伊丹町道路元標
いたみちょうどうろげんぴょう
道路元標探訪
伊丹町道路元標 小西酒造北東角  撮影 2004.07.14 伊丹町道路元標  撮影 2004.07.14
   
明治12年(1879) 伊丹町
昭和15年(1940) 伊丹市
 伊丹町・稲野村が合併

伊丹町道路元標
(川辺郡伊丹町)
所在:兵庫県伊丹市中央3−5
小西酒造北東角
北緯34度47分0秒,東経135度25分2秒
   
 伊丹町道路元標解説  
                    伊丹町道路元標
                    所在地 伊丹市中央3丁目5番8号

 「伊丹町道路元標」と刻まれた右の石柱は、この場所が「兵庫県川辺郡伊丹町」の中心であることを示した標識です。このあたり一帯は、古くから「本町」という地名でした。
 この標識のすぐ南側(現在の小西酒造株式会社の敷地内)、明治12年(1879年)、川辺郡の郡役所が設置されました。当時、「伊丹町」は、川辺郡(猪名川町・川西市・伊丹市の全域と宝塚市・尼崎市の東部)の”首都”だったのです。
 なお、この産業道路(旧呼称「本町通り」)の付近一帯は江戸時代、日本一の”酒づくりの町”として栄えました。そのころ、この四つ辻は、高札が揚げられる札場でした。ここは、旧伊丹郷町の中心地でもあったわけです。

                  平成11年1月     小西酒造株式会社