鳥海山 飛行機より(撮影:2005.8.6)
三角点探訪 日本百名山
Vol.1  
鳥 海 山 標高2236m
鉾立〜賽の河原[暴風雨のため退却]〜鉾立
[鉾立〜御浜小屋〜大物忌神社〜鳥海山・新山〜七高山〜行者岳〜御浜小屋〜鉾立]

 
 7月18日から21日で鳥海山、月山そして蔵王山の三座に挑戦した。東北の山に登るのは初めてで大きな期待をもって出かけた。

 第1日目、7月18日伊丹空港を10時10分出発して新潟空港に少し遅れて11時25分に着いた。空港について先ず昼食タイムになり、空港のレストラン街で食事をした。須坂屋そばという店に入り、越後名物の「へぎそば」をいただいた。そば処、小千谷の須坂屋本店より直送されてくるとか、へぎ(木製の器)にひと口大に食べやすくもったもので越後の名物という。そばのつなぎに布昆布を使っていて喉越しも良く大変美味しかった。

 昼食後、新潟空港をバスで12時15分に出発。新潟空港から鶴岡、酒田、吹浦そして大平へと200キロ近くを走った。空港で降り始めた雨も次第に強くなり先が案じられるようになった。途中道の駅に立ち寄り約4時間かけて大平山荘に到着した。

 第2日目、7月19日4時起床で5時にバスに乗って、登山口の鉾立に向かった。登山準備をして雨の中を出発。ガスも強くかかり、風も強くなってきた。

 約1時間ほどで賽の河原付近に到着。次第に暴風雨になってきた。大きな雪渓に差し掛かったが、トレースもなくなり、ガスで視界はほとんどなくなってきた。

 退却。リーダーがこれ以上進むのは危険と判断し退却することになった。北道を今度はゆっくりお花など見ながら下山した。お花の写真は強風でほとんどだめだった。

 鉾立に戻って先ほど戻ったばかりのバスを呼んで大平山荘に7時25分に戻った。鉾立では滝のような雨風になりバスに乗るのも大変な状況だった。

 大平山荘で濡れたい服を乾かしたり、しながら時間を過ごした。リーダーは、今日宿泊予定の鳥海温泉と調整して、鳥海温泉遊楽里へバスで行った。

 遊楽里では、客室の用意と温泉の準備を特別にして歓迎してくれた。ゆっくり寛ぎ施設内の温泉に入ってゆっくりさせてもらった。何人かは酒田の街まで出て行ったようだった。

 今日は暴風雨で楽しみにしていた鳥海山は途中退却になってしまったが結果的によかったと思う。2日前の7月16日トムラウシ山で遭難事故があった。早朝から夕方にかけて北海道大雪山系は悪天候に見舞われ、ツアーガイドを含め登山者9名が低体温症で死亡した。安全で楽しい登山が一番と思って行動するのがベストのようだ。リーダーの判断は非常に重く重要だと思うが安全第一で望むべきだろう。


新潟空港に到着(7.18大1日目)

鉾立 国民宿舎大平山荘

鉾立で登山準備

鉾立を出発

賽の河原(ガスで視界不良)

賽の河原付近で登山中止 引き返し

小坊主さんまた来ます さようなら

 鳥海温泉 遊楽里(ゆらり)
 
第3日目 月山に続く
第4日目 蔵王山に続く
 

コース
第1日目 7/18 
  伊丹空港(10:10)=[ANA513]=新潟空港(11:25/12:15)=[バス]=鶴岡=吹浦=大平
     大平山荘 (泊)
第2日目 7/19 
  大平山荘(5:00)=鉾立(5:10/5:18)〜賽ノ河原辺り(標高1500m)(6:20)〜[登山中止]〜
  鉾立(7:25)=大平山荘=鳥海温泉
     鳥海温泉 遊楽里 (泊)
第3日目7/20 
  遊楽里(6:00)=[バス]=月山八合目(7:48/8:05)〜佛生池小屋(9:44/9:54)〜
  月山・三角点(10:54)〜月山(10:57/昼食/11:35)〜牛首(12:22)〜湯殿山神社(14:13)〜
  仙人沢(14:17)=[シャトルバス]=駐車場(14:30/14:50)=蔵王温泉 
     蔵王温泉 石清水料理の宿 季の里(16:25) (泊)
第4日目 7/21 
  季の里(8:15)〜蔵王駅(8:20/8:30)=[ロープウエイ]=樹氷高原=[ゴンドラ]=
  地蔵尊駅8:55/9:05)〜地蔵山(9:18)〜蔵王山(10:03/10:10)〜刈田岳(10:55/11:05)〜
  駐車場(11:12/11:20)=季の里(12:00/入浴・昼食/14:00)=仙台空港(16:05/17:40)
  =[ANA738]=伊丹空港(19:00)


天 候  7/18 曇りのち雨 7/19 暴風雨 7/20 晴れ 7/21 晴れ(山頂は霧)
参加者 14名 
実施日 2009.07.18-07.21
ツアー  毎日新聞旅行