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世界自然遺産探訪 | ||
縄 文 杉 標高1315m vol.1 |
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3月12日、世界自然遺産屋久島の縄文杉に登った。昨日の宮之浦岳に引き続き今日も良い天気のようだ。5時にホテルを出発、荒川登山口に6時到着。暗闇の中ヘッドランプを点けてトロッコ道を歩き始める。6時半ぐらいになると次第に明るくなってきた。右の上に愛子岳の山頂が見えてきた。線路脇に大きな杉の切り株があり、屋久杉についてガイドさんより説明を受ける。屋久杉は太い素晴らしい柱や板などがとれる材木で、この杉で立派な家が建つのだろうと思っていたがそうではなさそうなのだ。 荒川登山口を出発して、橋をわたり、トンネルを潜り小杉谷右岸のトロッコ道を登ってきたが、小杉谷橋を渡り左岸に移る。小杉谷小中学校跡に着く。説明版には当時の暮らしの模様が写真ででていた。ガイドさんによると、屋久島で一番早く電気が付いたのがこの小杉谷だそうだ。 突き当りを左に行くと、小杉谷休憩舎がある。その前に「屋久杉と共に」の碑が建っていた。休憩舎には説明パネル「小杉谷と屋久杉」「小杉谷の半世紀」「小杉谷の思い出」「小杉谷小・中学校校歌」などが貼られていた。休憩舎は屋久杉で建てられていて、屋根が屋久杉本来の使用目的だったそうだ。 この辺りからトロッコ道は枕木の上に板が敷いてあり、歩きやすくなってきた。トロッコは今でも現役で、時々走っているそうだ。縄文杉の登山者は平日で一日300人、観光シーズンには500人以上が訪れるというから、本来目的のトロッコも容易く走れないだろう。 楠川分れを通過、ここから楠川歩道を行けば白谷雲水峡に行ける。直進してまもなく大きな杉にご対面、三代杉だ。三代杉は、約1500年前に一代目が倒れ、その倒木の上に生長した杉が二代目で約350年前に伐採された。その後二代目切り株の上に成長したのが現在も成長している三代目の杉で素晴らしい生命力があり、元気の源をいただいたような気がした。 トロッコ道に飽きてきた頃、トロッコ道から外れショートカットして山の斜面を登る。トロッコ道に戻りひたすら歩くと、仁王杉に着く。途中太忠岳の北西にある石塚山の展望所があったがあいにくのガスではっきり見えなかったが、巨岩の山頂らしい。 仁王杉は、阿形と吽形の2本があり、阿形は健在で素晴らしい。残念ながら吽形は斜面に朽ちはてていた。またまたひたすら歩くと、岩の展望台に着く。ここから昨日、西側近傍から眺めた翁岳が、今度は東側から遠くに眺められる。こちらから見るのも美しい、また右端に少しだが宮之浦岳も見える。 8時40分過ぎ、トロッコ道の終点に着く。ここでトイレ休憩し、縄文杉にご対面に向けて大株歩道を登っていくことになる。 |
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ヘッドランプをつけて荒川登山口を出発 |
トンネル |
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トロッコ道を行く |
愛子岳 |
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トロッコ道を行く |
屋久杉の説明を受ける |
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小杉谷橋を渡る |
小杉谷小・中学校跡を通過 |
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「屋久杉と共に」碑 |
小杉谷休憩舎 |
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トロッコ道を行く |
トロッコ道を行く |
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三代杉 |
三代杉 |
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三代杉 |
三代杉の説明板 |
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トロッコ道から外れてショートカット |
ショートカットで斜面を登る |
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仁王杉・阿形 仁王杉(倒木)・吽形 |
仁王杉・阿形 |
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トロッコ道を行く |
翁岳 岩の展望台より |
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コース |