西穂高岳 ピラミッドピークにて
友歩会特別企画
西穂高岳縦走 西穂山荘〜独標〜西穂高岳 
西穂山荘〜独標〜西穂高岳〜間ノ岳〜天狗の頭〜ジャンダルム〜奥穂高岳〜穂高岳山荘
 
 9月4日、4時前に起床、今日は良い天気になりそうだ。4時45分、暗闇の中ヘッドランプを頼りに西穂高に向かう。丸山を過ぎるころから空が白み始める。穂高連峰の黎明だ。独標とピラミッドピークが目の前に現れてくる。我々よりもっと早く出発したパーティーが独標で感激している様子が見えてくる。振返ると焼岳が雲に包まれており、遠くに乗鞍岳が雲に浮かんでいる。さらに南アルプスの方向を眺めると南アルプスに並んで富士山がきれいに見える。奥穂高から前穂高にかけて太陽があがってくると、稜線がまぶしく光り始める。それぞれの山が太陽と雲とガスで演出され、すばらしい眺めを見せてくれる。
 やがて独標に到着。ここまでずっと存在を誇示していた笠ヶ岳は益々美しくなってくる。ここまでは春に来た経験があるがここから先は未知である。先を見るとかなり厳しい。細心の注意を払いながら先へ進む。
 数回のピークを過ぎると一番高いとがったピラミッドピークに着く。ここからの眺めは抜群だ。360度の大パノラマだ。夏に行った薬師岳方向は特にきれいに見える。
 西穂高岳の山頂に立つともっとすばらしい景色が待っていそうな気がする。約1時間アップダウンを繰り返すと西穂高岳に到着する。来た道を振返ると、岩場とガラ道でかなり厳しかったが、景色は緑がとてもきれいで箱庭のようだ。ここまでずいぶんたくさんのきれいなピークを越えてきた。西穂高岳の山頂に立つ。すばらしいの一言に尽きる。西穂高岳は標高2909mで三等三角点だ。三角点の名称は前穂高岳だそうだ。ちなみに、前穂高岳は名称が穂高岳で一等三角点、奥穂高岳が穂高岳で二等三角点なんどそうだ。山頂でゆっくりした後、さらに難所のある行程を行く。まだ全行程の3分の1しか来ていないのだ。
 
夜明けの焼岳・左後方は乗鞍岳(5:26)           独標(中央台形)とピラミッドピーク 
 
富士山・南アルプス遠望                   穂高の黎明(5:38)   
 
穂高の黎明                           焼岳・乗鞍岳(5:43) 

 
独標                               独標にて(6:05)

  
笠ヶ岳 独標にて                         ピラミッドピーク 独標にて
 
ピラミッドピーク(6:33)                     西穂高岳・奥穂高岳 ピラミッドピークにて 
 
独標・ピラミッドピーク 西穂高岳手前にて(6:56)     西穂高岳 西穂高岳手前にて(6:59) 
 
笠ヶ岳 西穂高岳手前にて(7:06)              通過してきたピーク 西穂高岳手前にて(7:12) 

 
薬師岳 西穂高岳山頂にて(7:28)              槍ヶ岳 西穂高岳山頂にて(7:28) 
 
間ノ岳・奥穂高岳 西穂高岳山頂にて(7:30)        槍ヶ岳・立山遠望 西穂高岳山頂にて(7:31)
 
西穂高岳山頂にて(7:32)                    西穂高岳山頂から振返る(7:34) 

第2日目つづき 西穂高岳〜穂高岳山荘へ
コース
9/4 
  西穂山荘(4:45)〜西穂独標(6:05)〜ピラミッドピーク(6:33)〜西穂高岳(7:20/7:55)〜
  間ノ岳(9:16)〜天狗岳(10:12)〜天狗のコル(10:46)〜コブの頭〜ジャンダルム(13:00/13:07)
  〜ロバの耳(13:37)〜馬の背〜奥穂高岳(14:47/15:10)〜穂高岳山荘(15:45)
   (穂高岳山荘泊)

天  候 晴れ 

参加者 2名
実施日 2003.9.3〜9.7 (9.4)