鳥森山より望む赤石岳(左)と聖岳(右)
南アルプス 悪沢岳・赤石岳縦走
第1日 入山 鳥森山散策
 
2002年夏、南アルプスの旅に出かけた。
今年のメインは、深田久弥日本百名山・悪沢岳と赤石岳の2山に登頂することだ。
メンバーは9名で、半数は3000m級の山は初めてということで少し心配しながらの登山だった。
8月10日、新大阪駅7時33分のひかり208号で出発。
静岡駅に9時26分到着。お弁当を買って静鉄タクシーで畑薙第一ダムに向かう。
当初静岡鉄道バスで行く予定であったが、台風や集中豪雨で路肩が崩壊したりして、
通行止めになっていた。幸い8月5日から全線開通はしたが、参加者が9名になったので、
予約していた9人乗りのタクシーで出発した。県道189号線は細く曲がりくねった道で、
途中からゲロゲロの旅になった人もいた。
約2時間で畑薙第一ダム手前の東海フォレストバス乗り場に到着した。
送迎バスが満車になったので、1時間ほど待って椹島に向かう。
道路はバラス道で、パンクしそうな道をバスが分解しそうな雰囲気で走る。
約1時間で椹島に到着。宿泊受付をして小休止にする。
椹島は、南アルプスの登山基地のひとつになっている。標高は1100mぐらいだ。
タクシーで来たため、当初予定より約2時間半早くついた。
ウオーミングアップも兼ねて、鳥森山に登ることにした。
鳥森山は標高1571mで約1時間で登ることができる。
道は鳥森山遊歩道としてよく整備されている。頂上からは、赤石岳・聖岳が展望できる。
あそこまで登れるか心配になった人もいたようだ。にわか画伯は、スケッチに余念がない。
椹島ロッジに戻り、明日の鋭気を養うことにし夕食後就寝した。
夜中に起きて空を見ると、すばらしい光景になっていた。星が空いっぱいに散りばめられていた。
明日もいい天気のようだ。また眠りに着く。

鳥森山登山口

鳥森山山頂にて

スケッチに余念がないにわか画伯たち(鳥森山山頂にて)

椹島ロッジ
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コース
1日目(8月10日) 
新大阪(7:33)=<新幹線H208号>=静岡(9:26/9:45)=<静鉄タクシー>
=畑薙第一ダム(12:10/12:55)=<東海フォレスト送迎バス>=
椹島(13:20/宿泊受付/14:25)〜鳥森山(15:30/15:50)〜椹島ロッジ(16:30) (泊)

2日目(8月11日)  
椹島ロッジ(5:45)〜滝見橋(5:55)〜吊橋(6:03)〜清水平(9:34)〜蕨段(10:40)〜
見晴台(10:55)〜(11:10/昼食/11:45)〜千枚小屋(13:35) (泊)
3日目(8月12日)  
千枚小屋(6:30)〜千枚岳(7:20/7:43)〜丸山(8:50/9:15)〜
東岳[悪沢岳](9:50/10:15)〜鞍部(12:40)〜中岳避難小屋(11:40/昼食/12:11)〜
中岳(12:16)〜前岳分岐(12:24)〜前岳(12:30)〜前岳分岐(12:39/12:46)〜
荒川小屋(14:16) (泊)
4日目(8月13日)  
荒川小屋(6:05)〜大聖寺平(6:50)〜小赤石岳の肩(7:44)〜小赤石岳(8:09)〜
赤石岳分岐(8:32)〜赤石岳(8:39/9:20)〜赤石岳分岐(9:35)〜水場(10:27)
〜富士見平(11:32/昼食/12:05)〜赤石小屋(12:25/12:48)〜樺段
〜椹島赤石登山口(16:36)〜椹島ロッジ(16:50) (泊)
5日目(8月14日)
椹島ロッジ(7:45)=<東海フォレスト送迎バス>=畑薙第1ダム(8:45/9:50)
=<静岡鉄道バス>=大井川鉄道井川駅(10:55/12:25)=<大井川鉄道>=
奥泉駅(13:45/13:45)=<大井川鉄道バス>=寸又峡温泉(14:15)   翠紅苑(泊)
6日目(8月15日)
翠紅苑(8:45)〜(寸又峡散策)〜翠紅苑(10:45/入浴)
寸又峡温泉(12:25)=<バス>=千頭駅(13:05/昼食)
千頭駅(15:30)=<大井川鉄道SL>=金谷駅(16:49/16:58)=<JR普通>
=静岡駅(17:30/17:51)=<ひかり165号>=京都駅(19:30)=新大阪駅(19:46)

天 候  8/10晴れ 8/11晴れ 8/12晴れ 8/13晴れ 8/14晴れ 8/15晴れ

参加者 9名  
実施日 2002.8.10〜8.15
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