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三角点探訪 | ||
傾 山 標高1602.2m |
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11月30日早朝暗闇の中もみ志屋旅館を出発。来た道を上畑まで戻り、林道のような細い道、真っ暗な道をバスは登った。九折(つづら)で道はほぼ終点、ここの駐車場に到着トイレもある。 登山準備をして暗闇の中歩き始める。林道をしばらく行くと右手に登山口があり急登になっている。右側は貯水槽のような建物があり、鉄の網の橋が急坂にかかっていて、橋の下の景色はうかがい知れない。その後コンクリートの急坂が暗闇の中続いているが先が見えないため我慢しながら登る。朝一本当に厳しい。登りきると水路のような道に出て平坦になる。 平坦道をしばらく行くと分岐になる。直進すれば三ツ坊主コース、我々は右折し九折越(つづらごし)への道を登る。闇の中、黙々と歩く、河原を渡ったりした。やがて夜も明けヘッドランプも不要になり周りの景色も見え始めた。 芥神の滝の見えるピークに到着。真っ直ぐな綺麗な滝だ。ここで小休止にした。沢に沿って高巻きしながら前進。やがてカンカケ谷の標識があり広い河原に下る。美味しい水場だそうだ。沢に降りるのに時間がかかり渋滞はバラバラになりながら沢を登る。美しい沢だ。少し沢を登ってまた右側の尾根に取っ付く。ここからが傾山への本番で今まではアプローチに過ぎなかったのだ。 尾根に取付き露岩を登り、倒木をくぐり急登を約40分登る。一息つきたいところで林道に出て、小休止。頭上の木々の間から傾山の山頂がシルエットで見えていた。まだまだずいぶん遠くだ。一休みしてまた急登にとっかる。尾根道やズルズル滑る急斜面を約1時間かけてひたすら登る。 広い台地に出て前が開けた。九折越に到着したのだ。今までの苦労から開放された別天地のようだ。木々の間から傾山の主峰と連山がほぼ見える。小休止して1時間強歩くと目的峰、傾山だ。 広いゆったりした日溜まりの緩やかな道を快適に歩く。小ピークを三つほど越え、本格的に登り始める。その取付が標高1365mほどでここから一気に1600mまで登る。露岩もある急勾配を登りきると後傾で本峰はまだ先だ。一旦少しくだり巻きながら登り返すと大きな岩が乱立したピークに着く。 岩の乱立したピークは、傾山の山頂だ。その大きな岩の一つに祠がお祀りしてあり、乱立した岩の向うに少し広くなった岩の山頂があった。傾山の標高は1602.2mで二等三角点になっている。 展望は360度だがあいにく曇っていて遠くまで見ることができなかった。わずかに祖母山を見ることができた。急ぎ昼食を食べ下山にかかる。 急勾配を注意しながら下山した。時々立ち止まり振り返ると傾山が美しく見えていた。九折越まで何度も何度も振り返りながら傾山の山容を楽しんだ。 急坂を滑りそうになりながら注意して下山、林道に出てホッと一息。木々の間から今度は陽が射して耀いた傾山を見ることができた。注意しながら下山カンカケ谷から九折へ下った。真っ暗な中登った登山口辺りの鉄網の橋の下は素晴らしい渓谷で九折川の渓谷が足元にあったのだった。 全員無事下山後、バスに乗り別府港へと走った。途中傾山の連山が車窓から見えたが、ツアーのため写真に収めることができなかった。こういうときは個人で来なければ思い通りに行かないのだ。別府港近くのスーパーで御寿司、酒の肴と酒を買ってフェリーに乗船、風呂で疲れを癒し、夕食をいただいて一路大阪へ。翌朝大阪南港に美辞到着。楽しい山旅の終了だ。 毎日新聞旅行のリーダー、サブリーダーにお世話を頂き感謝申し上げます。有難うございました。 |
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九折登山口 |
闇の河原を行く |
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芥神の滝 |
沢に沿って高巻きで上がる |
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沢に下りる |
カンカケ谷の沢を上がる |
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カンカケ谷 美しい沢だ |
沢からいよいよ尾根へ取っ付く |
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尾根に取っ付く |
倒木をくぐり進む |
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林道出合に出てホッと一息 |
傾山 林道から頭が見える |
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尾根道を登る |
滑りやすい急斜面を登る もうすぐ九折越だ |
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九折越 |
傾山 九折越より |
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傾山 九折越より |
傾山へ 九折越より尾根を歩く |
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傾山 尾根道より |
後傾山へ急登 |
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傾山 山頂の祠 |
山頂は大きな岩だ |
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傾山 山頂にて |
傾山 二等三角点(標高1602.2m) |
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傾山 山頂 |
祖母山遠望 傾山山頂より |
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傾山 下山開始 |
急斜面を下る |
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祖母山への縦走路 |
傾山(左)、後傾 下山時振り返る |
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傾山(左)、後傾 下山時振り返る |
傾山(左)、後傾 下山時振り返る |
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傾山連山 九折越より |
傾山をしっかり見て九折越から下山 |
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傾山に陽が射していた 林道出合より |
沢を下って下山 |
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祖母山に戻る | ||
コース |