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ふるさと富士 | ||
先 山 [淡路富士] 標高448m |
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1月28日、ツアーを利用して淡路島の淡路三山の先山と諭鶴羽山の2座に登った。淡路三山とはこの2座に加え柏原山の三座だそうだ。大阪梅田を7時30分にバスで出発、高速道路を乗り継いで神戸淡路鳴門道にで洲本へと向かった。途中あわじPAで休憩、明石海峡大橋がきれいだった。 洲本から一般道に入り、下内膳の登山口に向かう。洲本ICを降りたところで80歳ぐらいの人が加わった。なんでもOBかなんかで、先山の主みたいな方で今日の先達をしてくれると言う。会う人会う人挨拶をしているので地元でも有名なんだろう。 その方の案内で細い入り組んだ道にバスは入っていき、細くなったところで降車した。ここで登山準備をして歩き始めた。右先山千光寺の道標も建っていて、その先に一丁の新しい丁石が目に入った。先山の山頂千光寺まで十八丁だそうで、一丁毎に丁石が建っているという。高速道路の上にかかった橋を渡るとき正面に先山が見える。ほどなく登山口になり手作りの標識があった。 四丁の丁石はかなり古いものだ。六丁で小休止、ここには石仏に風車が供えてあり、恐山の事をみんな思い起こしたようだ。七丁から石段になり急な登りになる。すぐ右手が開け今登ってきた街の景色が一望できる。九丁には大きな石に仏像や文字が刻んであり、信仰の山気配が強くなる。十三丁からジグザグ道になり、十六丁で先山口からの道の分岐になる。そのまま直進すると十七丁になり東の茶屋に着く。先達の話によると後継者がいないので閉まったままだそうだ。 茶屋から石段になり千光寺の境内に着く。左に上がれば珠算碑があり、その先に展望台がある。諭鶴羽山方向の展望楽しむ事ができた。洲本八景の一つだそうだ。急な石段の上は仁王門で、朱色を通り越し真っ赤な仁王門は興を引いた。門をくぐると、本堂、三重宝塔、鐘楼堂などが建っている。本尊は千手観音で、狩人が猪に矢を射掛けたところ、猪ではなく千手観音菩薩だったという。そんな話から狛犬は犬ではなく狛猪だそうだ。また三重の塔や香炉の座に天の邪鬼がたくさんいたのもおもしろく何か由縁があるのだろう。千光寺は淡路西国八十八ヶ所第一番の札所だ。 先山は、標高448mで山頂に千光寺が立っている。仁王門脇には十八丁の丁石も建っていた。淡路島の中央にそびえ、淡路富士と呼ばれる。神代の時代一番先につくられた山ということで先山と名付けられたらしい。 十六丁まで下ると東の茶屋の反対側に西の茶屋が営業していた。先達が手作り羊羹が先着10名限りで売っているということで列を作って買っていた。先達お爺さんも羊羹包みをかってでていた。 下山は、十六丁まで戻りここから裏参道を下った。しばらくの間下りは急坂で注意しながらの下山になった。麓まで下ると田園風景が現れ田舎の感じが新鮮に思えた。下りきったところが連光寺で、お寺の背に先山を眺める事ができる。この連光寺も淡路西国三十三ヶ所で第二番札所になっていた。バスに乗り次の目的地、諭鶴羽山へと向かった。 |
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明石海峡大橋 あわじPAより |
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先山 下内膳より |
下内膳を出発 |
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一丁(丁石が山頂の十八丁まで続く) |
先山へ自動車道の橋をわたる |
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登山口 |
四丁 |
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六丁 小休止 |
七丁 ここから石段になる |
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展望が望める 七丁 |
九丁 |
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十三丁手前の坂 |
十六丁分岐 左は裏参道へ |
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千光寺 |
珠算碑 |
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仁王門 |
仁王門 |
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山頂の十八丁石標 |
千光寺本堂前にて |
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鐘楼堂 |
三重宝塔 |
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三重宝塔の天の邪鬼 |
狛猪 |
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諭鶴羽山方向を望む 展望台(洲本八景)より |
千光寺 |
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香炉を支える天の邪鬼 千光寺 |
十六丁分岐で裏参道へ降りる |
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裏参道はかなり急坂だ |
十丁にて |
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十丁 |
十丁付近を下る |
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のぞかな田園(上内膳)に下山 |
先山 高速道路の橋(上内膳)より |
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先山 上内膳より |
先山 上内膳より |
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連光寺 |
先山と連光寺 |
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諭鶴羽山へ続く | ||
コース |