槍ヶ岳の黎明 |
友歩会特別企画 |
天狗原 ・ 槍ヶ岳 槍ヶ岳〜天狗原〜槍沢〜横尾〜明神〜上高地 |
10月5日、今日は天気がよさそうだ。槍ヶ岳は真っ黒だが遠くは赤く染め始めている。 大槍でご来光を拝む人たちがヘッドランプの明かりで列をなして登っている。浅間山方面が特に赤く染められシュリエットとともに美しい。右手に目をやれば富士山がくっきり見える。槍ヶ岳から見る黎明だ。真っ赤な太陽は大槍を赤く照らし、富士山を浮き上がらせている。ご来光はほんの一瞬のできごとだが余韻が残る。今度は青い空が山々を照らし岩肌が鮮明になり、夜半に降った雪が山を印象付けている。 今日は予定を変更して、昨日見逸れた天狗池の逆さ槍を追加した。早速、槍岳山荘を出発し下山を始める。雪は坊主岩屋の下の方まで積もっていて滑りそうになる。ジグザグの道を下り、天狗原分岐に出る。ここでリュックを置いて空荷で天狗池に向かう。途中からかなりの雪で足元が滑りやすくなっていて、注意しながら進む。戻ってきた人に聞くと池は氷がはっているとのことだ。心配になってきた。 天狗池に着くと半分ぐらいは氷がはっていた。氷の解けたところに槍ヶ岳が写るので場所は限られた。それでも待望の逆さ槍を見ることができ大変よかった。紅葉はやはり全くだめで枯れはじめていた。分岐の戻り槍沢を下る。槍沢ロッジに11時前に到着したのでここでゆっくり昼食にした。 午後は、横尾、徳沢を経て明神まで下る。今日の宿は明神館だ。前をいつも通過するが今回初めて宿泊した。後で聞いた話だが上高地の西糸屋山荘の方が安くて便利とのことだった。ともあれゆっくりすることができた。明神館の独占風景は二階からの明神岳の景色にある。外からではこの景色を見ることはできない。明神館の庭に明神岳を取り入れているような感じだ。 10月6日、明神館を発ち松本に向かう。松本に昼前に到着。 これから信濃大町を経て、第二ラウンド黒部下の廊下の旅に続くことになるのです。 |
第1日目 天狗原・槍ヶ岳 に戻る |
コース 10/5 槍ヶ岳(6:40)〜殺生ヒュッテ(7:00)〜坊主岩屋(7:21)〜天狗原分岐(7:55)〜 天狗池(8:20/8:40)〜天狗原分岐(9:05)〜大曲(9:45)〜ババ平(10:10/10:20)〜 槍沢ロッジ(10:43/昼食/11:45)〜二ノ俣谷出合(12:06)〜一ノ俣谷出合(12:12)〜 槍見河原(12:21/12:30)〜横尾(13:01/13:15)〜新村橋(13:57/14:05)〜 徳沢(14:17/14:30)〜明神館(15:17) (泊) 10/6 明神館(7:35)〜上高地(8:30/9:10)=<バス>=新島々(10:20/10:48)=<電車>=松本(11:17) (解散) 天 候 10/5 晴れ 10/6 曇り 参加者 3名 実施日 2003.10.3〜10.6 (10.5〜10.6) |