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国見岳・大禿山・御座峰の伊吹北尾根 ドライブウエイより | ||||
かたの山歩会 |
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伊吹山北尾根 伊吹山 標高1374m 国見岳 標高1126m 大禿山 標高1083m 御座峰 標高1070m |
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国見峠〜国見岳〜大禿山〜御座峰〜静馬ヶ原=伊吹山 | ||||
7月19日、かたの山歩会で伊吹山北尾根を縦走した。夏空で熱中症が心配されたが、縦走路は木陰が多く時々涼しい風が吹いて快適な縦走になった。 6時45分交野をバスで出発、多賀SAで休憩をとり米原ICから一般道を走り、県道山東本巣線に入り、足俣川沿いの林道を国見峠へと登った。林道入口には標識がなく分かりにくいが川を渡る橋の手間から林道が始まっている。この辺りの標高は250mでしばらくこの道でいいのだろうかとためらうぐらいの細い道だ。しばらく登ると道が広くなりきれいな整備された道になってくる。林道はくねくねとジグザグに約30分登ると国見峠に到着する。 国見峠は、標高約840mで滋賀県米原市と岐阜県揖斐川町の県境になっている。峠には釈迦堂、長寿大師がお祀りしてあり、国見峠之碑がある。峠道は近江と美濃を結ぶ道で塩と絹の道として往来する村人と暮らしの道だったそうだ。峠の岐阜県側には国見岳スキー場があるそうだ。また岐阜県川の展望が良く、ブンゲン、貝月山、鍋倉山などが正面に見える。 |
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国見峠(標高840m) |
国見峠を出発 |
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ブンゲン・貝月山・鍋倉山 国見峠より |
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国見峠を出発し国見岳へと登り始める。すでにバスで峠まで登ってきたので国見岳まで300m足らずの登りだが、山頂近くとあって中々の急登だ。尾根筋の急登を一歩一歩登って行く、緑に包まれた尾根は日陰を作っていて時々涼しい風があって気持ちの良い登りだ。 | ||||
国見岳へ急登 |
国見岳へ急登 |
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国見岳へ急登 |
国見岳へ急登 |
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国見岳(標高1126m)山頂 |
国見岳 山頂にて |
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国見岳の山頂は小さなピークが3ツあって、最初のピークは少し広く、アンテナか何かの施設があったようだ。次のピークが国見岳の山頂になる。 国見岳は、標高1126mで岐阜県側の展望が楽しめる。正面に春日谷の集落と揖斐川町が開けている。山頂は狭く草むらに近い。 |
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鎗ヶ先・春日谷・谷筋の向こうは岐阜県揖斐川町・池田山・・・ 国見岳より |
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国見岳から大禿山へと向かうため一旦鞍部へと下る。下り始めると前方にこれから登る大禿山、御座峰が見えてくる。鞍部の尾根にはお花がたくさん咲いていた。オトギリソウ、ホタルブクロ、ウツボグサ、シモツケソウなど咲いていて、特に目立ったのはカワラナデシコだ。緩やかな尾根を登り返すと大禿山に着く。 | ||||
大禿山・御前峰 伊吹山はガスの中 |
大禿山へ |
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大禿山へ |
カワラナデシコ |
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オトギリソウ |
大禿山へ |
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大禿山は、標高1083mで山頂は小さな岩が露出している。山頂をあとに御座峰へと一旦鞍部へ下る。尾根は国見岳より南へと続いていたが大禿山から尾根は南東方向に少しいってまた南へと続く。そのような尾根なので下り始めて振り返ると円錐形の美しい国見岳が見えてくる。また正面には、大きな半円形の御座峰が見えてくる。 | ||||
大禿山山頂に到着 |
大禿山(標高1083m)山頂 |
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大禿山 山頂にて |
国見岳 大禿山より |
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御座峰へ大禿山の下り |
御座峰(正面)へ |
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鞍部は標高1000m位で高原状態の尾根道になっている。正面の御座峰は、名前の通り何かが鎮座するような形をしている。御座峰の取っ付きまでは伊吹山系の小さな高原と言ったところだろうか。岐阜の山々も見渡すことができる。少し急な尾根を登り返すと御座峰に到着する。 | ||||
御座峰(正面)へ |
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岐阜市方向を眺める |
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御座峰 |
尾根道でチョッと振り返る |
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大禿山と岐阜市方向を眺める |
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御座峰は、標高1070mで三等三角点になっている。山頂は背の低い雑木で囲まれているため展望は望めない。展望台でもあれば素晴らしい360度のパノラマが楽しめるのだろうか。ここで昼食にした。 | ||||
御座峰 山頂 |
御座峰 三等三角点(標高1070m) |
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御座峰 山頂にて昼食 |
御座峰 山頂にて |
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昼食後御座峰から伊吹山ドライブウエイの静馬ヶ原へと緩やかの高原を歩いた。しばらく下ると木々の背が低くなり広い高原になる。高原の向こうには伊吹山の雄大な姿が見えるが、山頂付近はガスで覆われている。また後を振り返ると今越えてきた御座峰、大禿山、国見岳と周囲の山々が見えてくる。高原にはお花がいっぱいでメタカラコウ、キンポウゲ、ウツボグサ、ヤマアジサイなどが咲いていた。 御座峰から一旦下って高原を楽しんだが、その先登り返しがあり標高1140mのピークまでがこの縦走で一番しんどかったように思う。大きなピークなので山名を付けてほしい感じだ。きっと達成感のあるピークだと思う。そのピークを下り登り返すと静馬が原でドライブウエイの小さな駐車場に出る。待っていたバスで伊吹山の駐車場へと向かった。 |
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伊吹山へ北尾根を行く |
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国見岳・大禿山・御座峰の伊吹山北尾根 |
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メタカラコウ |
ミヤマキンポウゲ |
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ウツボグサ |
ヤマアジサイ |
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ドライブウエイにバスが待っている |
鞍部に下りドライブウエイへ登り返し |
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伊吹山の駐車場に着くと観光客がいっぱいで散策路には行列ができていた。西遊歩道をお花を楽しみながら散策しながら登る。登り切ると伊吹山の山頂だ。 伊吹山は、標高1374mで一等三角点になっている。山頂のお花畑を楽しんだ後、東遊歩道を下りお花を楽しみながら駐車場に下った。 伊吹山をあとにドライブウエイを下り、大阪へと走った。途中彦根で極楽の湯に立ち寄り汗を流し、夕食を済ませて帰途についた。 暑い夏だったが、標高が高いためか熱中症になることもなく、比較的涼しい縦走ができた。夏場の登山は少し遠くても高い山に登るのが涼しくてよいが行き先の選定が難しそうだ。 楽しい山旅を企画運営して頂いた幹事さんに心から感謝申し上げます。参加者の皆様にも楽しい旅をご一緒させていただきありがとうございました。また、楽しい山旅を期待しています。 |
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シシウド |
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伊吹山 山頂にて(撮影:山歩会S氏) |
伊吹山(標高1374m)山頂 |
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伊吹山 山頂 |
イブキジャコウソウ | |||
ニッコウキスゲ |
イブキトラノオ |
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ウツボグサ | ミヤマアザミ |
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ミヤマキンポウゲ | ルリトラノオ |
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伊吹北尾根と北側の山々 伊吹山Pより |
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コース |