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峰床山 山頂 | ||||
かたの山歩会 |
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峰 床 山 標高970m |
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葛川学校前〜二又〜中村乗越〜八丁平〜オグロ坂峠〜峰床山〜〜[コデヤ谷]〜 小ナメラ谷出合〜キャンプセンター〜三本杉〜峰定寺 |
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4月19日、かたの山歩会で峰床山に登った。天候変化が激しく雨がたびたび降るなか、今日は素晴らしい晴れのいい天気だ。それでも天気予報によると夜から雨になるとのことだった。 交野を7時にバスで出発、交野は一般より1時間早い出発だ。第2京阪から京都に入り、川畑通りから大原へ、そして葛川(かつらがわ)学校前まで走った。登山準備をして9時から江賀谷林道を歩き始めた。学校前には大きな桜の木があるがまだ蕾で開花は1週間は先のようだ。 江賀谷林道を歩いていくと、日当たりのいいところにミヤマカタバミがたくさん咲いていた。杉木立の林道も美しい、ただ残念なことに花粉症の症状が出てチョッと憂うつだ。約40分で二俣に到着した。 |
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葛川学校 |
さくらもまだつぼみ 勝川学校前を出発(標高330m) |
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江賀谷林道を行く |
ミヤマカタバミ |
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江賀谷林道を行く |
北兄谷を渡渉 |
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江賀谷林道を行く |
二俣に到着 |
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二俣からは林道を外れ右俣の谷筋に入って行く。丸太を並べた橋を渡り、いきなり急な斜面を登って行く。10分足らず斜面を登ると、沢に出る。ここから沢を歩いたり、斜面を巻いたり、渡渉したり、へつったりしながら登る。なかなか変化に富んで面白い。二俣から35分ほど歩いたところで右俣の右岸を巻いて登って行く。次第に広葉樹林が美しくなってくる。沢を詰めたところで、中村乗越まで急斜面をジグザグに登る。少しきつい急登の樹林帯が続き息が弾んでくる。樹林を越えると、ところどころにトクワカソウが美しく咲いていて疲れを癒してくれる。 |
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二俣の橋を渡る(標高510m) |
右俣左岸の急登を登る |
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沢に出る(標高540m) |
渡渉(標高540m) |
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渡渉(標高550m) |
へつり |
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ミヤマカタバミ |
沢に沿って登る |
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渡渉(標高630m) |
沢に沿って登る |
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右岸に渡って登る |
右俣の沢から離れ中村乗越への急登(標高680m) |
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中村乗越への急登が続く |
トクワカソウ(イワウチワの変種) |
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中村乗越の到着しホッとする。中村乗越から見る八丁平は火山の火口のようで足元に広がっていてその奥に峰床山がある。少し休憩して八丁平へ下り、新緑の兆しを感じながら歩いた。 八丁平は、関西では珍しい高層湿原だそうだ。木々が落葉しているためか、以前秋に来たときと雰囲気が全く違っている。葉がなく木々が透けて見えるためか、人の手が入って整然としている感じがする。自然を大事にしているイメージはなくなり公園化しているかに見える。看板などから京都市が管理しているようだが、きれいにして自然を壊しているかに思える。 |
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中村乗越(標高855m)に到着 |
八丁平へ下る |
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八丁平と峰床山(標高810m) |
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峰床山 |
八丁平を歩く |
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八丁平からオグロ坂峠へ |
オグロ坂峠(標高865m) |
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八丁平の外周を回り、しばらく登ると、オグロ坂峠に着く、峠には残雪が少しあって、祠が雪の重さで押しつぶされたのであろうか壊れていた。 峠から峰床山へ約30分尾根道を快適に歩く。非常に気持ちのいい尾根で、ところどころにトコワカソウも咲いていて素晴らしい。春を楽しみながら山頂に着いた。 |
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峰床山山頂へ |
