9月28日、朝日・五私鉄リレーウオーク第3回目は南海担当で行われた。泉州の城下町・岸和田の史跡と名刹を訪ねてと称してのウオーキングだった。
南海春木駅から受付場所の岸和田市中央公園は春木川の沿ってかなりの距離だ。受付までに疲れてしまいそうだと少しブーイング気味だ。約20分で公園に到着、受付を済ませ約15kmのウオークに出発した。先ず久米田寺を目指した。事前に調査しておいた貝吹山古墳がコース上にあり、古墳上の三等三角点、点名福知山の写真を撮る。道路を挟んで久米田寺に入る。
久米田寺は行基が久米田池の管理寺として天平10年(738年)に建立された真言宗寺院で、春の桜の名所で知られているそうだ。お寺の山門前には大きなその久米田池が広がっている。説明によれば行基が水不足解消のため造った泉州最大の池で、周囲は約2.7kmあり、農業用水、養魚池、春の桜、冬の鴨など府史跡、名勝に指定されている。
続いて蜻蛉池公園へひたすら歩くことになる。蜻蛉池公園の裏出入り口に到着、みんな弁当を広げて昼食をとっていた。以前に来た蜻蛉池公園はもっときれいな所だったので少し戸惑ったがみんなに合わせて昼食にした。昼食後、先に進んでみると以前来た風景が飛び込んできた。メンバーを電話で呼んで蜻蛉池周辺を少し散策した。蜻蛉池から大阪50山の神於山が横たわっていた。蜻蛉池のポンプ室の横に三角点を見つけた。点名大池の四等三角点だ。続いて泉光寺に向かった。
泉光寺は説明によれば、寛文元年(1661年)初代岸和田藩主・岡部美濃守宣勝が別荘として構え、隠居屋敷だった。宣勝が遺言によりここに葬られ以後、岡部家の菩提寺となり、歴代城主13基の五輪塔(墓)がある。13基の五輪塔が並ぶとかつての藩主が大きく見えてくる。寺の名前は宣勝の法名が泉光院であったので泉光寺と言うそうだ。
ほどなく和泉式部ゆかりの池に到着。この池に清泉が現在も湧き出しているとのことだ。JR線踏切前に珍しい標識を見つけた。「踏み切あり」の標識で今は電車の図柄になっているが、蒸気機関車の図柄はかなり珍しい。岸和田天神宮から岸和田市内の文化財を見てまわり、岸和田城のゴールに向けて歩いた。南海岸和田駅は駅ビルの上が車の駐車場になっていておもしろい。紀州街道に入ると岸和田市道路元標、一等水準点255など撮影した。
岸和田城二の丸公園でゴールし、岸和田城に行ってみた。二の丸公園の前の橋から先は有料で入れないと思っていたが行ってみたら天守閣に上がるのが有料で天守閣の前まで行く事ができた。城内の三角点も見つけることができた。岸和田城の三角点は点名岸和田で二等三角点だ。三角点は地下でコンクリートの蓋がしてあり見ることはできなかった。お城を眺めたあと帰途に着いた。
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