黒鳥山公園にて
朝日・五私鉄リレーウオーク D
  南 海
いずみの国の伝説と弥生遺跡を訪ねて
 
 11月1日、朝日・五私鉄リレーウオーク第5回目最終回は南海担当で行われた。泉大津市役所横の東雲公園を8時30分スタートした。

 歩き始めて20分で泉穴師神社に到着。拝殿の前に鳥居が二基建っている。御祭神が天忍穗耳尊(あめのおしほみみのみこと)、栲幡千々姫命(たくはだちちひめのみこと)の夫婦神だそうだ。

 続いて30分で泉井上神社に到着。泉井上神社は、「和泉」の地名の発祥になったと伝えられている「和泉清水」をお祀りしてある。

 熊野街道(小栗街道)を通って、一段高い黒鳥山公園へ着いた。イチョウや桜の紅葉が始まろうとしている。少し早いが昼食場所がここ以外にないらしいので昼食にした。一段高いところに「
天皇駐蹕碑」が建っていた。明治天皇がここに立ち軍の演習を指揮したのだろうか。

 昼食後は、信太山青少年野外活動センター横、陸上自衛隊信太山駐屯地横を通り、JR信太山駅の地下道をくぐって、葛葉稲荷神社に着いた。ちょうど自衛隊横を通過する頃から雨が降り始めた。天気予報がしっかり当たり雨の中の行動が続いた。

 葛葉稲荷神社は、「葛の葉物語」の舞台となった場所で、安倍清明の母、白狐が住んでいたという。正体を見られた葛の葉が、障子に書き残したと言われる歌、「恋しくば尋ねきて見よ和泉なる 信太の森のうらみ葛の葉」が歌碑になっている。

 池上曽根遺跡公園に到着、弥生時代中期の環濠集落遺跡だ。復元された建物に入ってみたが、真っ暗で何も見えなく、見学の意味もなかったのが残念だ。

 府立弥生文化博物館に入って弥生文化の展示を見た。併設していた大阪の宝物も見せていただいた。弥生時代の出土品や大阪城の金箔瓦などが見れて良かった。府立や市立の博物館や展示館など行く機会がなく、またそのような施設も知らないで今回のような催しは大変嬉しい。

 雨が降りしきる中、東雲公園にゴールイン。五私鉄制覇賞のクーラーボックスをいただいて本年の朝日・五私鉄リレーウオークは終了した。南海電鉄さんのウオークの取り組みは素晴らしいものがあった。またボランティアガイドの方も所々におられ良かったと思うし、行事や博物館の見学もあり素晴らしい締めのウオークをありがとうございました。スタッフの皆さんお疲れ様でした。


東雲公園をスタート

鳥居が二基ある泉穴師神社

泉井上神社

熊野街道(小栗街道)

黒鳥山公園にて

黒鳥山公園

黒鳥山公園にて

紅葉

葛葉稲荷神社
 

「恋しくば尋ねきて見よ和泉なる 信太の森のうらみ葛の葉」
葛の葉が、障子に書き残したと言われる歌

池上曽根遺跡公園

東雲公園 ゴール
 
コース  
  南海・泉大津駅〜東雲公園【受付】(9:30)〜泉穴師(いずみあなし)神社(9:50)〜
  泉井上神社(10:20)〜[熊野街道(小栗街道)]〜黒鳥山公園(10:50/昼食/11:30)〜
  葛葉稲荷神社(12:30)〜池上曽根史跡公園(13:00)〜府立弥生文化博物館(13:20/13:38)
  〜東雲公園【ゴール】(14:20)〜南海・泉大津駅  約14km

天 候  晴れのち雨 
参加者 9名 ウオーク参加者 推定3000名
実施日 2009.11.01