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聖平(標高2280m) | ||||
聖岳〜上河内岳〜茶臼岳〜光岳 vol.1 | ||||
聖 平 標高2280m | ||||
椹島〜滝見台〜聖平小屋〜聖平 | ||||
9月8日から9月12日にかけて南アルプス聖岳と光岳に登った。当初、便ヶ島登る予定だったが、昨年の大雨による崩落、6月の落石事故によって2013年3月まで全面通行止めで徒歩も不可になっている。予定を変更して静岡側の椹島から登ることになった。 9月8日、大阪を7時30分にバスで出発、名神、新名神、伊勢湾岸道、東名、新東名を走り新静岡ICから一般道に入った。途中御在所SAで休憩、静岡SAで昼食をとった。新静岡ICから県道27号を北上し大日峠へここから井川ダムへ下りダムサイドで小休止、井川湖、大井川に沿って畑薙ダムへと走る。大井川沿いの道はバスの通行が難しいので遠回りしたため15時30分過ぎに一時間ほど遅れて到着した。さっそくしびれをきらして待っていた送迎バスで椹島ロッジへ向かった。 山小屋には風呂がないので今夜はゆっくり風呂に浸かり夕食をとり早めの就寝にした。 9月9日、今日は聖平小屋までの行程だ。椹島ロッジ6時30分発の送迎バスを待って聖沢登山口へ。赤石沢から唯一見えるという赤石岳を案内してくれた。 6時40分、聖沢登山口に到着、さっそく聖平へと登りはじめた。登山口は標高約1140mで、ここから一気に標高差約300mの急登を登る。約50分ほどで急登から巻き道へと変わっていく。 巻き道は、標高1400m辺りを尾根の襞に沿って尾根を巻いたり沢を巻いたりしながら前進する。ほぼ右側は切れ立っていて足を滑らせれば大変なことになりそうなところもあり慎重に進む。沢部はガラ場で滑りそうなところや、尾根を巻くときは岩場やハシゴなどがあるが危険なところは手すりなどが付けられている。 |
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聖沢登山口(標高1140m)(6:40) |
標高1400m辺りまで急登が続く |
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標高1400m辺りを大きく巻いて進む |
標高1400m辺りを大きく巻いて進む | |||
聖沢大橋近く |
聖沢吊橋を渡る(8:15) |
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巻き道になって約45分ほど進むと聖沢吊橋に到着、8時15分だ。聖沢吊橋を渡り、しばらく聖沢の右岸の巻き道を進み尾根道に取っ付く。 尾根道になると再び急登になる。その急登は標高1700m辺りまで約1時間続く。標高1700mを過ぎると比較的緩やかな登りが1時間続くと乗越に出る。乗越の直ぐ横はP2011のピークになっている。 乗越から北西側の木々の間からこれから登る聖岳が見えてくる。昭文社のハイキング地図では、この辺りに滝見台と記されているが、滝を確認することはできなかった。 |
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標高1700m辺りまで再び急登 |
急斜面に横に伸びる根性の木 |
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標高1700m辺りまで急登が続く |
標高1700m辺りまで急登が続く |
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P2011 |
前聖岳(奥)・奥聖岳(中央△形) P2011より(10:10) |
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P2011から緩やかな尾根の巻き道を約2時間登って行く。巻き道の所々は切れ立ったガレ場になっていたり、吊橋が架かっていた変化に飛んでいる。崩れた沢の縁にはお花が咲いている。紫色のシソの花に似ている花が一面咲いていて、シシウドなども印象付けている。 やがて、岩頭展望台に着いた。斜面に岩が張り出しその先は絶壁になっている。展望台からは聖岳が見え、正面には何段にもなった滝が二つ見える。水量が少なく上少し遠いので迫力は感じられない。ここで昼食にした。 |
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P2011から緩やかな尾根の巻き道を登る |
急斜面に架けられた吊橋を渡る |
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右上に聖岳が見える |
崩壊した斜面をトラバース |
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崩落した沢を渡る |
シシウド |
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紫の花(シソに似た花)を眺めながら |
少し登りがきつくなる |
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岩頭展望台から滝を眺める |
聖岳 岩頭展望台より |
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緩やかな巻き道をどんどん進む、約50分で巻き道も終わり沢に下る。丸木橋を渡ると平坦なところになる。聖平の端に近づいたのであろう。道端にはトリカブト、シシウドなどお花がたくさんあり目を楽しませてくれる。 きれいな水が流れる川の小さな橋を渡ると、聖平小屋は近い。小屋前にはたくさんのテント場があり、シーズンは賑やかになるのであろう。 登山口を出発して約6時間、12時48分聖平小屋の到着した。到着すると蜜豆をご馳走になった。甘いものを頂いてほっと一息ついた。 |
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緩やかな巻き道だがこんな所もある |
トリカブト |
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少し手前で高巻きして下ると丸木橋を渡る |
沢に沿って緩やかな登りになってきた |
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橋を渡る |
緩やかな沢の水が美しい |
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もうすぐ聖平小屋だ |
聖平小屋に到着(12:48) |
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小屋に着いて、小聖岳辺りまで行ってみようかと思ったが時間がかかりそうなのでやめて聖平を散策した。残念ながらその頃にはガスがかかってきて聖岳や上河内岳そして光岳に続く連山は見えなくなった。やはり山の景色は午前中しか見られないと思った方がよさそうだ。聖平に縞枯れの山が見られたが、伊勢湾台風の影響だと小屋の主人は言っておられた。縞枯れはシラビソ樹林に多いようで、風による土壌の乾燥が原因の一つだとか。 夏山シーズンも一段落し、静かな山小屋だ。お花のシーズンが終わっているので少し寂しいが小屋が空いていて快適だ。 |
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聖平 |
聖岳(奥)と聖平 |
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縞枯れの山と聖平 |
上河内岳(ガスの中)と聖平 |
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コース |