椹島ロッジを出発 千枚小屋にて
南アルプス 悪沢岳・赤石岳縦走
第2日 椹島〜清水平〜蕨段〜見晴台〜千枚小屋
 
8月11日今日からいよいよ入山だ。朝食を5時前に頂き、椹島ロッジを5時45分出発。
椹島ロッジを出てしばらく歩くと、滝見橋に着く。橋を渡らずに左に入ると滝に出る。
ほどなく吊橋を渡る。ここから本格的に山道になり急斜面になる。
登山道は、シラビソの樹林で覆われていて、標高1586mの小石下までは、かなり急な登りが続く。
ここから尾根道になり比較的楽な登りになる。水場のある清水平(標高1850m位)への登りは少しきつい。
清水平には、清水が湧き出しておりとても冷たくおいしい水だ。ここまで3時間45分ぐらいかかった。
清水平でしばらく休憩して疲れを癒す。少し上がるとゆるい斜面になり、蕨段になる。
蕨段を通過し、見晴台に向かう。ここで昼食を考えていたが、結果的に見過ごしてしまった。
見晴台は、崩壊しそうな道の横にあったとのことだった。赤石岳の展望がよかったので間違いない。
話によると林道との間に、見晴らしのいいところがあったそうだ。
2人連れの登山者の1人がそこで1時間も待っていたとのことだった。やはり分かりにくかったためだ。
昼食は30分ほど先の2200m地点になってしまった。
見晴らしのいいところで食事したかったし、赤石岳・悪沢岳を見たかったが少し残念だった。
千枚小屋に近づいてくるに従い、高山植物のお花畑が目につきはじめた。
駒鳥池を通過してお花畑を見ながら登る。きれいなお花で疲れも少し癒される。


悪沢岳が見える(椹島から1時間後尾根道にて)

サルオガセ(椹島から1時間後尾根道にて)

赤石岳方面(見晴台にて)
13時35分、千枚小屋に到着。千枚小屋の周囲はお花畑ですばらしい小屋だ。
小屋のテラスから正面に富士山が見えるはず、しかし雲がかかってなかなか見えそうで見えない。
結果的には夕暮れになってから見え始めた。
夜半からの夜空はすばらしい。天の川をはじめ満点の星空だ。大阪では見られない星空に感激だ。
流れ星もずいぶんたくさん見られた。明日もまたまたいい天気のようだ。

千枚小屋にて富士山の現れるのを待つ

雲の切れ間に見える富士山

千枚小屋

お花畑でスケッチ

シラビソ

トリカブト
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コース
1日目(8月10日) 
新大阪(7:33)=<新幹線H208号>=静岡(9:26/9:45)=<静鉄タクシー>
=畑薙第一ダム(12:10/12:55)=<東海フォレスト送迎バス>=
椹島(13:20/宿泊受付/14:25)〜鳥森山(15:30/15:50)〜椹島ロッジ(16:30) (泊)

2日目(8月11日)  
椹島ロッジ(5:45)〜滝見橋(5:55)〜吊橋(6:03)〜清水平(9:34)〜蕨段(10:40)〜
見晴台(10:55)〜(11:10/昼食/11:45)〜千枚小屋(13:35) (泊)

3日目(8月12日)  
千枚小屋(6:30)〜千枚岳(7:20/7:43)〜丸山(8:50/9:15)〜
東岳[悪沢岳](9:50/10:15)〜鞍部(12:40)〜中岳避難小屋(11:40/昼食/12:11)〜
中岳(12:16)〜前岳分岐(12:24)〜前岳(12:30)〜前岳分岐(12:39/12:46)〜
荒川小屋(14:16) (泊)
4日目(8月13日)  
荒川小屋(6:05)〜大聖寺平(6:50)〜小赤石岳の肩(7:44)〜小赤石岳(8:09)〜
赤石岳分岐(8:32)〜赤石岳(8:39/9:20)〜赤石岳分岐(9:35)〜水場(10:27)
〜富士見平(11:32/昼食/12:05)〜赤石小屋(12:25/12:48)〜樺段
〜椹島赤石登山口(16:36)〜椹島ロッジ(16:50) (泊)
5日目(8月14日)
椹島ロッジ(7:45)=<東海フォレスト送迎バス>=畑薙第1ダム(8:45/9:50)
=<静岡鉄道バス>=大井川鉄道井川駅(10:55/12:25)=<大井川鉄道>=
奥泉駅(13:45/13:45)
=<大井川鉄道バス>=寸又峡温泉(14:15)   翠紅苑(泊)
6日目(8月15日)
翠紅苑(8:45)〜(寸又峡散策)〜翠紅苑(10:45/入浴)
寸又峡温泉(12:25)=<バス>=千頭駅(13:05/昼食)
千頭駅(15:30)=<大井川鉄道SL>=金谷駅(16:49/16:58)=<JR普通>
=静岡駅(17:30/17:51)=<ひかり165号>=京都駅(19:30)=新大阪駅(19:46)

天 候  8/10晴れ 8/11晴れ 8/12晴れ 8/13晴れ 8/14晴れ 8/15晴れ
参加者 9名  
実施日 2002.8.10〜8.15
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