学文峰 山頂にて
友歩会 定例会 
学文峰 標高415m 井谷ノ峰 標高491m 叶山 標高450m
千早口駅〜ジルミ峠〜学文峰〜井谷ノ峰〜叶山〜天見駅
 
 2月28日、友歩会の定例会で学文峰に登った。南海千早口で電車を降り、民家を抜けて高野街道を横切り、山に向かって歩くと、左前方に地蔵寺が見えてくる。新しい道ができていて地蔵寺より先に続いている。この辺りからふり返ると旗尾岳が美しくそびえていた。旗尾岳は天見富士と呼ばれふるさと富士として親しまれている。登山口は地蔵寺の上なので、広い道から左側の山に入る。ところがこの道はいばらの道、かき分けて進むと右に下り広い道に戻ってしまった。新しい道ができて登山道はぶっちぎれてしまったのだ。元の広い道路を進むとトンネルがでてきた。

 このトンネルは、地蔵谷トンネルで竣工は2002年3月、7年ほど経過しているが未開通になっている。大阪府南河内農と緑の総合事務所の発注のトンネルで長さ350mとなっていた。こんな使われないトンネルや作り掛けの道路など、大阪府の橋本知事も大変なんだろうな。御上の趣味はよく理解できないものだ。

 トンネルの右脇から登山道ができていた。杉林の谷を登るがあまり踏み跡がないようだ。緩やかな登りをしばらく進むとジルミ峠に着く。ここから左折して学文峰へ取り付く。しばらく緩やかか登りが続き、急斜面に突き当たる。元気な人は直進、残りは左から大きく巻いて登る。やがて尾根道に出て山頂に近くなる。ふり返ると素晴らしい展望が待っていた。山頂から旗尾岳、府庁山、金剛葛城の連山、岩湧山とダイヤモンドトレイルが一望できる。眼下には大阪平野が望め、中央には嶽山が浮島のように見てていた。

 学文峰は、標高414.7mで三等三角点になっている。学文峰の山名は国土地理院の地図には標記されていない。昼食時間までまだ時間があるので先に進んだ。雑木林の急斜面を下るとやがてゆるやかな尾根道が続き、快適に歩く。やがて鉄塔になり、ここからの展望も良い。鉄塔下には金剛開閉所があり、紀ノ川変電所からの275KVの金剛線を、南大阪線と北葛城線に分割しているのだそうだ。和泉線の500KVは開閉所横を素通りしているとのことだ。

 鉄塔を過ぎ、迷いそうな道をしばらく歩く。下峠手前で左の巻いて進んだが間違いに気付いて、戻り右手に登ると、下峠に到着。ここから上峠には行かず、井谷ノ峰へ進んだ。

 杉林の井谷ノ峰は標高491mで、展望はほとんどないが、反射板が建っていて、すき間から少し展望できる。。ここで昼食にした。午後は井谷ノ峰の急斜面を80mほど下り、30mほど登り返すと鉄塔に着く。ここが叶山の山頂で標高は450mぐらいだ。鉄塔の脚間から学文峰で見られたとほぼ同じ展望が得られた。

 ここから高野街道まで途中、叶稲荷をへて一気に下る。下りはかなり急坂で、30分ほどで出合ノ辻に下山した。天見駅から一駅電車で紀見峠駅に行き、紀伊見荘で温泉につかりゆっくりくつろいだあと、帰阪した。良い天気に恵まれ楽しいひと時を楽しむ事ができた。

学文峰の連山 千早口駅近くより

地蔵寺へ

旗尾岳 地蔵寺より

地蔵寺と旗尾岳

標識のある登山口から入る

藪漕ぎして元の広い道路に出る

地蔵谷トンネル(2002年竣工でも未開通)

トンネルの左側が新しい登山口

ジルミ峠への登り

ジルミ峠への登り

ジルミ峠にて

ジルミ峠から山頂への登り

学文峰 山頂

学文峰 三等三角点(標高414.7m)

旗尾岳 学文峰より

旗尾岳 学文峰より

大阪平野 学文峰より

大阪平野、嶽山 学文峰より

下峠へ尾根を下る

下峠にて

井谷ノ峰 山頂にて

井谷ノ峰 山頂の反射板

井谷ノ峰の急斜面を下る

叶山へ登り返し

叶山への登り返しの階段は厳しい

叶山 山頂にて

叶山山頂の鉄塔から望む大阪平野

叶山山頂の鉄塔から望む金剛連山

叶稲荷

紀見峠方向を望む 叶稲荷近くより
 

コース
  南海なんば(9:24)[急行]=千早口(10:00)
  南海千早口駅(10:10)〜地蔵寺(10:25)〜地蔵谷トンネル(10:38)〜ジルミ峠(10:46)
  学文峰(11:14/11:24)
下峠(11:54)〜井谷ノ峰(12:05/昼食/12:45)〜叶山(12:58)
  叶稲荷(13:20)〜出合ノ辻(13:33)〜南海天見駅(13:36/14:02)[急行]=南海紀見峠(14:05)

  紀伊見荘(14:12/入浴/15:25)〜南海紀見峠(15:31/15:53)[急行]=なんば(16:36)


天 候  晴れのち曇り
参加者 11名 
実施日 2009.02.28