岩雄山 山頂
MRC 大阪50山 和泉の山 
岩 雄 山 標高575m
父鬼〜P308〜[明神谷]〜岩雄山〜石標〜[フキノ谷]〜父鬼
 
 10月31日、MRCで岩雄山に行った。岩雄山は大阪50山、和泉の山で標高575mで和泉市の父鬼川と岸和田市の牛滝川に挟まれた小さな山だ。南の紀泉高原の大石ノ峰標高860mから北へ連なる尾根で、P741、P689そして一番低い岩雄山へと続いている。

 南海泉大津駅に集合して南海バスで父鬼に向かった。泉北鉄道泉中央駅からバスに乗ってもいいのだが最悪満員の立ちんぼを考えて和泉中央始発に乗った。父鬼バス停は八坂神社、公民館や消防車庫、観音寺などの前の広場だ。

 国道480号線を鍋谷峠方向へ約30分歩くと急カーブに明神谷橋があり、P308だ。橋を渡るとチエンがあり谷上を見ると、いばらの向うにかすかに山道らしきものが確認できる。いばらを数メートル掻き分けると道に出た。ここから明神谷右岸を谷に沿って少し急な登りを行く。そこそこ踏まれた道ではあるが余り通っていないようだ。歩いた形跡もあるがどうも猪の踏み跡のようだ。しばらくして左岸に渡り、左岸を登って行くと腐りかけた丸木橋に出る。丸木橋の下を巻いて上を見ると道が見えなくなっている。

 地図ではジグザグ道になっているが、いばらと草で道が見えない状態になっている。いばらと雑草と蜘蛛の巣をかき分けながらジグザグ道を登った。登り切ると尾根沿いのしっかりした道がある。左の登れば大石ノ峰で、今日の岩雄山は尾根の中で一番低い山なので右に折れ下る。少し下ると朽ち果てた小屋のようなところに出る。2004年に最初登ったときは全山杉桧の樹林だったが、牛滝側が伐採され展望がよくなって、牛滝の街道まで見渡すことができる。

 行く手に岩雄山の山頂が見えるが道はない。道らしきところをいばらと格闘しながら登る。樹林の頃はこんなに多くのいばらはなかったが陽射しがよくなってどんどん成長していったようだ。

 いばらと格闘の末岩雄山山頂で遅い昼食にした。バスの便がないのでこんな計画になってしまった。当初大石ノ峰から和泉葛城山へ登り、いよやかの里で温泉と考えていたが、行き帰りのバス便で制約がかかりこんな計画になってしまった。

 下山は尾根筋の沿って尾根を外れないよう踏み跡らしきところを東に巻きながら下る。徐々に北方向に方向転換する尾根を見つけるのに少し時間をとられるがなんとかクリヤーした。どんどん下ると鞍部に出た。父鬼区有の石標が建っていた。ここで小休止にした。

 ここから登り返して410mほどのピークを越える。二差路になっていて左下への道と直進の道が確認できた。ここから左をとるべきだったのだが直進を選んでしまった。標高差50mほど下ると急斜面の尾根になってきた。そして急勾配は50mほど続き、緩斜面になったところで行き止まりになった。ここから斜めに斜面を横切る道がありやっと林道に出ることができた。ホット一息ついて林道をしばらく下るとフキノ谷への分岐についた。東側の尾根まで登ると下りは竹薮になっていた。竹薮の向こうに民家が見え蕗の谷橋を渡って民家を抜けると、父鬼バス停に無事戻った。

 八坂神社に無事を報告して帰途についた。今日は登山道が整備されていないため、地図とコンパスを頼りにいばらの道なき道を藪漕ぎし、汗しながら格闘した一日だった。皆さんお疲れ様でした。

八坂神社・父鬼バス亭

明神谷へいばらをくぐって入る

明神谷を登る

古い丸木橋

いばらのジグザグを登る

朽ちた小屋から山頂へいばらが続く

岩雄山 山頂

岩雄山 山頂にて

父鬼区有標石

急斜面を下る

急斜面をトラバースして林道に出る

蕗の谷橋に下山

バス停手前の民家の間に出てきた

八坂神社に参拝
 
コース 
  南海・和泉大津(9:20/9:40)=[南海バス]=父鬼BS(10:50/11:08)〜P308(11:43)
  〜[明神谷]〜岩雄山(12:39/昼食/13:20)〜父鬼区有標石(13:55)〜[フキノ谷]〜
  父鬼BS(15:05/16:01)=[南海バス]=和泉中央(16:36/16:47)=[泉北鉄道・南海]=
  難波(17:21)

天 候  晴れ 
参加者 15名
実施日 2009.10.31