|
||
松愛会 山歩き会 | ||
播州小富士山[麻生山] 標高173m 仁寿山 標高175.2m 白浜の宮〜麻生山〜仁寿山〜白浜の宮 鳴尾浜温泉 |
||
5月21日、松愛会山登り会に参加した。今年のテーマは「ふるさと富士と温泉」だ。今日は播州小富士山に登った。播州小富士山は麻生山(あそうやま)とも呼ばれている。国土地理院の地図では小富士山の記載があった。麻生山は計画した頃から考えて、麻生さん(山)の総理大臣が現役か微妙だったが、今は益々乗ってきたようで任期を全うしそうだ。そんな冗談も出る麻生山だ。 阪神梅田を8時39分、姫路行き直通特急で出発、大塩で普通に乗換えて白浜の宮に10時13分に着いた。随分ながい乗車だった。 白浜の宮で仕度して白浜町の集落を、小富士山目指して一直線に進む。駅から東へ少し行ったところから北へまっすぐ住宅の間を行く。歩道のある広い道を右折し、次ぎの角で左折し、前方に見える小富士山を目指す。突き当たりの信号のある交差点(白浜北)を右にとる。左角に仁寿山学問所跡の標識があり、左折すると、麻生八幡神社の真正面に出る。 姫路バイパスの高架を潜ると、小富士山と仁寿山が美しい。鳥居をくぐり先に進むと麻生八幡神社に到着する。ここで小休止にした。絵馬がたくさんかかった拝殿は目を引く。ヤマボウシの花が境内に咲いていた。小富士山へは境内を突き抜ければいいのだが、元に戻って神社を巻いた。小さな子供が真っ直ぐ行けるよと言ってくれたが、こんな小さな子でも登った事があるのだろう。 神社を巻いた訳は、神社の隣に池があってそこに逆さ富士が見れるのではないかと思ったからだ。思ったとおり逆さ富士を見ることができた。池の横を直進すると民家の横で道がなくなる。民家の左側が登山口だ。 登山口を入ると行けなり岩稜帯の道になる。緩やかの登り道を東側から巻くように登って行く。左上に大きな岩が立ちはだかってくる。修験道の行場で太い鎖が下がっていて、不動明王が祀ってある。登ってみる事にしたが、足場もありびっくりするほどでもない。行として経を唱えながら繰り返し登るのであろう。みんなは行場を登らず巻道を登ってきた。 行場から上は、岩稜帯が山頂まで続いている。行場を上がったところに小さな池があり、山頂近くなのに水が湧出でていて、金魚が泳いでいた。池の周りにはネジリグサが花を添えていた。 岩稜帯を登りきると、華厳寺に着く。華厳寺を囲むように石仏が並んでいる。その先の一段高くなったところが小富士山の山頂だ。 小富士山は、標高173mで低山でありながら素晴らしい展望がえられる。昼食をとっていると、小さいお子さんを連れてお父さんが上がってきた。お子さんは3歳と幼稚園だそうで手軽に登れていい山だ。きっと元気な子の育ってくれるだろう。山頂の大岩から下は絶壁で足元に登山口の神社や池が見える。加古川方向を見れば、高御位山なども見える。隣の仁寿山が背比べをしている。遠く、姫路市街には姫路城が見えて大喜びだ。 下山は、百度石のところから西側に下った。細いV溝の道を下ると鞍部に出る。西側にあった小ピーク、標高140mぐらいを越えて、ガラ場尾根を下った。道は崩壊していて歩きづらいが程なく、仁寿山の分岐に出た。このまま下山しようと思ったが、仁寿山に登ろうと言い出したので時間もあり登ることにした。 小富士山から見えていた急斜面を登った。振り返ると小富士山がきれいに見えた。ここから見るあんなきつい岩斜面を降りてきたので、みんなでびっくりしていた。山頂はアンテナ群が占領していて、二等三角点もフェンスの中で草に埋まっていた。帰路は車道を巻きながら下った。 麓まで下ると河合寸翁の仁寿校跡の説明板があり、井戸と土塀の一部が現存しているとの説明だったが、その場所は分からなかった。もう少し親切な説明が欲しいものだ。ほぼ往路を歩いて白浜の宮駅に戻った。ここで一次解散をして甲子園の鳴尾浜温泉へといった。 一次解散に至った訳は、新型インフルエンザが流行しはじめ感染を抑えてのことだった。電車内や人ごみではマスクを付けた人が多数を占め、街は気のせいか閑散としていた。 温泉には結果的に3名で行った。通常平日では300人ほどの客で賑わっているという温泉も数えるほどの客であったため、ほとんど貸し切り状態、ゆっくり温泉に入って寛いだ。早く新型インフルエンザも収束して賑やかに活気溢れるよう祈った。 |
||
白浜の宮駅を出発 |
仁寿山学問所跡の標識 |
|
麻生山 麻生八幡神社門前より |
麻生八幡神社 |
|
麻生八幡神社 絵馬のかかった拝殿 |
ヤマボウシ |
|
神社横の池に映る麻生山 |
麻生山をバックに記念写真 |
|
麻生山 神社横より |
麻生山 登山口より(民家の左が登山口) |
|
岩稜の登りが始まる |
ツツジが歓迎 |
|
??? |
だんだん急登に |
|
鎖が下がる行場の垂直岩 |
行場をあがると湧き水に金魚が! |
|
ネジリグサ |
行場から山頂まで岩稜の登りになる |
|
高御位山方面の展望 行場岩より |
||
華厳寺 |
華厳寺の石仏と麻生山山頂 |
|
白浜の宮方向から仁寿山への大パノラマ 麻生山山頂より |
||
仁寿山 麻生山山頂より |
姫路城が見えるよ 麻生山山頂にて |
|
麻生山山頂より北西方向を望む |
||
白浜の宮方向のパノラマ(中央池右が麻生八幡神社) 麻生山山頂より |
||
麻生山 山頂にて |
麻生山 山頂 |
|
麻生山 山頂から眺める高御位山 |
麻生山 山頂の華厳寺 |
|
仁寿山 |
麻生山西のピークから岩稜を急降下 |
|
麻生山 仁寿山登りより |
仁寿山 山頂 |
|
仁寿山 二等三角点(草の中) |
サンキライ |
|
スイカズラ |
河合寸翁と仁寿山校の説明板 |
|
コース 阪神梅田(8:39)=[姫路行き直通特急]=大塩(10:04/10:06)=[普通]= 白浜の宮(10:13/10:20)〜麻生八幡神社(10:54/11:05)〜登山口(11:13)〜 行場(11:26)〜小富士山(11:43/昼食/12:20)〜仁寿山分岐(12:49)〜 仁寿山(13:09/13:15)〜仁寿山校跡(13:34)〜白浜の宮(14:15/14:17)=[山陽・阪神]= 甲子園(15:40/15:45)=[シャトルバス]=鳴尾浜温泉=[シャトルバス]=甲子園=梅田 天 候 曇り 参加者 9名 実施日 2009.05.21 |