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友歩会 青春例会 | ||
清 滝 山 標高439m 柏原駅〜清滝神社〜清滝山〜清滝〜柏原駅 |
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8月29日、友歩会の定例会で湖北の山の南端、清滝山に登った。最寄り駅は柏原(かしわばら)で、旧中仙道の宿場町だ。山の麓には徳源院があり、近江源氏の佐々木京極家の菩提寺、宝篋印塔(ほうきょういんとう)が18基も並んでいるそうだ。 柏原駅から西に進み、恵比寿神社の前を通り、川沿いに歩く。前方に柏原中学校が見えその向こうにゆるやかな尾根の山が見える。山頂にはアンテナがあり、この山が目的の清滝山だ。柏原中学に近接しておわんを伏せたようなきれいな山、標高285mがある。丸山という山だ。 桜並木を行くと清滝神社に着く。登山口は神社の左側側から登山道がある。登山口に看板がかかっていて、大松明のある8月14日、15日は毎年女性の入山、登山が禁止となると書いてあった。清滝山は別名、松明山(たいまつやま)とも言うそうだ。清滝の大松明は、日本最大級の動く松明。700年前京極家の菩提を弔う火祭りが起源だそうだ。機会があれば一度出かけたいものだ。 登山口から急登が続き、低山ながら暑さのためかかなり厳しい。途中で1回休憩をとり尾根に出る。尾根に出ると樹木が切り開かれたところがあり、清滝や柏原の集落が一望できる。正面に向山標高256mの円錐状の山がありそれを巻くようにJR東海道線が走っている。列車の音を響かせて電車が走っていく。ちょうど貨物列車が通りかかり、この小さな山を4分の1周ぐらい巻いて走っていた。まるでジオラマのようだ。 ゆるやかな尾根を15分ほど歩くと山頂に着く。清滝山は標高439mで、三等三角点があり、NHKの中継放送所がある。広い山頂の高くなったところに杉の木が10本ほど茂っていてお地蔵さんがお祀りしてある。その前に火床があり、「火点場(ひとぼしば)」山頂から展望は素晴らしく、伊吹山が美しい。清滝、柏原の集落と鈴鹿の山々が箱庭のようだ。 午後は尾根伝いに前進しながら下った。しばらく下ると標高400mに「しめの尾」、さらに下ると標高325mに「山の神」の標識があった。「しめの尾」とは、標(しめ)をはって出入りを禁じている境内などの端、境界を指しているのではなかろうか。考えるにここに「しめなわ」張った場所と思われる。「山の神」は山を支配する神さんを言うのだろう。ちなみに世間では、口やかましくなった妻を言うようだが。 墓地の手前の分岐を右に折れて、霊泉寺から清滝集落を抜けて柏原駅にもどった。先達のリーダーが本日案内してくれたので、期待していた徳源院の京極家の宝篋印塔はいつの間にか通過してしまって見ることができなかったのは、少し残念だった。ちょうど電車が来たので、オプションの関ヶ原散策に出かけた。 |
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JR柏原駅 |
民家と恵比寿神社の前を行く |
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清滝山(中央)・丸山(左) |
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清滝山 |
清滝神社 |
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清滝神社の左が登山口 |
女人禁制 清滝松明保存会 |
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いきなり急登 |
尾根道に出る |
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尾根道からの展望 貨物列車が山を4分の1周 |
清滝山 山頂 |
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清滝山 山頂 |
清滝山 山頂 |
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清滝山 三角点 |
清滝山 一等三角点(標高438.9m) |
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伊吹山 山頂にて |
清滝山 山頂にて |
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清滝山山頂からのパノラマ |
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しめの尾(標高340m?) |
山の神(標高325m) |
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清滝山 清滝の集落 |
清滝山 清滝より |
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JR関ヶ原に到着し、関ヶ原の観光に出かけた。時間にあまりがなかったので端追っ手散策した。 駅前の観光案内所で、分かりづらいマップを貰って出発。まず、関ヶ原町歴史民族資料館へ行って、代替の感じを掴む。関ヶ原古戦場決戦地から笹尾山の石田三成陣跡に登った。関ヶ原をここから展望して、往時の歴史を考えた。今年のNHK大河ドラマ、天地人と合わせて楽しむことができた。 石田三成陣跡で見た幟(のぼり)についてだが、なんと読むのか興味があったが調べてみると次のようだった。幟の文字は「大一大万大吉」と読むそうだ。石田三成の旗印で、「一人が全員のために、全員が一人のために働けば、良い世の中がやってくる」という意味だそうだ。石田三成の人柄が感じ取れるようだ。 徳川家康最後の陣跡に戻り、関ヶ原駅へ。幸い今日はうす曇で熱中症の心配もなく多くの参加者が楽しんでいただいたと思う。 |
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JR関ヶ原駅 |
関ヶ原町 歓迎タワー |
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関ヶ原町歴史民族資料館 |
道標(みちしるべ・どうひょう)の展示 |
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笹尾山(中央幟が陣跡) |
笹尾山 石田三成陣跡 |
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笹尾山 石田三成陣跡 矢来 |
笹尾山 石田三成陣跡 |
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笹尾山 石田三成陣跡から歴史を考える |
笹尾山 石田三成陣跡にて |
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笹尾山 石田三成陣跡よりの展望 幟:「大一大万大吉」 |
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関ヶ原古戦場 決戦地 |
徳川家康最後の陣跡 |
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コース |