呼ばれている古墳があるそうだ。少し残念だったが炎天下ですこし熱中症気味だったので仕方がなかった。機会があればバスも出ているようなので再度出かけてみたいと思う。 |
コース |