長老ヶ岳 山頂にて
友歩会 定例会 
長老ヶ岳 標高917m
 
 8月21日、友歩会8月定例会で長老ヶ岳に登った。京都7時59分発で出発、約1時間半、和知駅で下車した。

 和知駅からタクシーで上乙見の登山口まで行った。バスが無いのと、季節柄熱中症が心配されるので少しでも楽な行動を取った。上乙見バス停からさらに林道の鹿よけフェンスの扉を開けてタクシーでさらに上の、林道終点の登山口へ。約30分ほど林道歩きを楽にした。

 登山標識には、120分とあるが、看板の隅に68歳の男が90分で登ったと、自慢げに落書きしてあった。右の川にかかる丸木橋を渡り、深い森林を沢沿いに入っていく。沢を数回渡渉し、上流へと登って行く。沢沿いの道は苔と緑が美しい。沢沿いに30分ほど登ると、沢から離れて尾根への急登になりジグザグ道が続く。猛暑で汗が滴り落ちるが、頑張って登る。

 急登を登り切ると、やがて巻道のなり右へ右へと巻いて行く。アンテナへの尾根に着くと、山頂まで20分の標識がある。ここで最後の休憩をして、尾根を一気に登り切るとアンテナに到着する。鞍部には林道が来ていて、広くなっている。その先に一段と高くなったピークがあり、その急坂を登り切ると長老ヶ岳山頂に立つ。登りはじめて約110分、猛暑の中の登山だった。

上乙見林道終点までタクシーで

登山口

渡渉

上乙見川に沿って登る

渡渉

上乙見川に沿って登る

ここから尾根へジグザグ道 長老ヶ岳へ80分

急登から巻道へ

長老ヶ岳へ20分

アンテナへ最後の尾根を登る

アンテナ群の鞍部に出る

長老ヶ岳へ最後の登り
 山頂は秋の気配が感じられる。蜻蛉が群がって飛んでいる。360度の展望だが遠くは霞んでいてはっきり見えなかった。弥仙山や青葉山が12月には見えたのだが今回は残念ながら見えなかった。

 長老ヶ岳は、標高916.9mで一等三角点になっている。山頂には、長老ヶ岳の大きな標柱が建っている。また1988年の京都国体時、長老の火が、ここで採火されたという記念碑などが建っている。一段したには東屋も建っている。アンテナも建てられ、京都府で7番目の高さの山としてそれなりの働きをしているようだ。そんな山頂で昼食にした。

長老ヶ岳 山頂

第43回国体 和知町採火火地の碑

長老ヶ岳 山頂の碑

長老ヶ岳 一等三角点(標高916.9m)
 約1時間山頂でゆっくりして下山にかかった。下山は、森林ふれあいロードを約2km下ると、東屋があり長老山森林公園の案内板が出てくる。案内板のガイドに従って、尾根道を下る。歩きやすい道、階段道、ガラ場道とさまざまだが、途中に東屋もあり、熱中症を考慮しながら休み休み下る。下るにしたがって熱気も強くなってくる。

 森林公園の管理棟まで下るが誰もいないし、駐車場も空だ。夏休みというのに閑散とした施設はやはり、親方日の丸の役人が考えた施設なんだろう。仏主まで下ると携帯電話が使えないと、朝の運転手に聞いていたので、ここからタクシーを予約した。朝の歩行短縮で、バスの時刻まで1時間以上早く着ける見通しが出たためだ。

 大きく蛇行した自動車道を歩き、仏主へ下山。林道出合から七色の木を見に権現谷を150m登った。七色の木は、カツラの木から6種類の木が育って一体的になったものだ。スギ、ケヤキ、モミジ、カヤ、カエデ、フジがカツラの木に宿っている。

 林道出合に戻ると予定通り、タクシーが来ていた。朝と同じ運転手さんだ。和知駅に戻り、駅の喫茶店でビールで乾杯した。今年は熱中症で、1万人以上が救急車で運ばれ、300人以上が亡くなっている。そんな猛暑の中の登山だったが、無事下山できて良かったと思う。タクシー利用で少し楽な行動をとったが結果的には良かったと思う。暑い中お疲れ様でした。

長老ヶ岳 森林ふれあいロードを下山

途中の東屋

長老山森林公園の案内板

森林公園管理棟近く

七色の木と権現谷の案内板

七色の木

七色の木
  
 

コース
  大阪(6:56)=[快速]=京都(7:31/7:59)=[福知山行き]=和知(9:26/9:35)=[タクシー]=
  上乙見BS=林道終点(9:53/10:03)〜山頂へ80分地点(10:30)〜山頂へ20分地点(11:30)
  〜アンテナ・分岐(11:39)〜長老ヶ岳(11:47/昼食/12:40)〜分岐〜[森林ふれあいロード]〜
  東屋(13:19)〜管理棟(14:05)〜林道出合(14:32)〜七色の木(14:36)〜林道出合(14:45)
  =[タクシー]=仏主BS和知駅(15:10/15:33)=[京都行き]=京都(16:52)

天 候  晴れ 
参加者 4名
実施日 2010.08.21