千ヶ峰 R427より
関西百名山 三角点探訪 
千 ヶ 峰 標高1005m
 
 3月19日千ヶ峰に登った。梅田を8時20分バスで出発、社SA、滝野社ICから西脇市を経て多可町へ。市原集落から市原谷川沿いに進み、市原登山口駐車場に到着。登山準備をして林道を歩き始める。所々にミツマタの黄色い花が咲いていてきれいだ。よく知られる杉原紙は、この地で漉かれた和紙だそうだ。

 林道をしばらく登ると市原コース登山口がある。堰堤の右脇から取っ付く。谷に沿って杉林の中をぐんぐん登る。道は荒れていて余りよくないが踏み跡がしっかりしているので問題ない。最近市原峠を越える林道ができていて、峠近くまで車で行く人が多いようだ。

 登り切ると、その林道に出てしまって少し興ざめ、伐採された旧道を登るとまた林道に出る。この辺りに駐車場ができている。しばらく爪先上がりの林道を喘ぎながら登ると、二本杉に着く。大きな二本杉がありその間に石室の祠がある。祠の横の斜面を直登すると、やがてジグザグ道になり樹林帯も雑木林になり明るくなってくる。登り切ると市原峠で、当然立派な林道が開通している。

 少し尾根を上がると眺望もよくなり、神河町新田への分岐があり、ここで昼食にした。眼下には市原などの集落が山間に広がっている。昼食後は千ヶ峰山頂に向かって尾根道を快適に歩く。


千ヶ峰 市原登山口P

杉林の林道を行く

ミツマタ
市原コース登山口を入ると堰堤だ

市原谷を登る

杉林の林道を登る

林道出合で休憩後山道に入る

林道に出てしばらくで二本杉だ

二本杉の石室

まもなく市原峠だ

市原峠

市原峠 神川町新田分岐で昼食

市原峠からの展望

市原峠からの展望 笹ヶ峰・市原集落
 尾根道を進むと前方に、千ヶ峰の山頂が見え隠れしてくる。快適な足取りで周りの景色も楽しみながら登る。

 千ヶ峰山頂に到着、標高は1005mで二等三角点になっている。山頂は広く三角点横には、大きな南妙法蓮経碑が建っている。山頂からの展望は360度大パノラマだ。段ヶ峰や、氷ノ山、鉢伏山が遠くに残雪を輝かしている。笠形山へ続く縦走路もきれいに見えその先は雪彦山のようだ。振り返ると市原峠からの尾根筋もきれいだ。山頂でしばらくパノラマを楽しんだ。

 下山は、三谷登山口へ下った。山頂からしばらくはかなり急な下りだ。20分ほど下ると岩座神出合に着くが、ここは直進して下る。右折して下ると、岩座神(いさりがみ)に行ける。岩座神の棚田が有名で一度行って見たいところだ。石垣の棚田は鎌倉時代につくられたとか、西日本一美しく、日本の棚田百選になっている。

 美しい三谷渓谷を下ると、三谷大滝の雄滝に着く。その下に雌滝がある。迫力のある美しい滝だが滝の近くまで行けないのが残念だ。個人山行きだと素晴らしい滝を目の前に見ることができるのだが、ツアーだとコースに入っていなければ素通りしてしまうからだ。非常に残念だ。

 三谷登山口に下山した。登山口には「多可の天空を歩く」という立派な標識が建っていた。登山口の駐車場からバスに乗り帰阪した。

 楽しい山旅をお世話いただいたリーダーさんに感謝します。ありがとうございました。

千ヶ峰 縦走路より

千ヶ峰 縦走路より

千ヶ峰 縦走路より

千ヶ峰 まもなく山頂だ

千ヶ峰 山頂

千ヶ峰 山頂にて

千ヶ峰 山頂の南妙法蓮華経碑と三角点

千ヶ峰 二等三角点

残雪に耀く氷ノ山・鉢伏山 千ヶ峰より

遠く笠形山へ続く縦走路・雪彦山などのパノラマ 千ヶ峰より

千ヶ峰 山頂にて

千ヶ峰 山頂

遠く笠形山へ続く縦走路 千ヶ峰より

市原峠からの縦走路を振りかえる 千ヶ峰より

千ヶ峰より下山開始

岩座神出合

三谷渓谷を下る

三谷大滝 雄滝

三谷大滝 雌滝

三谷登山口 「多可の天空を歩く」
  
 

コース
  梅田(8:20)=[バス]=社SA=滝野社IC=西脇=多可町=市原登山口P(10:15/10:27)〜
  市原コース登山口(10:42)〜林道出合(11:18)〜二本杉・石室(11:30)〜
  市原峠(11:43/昼食/12:12)〜千ヶ峰(13:00/13:20)〜岩座神出合(13:42)〜[三谷渓谷]〜
  三谷大滝(14:14)〜三谷登山口P(14:30/14:42)=[バス]=滝野社IC=赤松SA(16:00)=
  梅田(18:15)

天 候  晴れ
参加者 20名 
実施日 2010.03.19 
ツアー  毎日新聞旅行