竹田城址
友歩会 青春例会 干支の山 
虎臥山[竹田城址] 標高354m
 
 1月16日、大阪は晴れの暖かい始まりだった。新快速で姫路へ、姫路から播但線で寺前、竹田へと向かった。陽だまりを感じる天気は寺前辺りまでで、小雪がちらつきはじめやがて雪景色に代わっていった。中国山地の瀬戸内側と日本海側では極端に差があるように感じた。18切符で大阪を出発して3時間で目的地の竹田駅に到着した。

 竹田駅で観光案内所にお世話になり、情報を仕入れた。頂上で昼食をしようと計画していたが、みぞれ交じりの小雪がちらついていたので、案内所のベンチで昼食をとらせていただいた。12時過ぎ虎臥山、竹田城址へと登り始めた。

 登山口は駅舎の反対側にあり、駅を出て左へ進み、ポストの先の疎水の流れる線路下をくぐって反対側に出た。少し急な舗装道路を登ると、登山道になり、砂防堰堤を過ぎると、昔のなごりが伝わってくる石段道になる。30分弱で車の通れる道の終点に出る。駐車場は少し下の方にあるのだが、規制がないのだろう終点まで上がってきているようだ。

 竹田城址の石標があり、数分登ると大手門跡に着く。石垣もしっかりしていて大手門があっても不思議ではなさそうだ。大手門を入ると天守台を始め多くの館の石垣が整然として非常時美しい。

 大手門の北側は北千畳で、大手門を通ると三の丸、二の丸と続き、本丸になり一段と高いところが天守だ。特に今日は積雪15cmほどの銀世界で実に素晴らしい。石垣は、安土城、姫路城と同じ近江穴太(あのう)衆の手による穴太積みだそうだ。天守台は、標高354mで三等三角点がおかれている。天守の北西は花屋敷、南に続く南二の丸、南千畳は別世界のようで、天守、本丸、二の丸、三の丸等々城郭があたかも建っているような錯覚を覚える眺めだ。

 竹田城は、室町時代中期の1400年代13年の歳月をかけて築城したとも伝えられている。平成18年には「日本名城100選」に選ばれた。

 この竹田城が晩秋には雲海の上に頭を出し、天空の城になるのだ。この素晴らしい景色を立雲峡から眺めたかったが、天候と時間の関係で残念した。ぜひとも晩秋に立雲峡から雲海に浮かぶ天空の城を眺めてみたいものだ。

 城内の散策が、素晴らしかったので時間を忘れてしまった感じでゆっくり満喫できた。姫路城や彦根城のように城郭がないので、参加者は各自この石垣の上におもいおもいの城を築いているようだった。雪の中時間も忘れかけていたが、やっとの思いで下山し帰途の着いた。

 時間に余裕があれば、立雲峡に登り、竹田城を眺めて下山後は、よふど温泉でくつろぐ予定だったが、18切符の旅では時間的に無理なので、雲海も考えると一泊して竹田城を楽しむのがベストのようだ。今日は別世界の旅ができてとても良かった。

竹田駅

竹田城近道 線路の下をかがんで通る

竹田城址登山口

竹田城址の案内板

古い石段を登る

大手門すぐ下の「竹田城址」石標

大手門

竹田城址

竹田城址より竹田市街を望む

竹田城址

竹田城址

竹田城址

竹田城址

竹田城址

竹田城址

竹田城址

竹田城址本丸天守の石柱と三角点

虎臥山 三等三角点

竹田城址天守にて

竹田城址

竹田城址にて

竹田城址

竹田城址

竹田城址

竹田城址

虎臥山と竹田駅

虎臥山 竹田駅より
  
 

コース
 京都(8:14)=[新快速]=高槻(8:27)=大阪(8:45)=姫路(9:47/9:58)=[播但線]=
 寺前(10:40/10:51)=竹田(11:30/昼食/12:05)〜虎臥城(12:36/13:44)〜竹田駅(14:08/14:31)
 =[播但線]=寺前(15:17/15:18)=姫路(15:59/16:12)=[新快速]=大阪(17:13) 

天 候  曇り時々小雪 
参加者 4名 
実施日 2010.01.16