トクワカソウ |
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トクワカソウ |
峰床山山頂へ |
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峰床山山頂へ |
トクワカソウ |
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トクワカソウ |
山頂に到着 |
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峰床山は、標高970mで二等三角点になっている。京都府で皆子山(標高971.5m)に次いで、標高2番目の山だ。展望は以前ほとんどなかったが、今回登ってみるとかなり伐採されていて展望がよくなっている。また、未確認だが山頂に遊歩道が出来ていて続いている先は分からないがここも自然破壊されている。展望は、東には木々の間から武奈ヶ岳が、切り開かれた南西方向の雲の上に愛宕山、花背の鉄塔などが見える。あいにく昼前から雲が出てきて眺望は少し悪くなってきた。天気予報では夜雨になるようでその兆候だろう。 | ||||
峰床山 山頂にて(撮影:山歩会S氏) |
峰床山 山頂にて |
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峰床山 二等三角点 |
峰床山 二等三角点(標高970.0m) |
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峰床山 山頂 |
峰床山を下山 |
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山頂で昼食を頂き、大悲山(だいひざん)へ下山を始めた。山頂から南へ続く尾根を少し下ると、八丁平への分岐になる。ここを直進すると小ピークになり、展望が良い。武奈ヶ岳、蓬莱山などが展望できる。この尾根を下りきると林道に出る。林道の角に案内標識があり、大悲山への道を下った。 | ||||
武奈ヶ岳 八丁平分岐のピークより |
アセビ |
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林道に出る 右の峰定寺へ下る |
急斜面の下り |
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コデヤ谷を下ったが、かなりの急斜面で注意しながら降りた。急斜面を過ぎると広々した気持ちのいい斜面を巻いて谷に平行して下る。谷に下るようになると倒木が多くなり、道も次第に怪しくなってくる。林道より約30分下るとほぼ谷に出、右岸を巻くように下るが、雪解けで踏み後がなく巻き道が消えかかって非常に危ない状況になってくる。あまり危険なところは左岸に渡渉して巻き道がよくなった所で戻るなどしてクリヤーした。 そのうちにとったこのコースが怪しげになってきた。左側は絶壁になったり滝があったりで人数が多いので気をもんだが、木梯子がコース上に出てきて一安心した。ハシゴは数ヶ所ありやがてプールのようなところに出て野鳥の森の立派な看板が建っていた。その先案内標識はたくさんあり、やがて林道に出た。 |
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トクワカソウ |
エンレイソウ |
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斜面に沿って下る |
周りは美しい |
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トクワカソウ |
切り株の造形 |
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谷を渡る |
倒木を越える |
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ミヤマカタバミ |
コデヤ谷を下る |
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ハシゴを降りる |
斜面をトラバース |
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まだまだ続く下り |
ほっとできるところにやっと下山 |
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分岐の標識 |
林道になった |
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コデヤ谷を無事下山、平坦な林道を歩き、三本杉分岐から三本杉へ回り道した。三本杉への林道を15分ほど歩くと行き止まりが三本杉だ。正面から見ると二本杉に見える。少し周りこんでみると三本杉だ。真っ直ぐ伸びた3本の杉の根っ子は1本だ。京都自然二百選で峰定寺(ぶじょうじ)の御神木だそうだ。峰定寺の山門を川越しに眺めて駐車場に着いた。今回行けなかったが峰定寺はご本尊は千手観音。12月から3月の積雪期は閉門、雨天時の入山不可、子供及び20名以上の団体は入山不可、カメラの山内持込禁止など観音様のお寺なのにいろいろ制約のあるらしい。 | ||||
三本杉 |
三本杉(峰定寺御神木・京都自然二百選) |
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三本杉 |
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峰定寺から京都を経て交野に戻った。途中京都伏見で、伏見力の湯で温泉にゆっくり浸かり、夕食を頂いて帰阪した。リーダーさん御苦労様でした。リーダーさん、参加者の皆さん楽しい山旅をありがとうございました。 | ||||
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コース |