|
||
三角点探訪 日本百名山 | ||
Vol.3 | ||
蔵 王 山 標高1841m 蔵王駅=地蔵尊駅〜地蔵山〜蔵王山・熊野岳〜お釜〜苅田岳 |
||
第4日目7月21日、今日は最終日で蔵王山のお釜が最大のお目当てだ。ホテルの出発が8時とあって少し早くおきてホテル裏の池を散策した。鴨の谷地沼で周囲1周1.5kmの遊歩道がついている。時季は終わっていたがミズバショウの群生地もあった。秋にはすばらしい紅葉が見れるようだ。 ホテル季の里を8時15分出発、すぐにロープウエイ乗場に到着。ロープウエイとゴンドラで地蔵山頂駅にあっという間に到着。標高は、蔵王山麓駅855m、樹氷高原駅1331mそして地蔵山頂駅は、1661mだ。 山頂駅を降りると、開運の鐘があり、先の方にお地蔵さんの赤い頭巾が確認できる。先に進むと蔵王国定公園の案内板があり、その先に蔵王地蔵尊がお祀りしてあった。蔵王地蔵尊保存会によると、1775年諸願成就災難避けとして37年の歳月をかけて建立された。高さ2.34mで安山岩でできている。 お地蔵さんに安全を祈願して地蔵山に登る。15分弱で地蔵山山頂に到着、標高は1736m、今日は残念ながらガスで全く眺望はない。 地蔵山から尾根筋を下ると鞍部に着く、ワサ小屋跡、ここで小休止にした。蔵王山・熊野岳はこの上にあるが依然ガスで見えない。山頂まで約25分、一登りだ。 蔵王山の山頂、熊野岳は標高1841mで二等三角点になっている。山頂は広くガスがもっと濃くなれば方向が分からなくなりそうな雰囲気だ。熊野岳の山頂にはお社があって熊野神社、蔵王山神社と表記が分かれているが、現在は蔵王山神社と呼びその前身が熊野神社のようだ。蔵王山という名の山はなく熊野岳を中心とする修験山域の総称。いずれにしても吉野大峰山、熊野に大いに関係しているようだ。 山頂を後にコマクサやオノエランなどお花を楽しみながら尾根を下ると、馬ノ背に出る。馬ノ背を歩き始めるとお釜が見えてくるはずだが全くガスが切れる気配がない。残念だがガスの中を黙々と歩いた。やがて舗装道路、鳥居がかすかに見えてきた。 苅田岳(かっただけ)に到着だ。苅田岳は標高1758mで三等三角点になっている。苅田嶺神社がお祀りしてあり、役小角が吉野金峯山寺から金剛蔵王大権現を勧進して祀ったのが由来らしい。 三角点を探したが中々見つからず社務所で聞いて神社の左に確認した。また山頂広場には「蔵王山メートル指導標」が建っていた。平成元年度 東北 北海道 計量大会記念事業となっていたが立派な石碑で意味が理解できなかった。 苅田岳を下山、と入っても数十メートル下ると、駐車場だ。県営蔵王レストハウスがある。回送して来たバスに乗り、昨日のホテルへ戻る。 ホテル季の里に戻り、温泉につかって疲れを癒やす。入浴後は昼食をいただく。季の里の料理は素晴らしく美味であった。昨夜の夕食そして今の昼食と絶品だ。紅葉の頃やスキーの頃にもう一度訪れてみたいホテルだ。 |
||
鴨の谷地沼 |
アジサイ |
|
蔵王ロープウェイ |
蔵王国定公園案内を通過 |
|
蔵王地蔵尊 |
登山コース説明を聞く |
|
蔵王地蔵尊 |
蔵王地蔵尊にて |
|
ハクサンチドリ |
||
地蔵山(標高1703m)山頂 |
地蔵山山頂にて |
|
地蔵山を降り熊野岳へ |
熊野岳(ガスの中)へ |
|
熊野岳への登り |
蔵王山 熊野岳山頂だ |
|
蔵王山 熊野岳山頂にて |
熊野岳 二等三角点 |
|
熊野岳山頂 蔵王山神社 |
お釜・苅田岳へ向かう |
|
オノエラン |
コマクサ |
|
お釜の上辺りを通過 |
||
苅田岳山頂 |
苅田岳 山頂にて |
|
苅田嶺神社 |
苅田岳 三等三角点 |
|
季の里で温泉食事に満足し、仙台空港へと帰途に着いた。今回は初日暴風雨で鳥海山は退却、2日目は月山でお花畑を満喫、そして今日はガスでお釜は見れなかったが、リベンジのチャンスを残して楽しい旅ができた。楽しい山旅を案内していただいたリーダーさんに感謝申し上げます。ありがとうございました。 | ||
仙台空港にて |
仙台空港にて |
|
雲 機上にて(18:40) |
雲 機上にて(18:40) |
|
第1・2日目 鳥海山に戻る | ||
第3日目 月山に戻る | ||
コース |