荷担滝 [赤目五瀑]
かたの山歩会
赤目四十八滝
不動滝〜大日滝〜先手滝〜布曳滝〜荷担滝〜琵琶滝〜岩窟滝
 10月25日、かたの山歩会で赤目四十八滝に行った。近鉄の赤目四十八滝渓谷の自然探勝きっぷを利用した。

 赤目口10時発の三交バスで赤目滝バス停へ。ここからあるき始めて最初は日本サンショウウオセンターでサンショウウオの観察。岩みたいなオオサンショウウオ、白いサンショウウオなど水槽にはいているが動きがないのであまり面白みがない。

赤目滝バス停を出発

日本サンショウウオセンターへ

じゃんじゃの水

サンショウウオ

サンショウウオ

サンショウウオ
 サンショウウオセンターを出て滝めぐりが始まる。行者滝が足元にありしっかり見えない。小さな橋を渡って左岸を進むと少し大きい滝、霊蛇滝が左に見えてくる。滝を巻いて登ると橋がありその奥に不動滝が見える。初めての大きな滝で落差15mの赤目五瀑の1つだ。

赤目四十八滝散策に出発

散策開始

霊蛇滝  落差6m

不動滝 [赤目五瀑]  落差15m
 川の流れのような乙女滝を過ぎ、しばらく川沿いの道を歩く。岩裾を大きく回り込んだところに出ると大日滝の標識がある。

乙女滝

滝道を行く
 赤目四十八滝の一般コースに入っていない大日滝に行くことにした。先ず、滝川を渡渉して左岸に渡る。今日は水量が多くて渡渉に時間が少しかかった。渡渉して正面の左岸の急斜面を登る。かなりの急登で所々にロープが下がっていた。左側の谷は苔むした岩がごろごろしていて水量はあまりないが今日は多いほうだそうだ。登り切ると正面に大きな滝に突き当たり、この滝が大日滝だ。

大日滝へ滝川を渡渉

渡渉

大日滝へ

大日滝へ

大日滝への沢

大日滝に到着
 大日滝は、落差30mほどの大きな滝で、あとで訪ねる布曳滝と同じような高さだ。日頃は水量が少なく、雨上がりなどは水量が多くて美しいとのことで、今日は比較的水量が多く美しかった。冬は、氷瀑の名所で一度機会があれば訪ねてみたい滝だ。

大日滝  落差30m

大日滝

大日滝

大日滝

大日滝

大日滝

滝川に戻って渡渉

渡渉が終わってほっと一息
 大日滝を往復し、また必死で渡渉して散策路に戻ってみんなほっと一息だ。散策路を進む、右手に八畳岩さらに進むと千手茶屋がありその奥に千手滝(せんじゅたき)が見える。落差15mで千手観音にちなんで千手のような水が落ちることから名付けられたそうだ。赤目五瀑の二つ目だ。

一般の散策路に戻って再び出発

八畳岩

散策路を行く

先手滝 [赤目五瀑]  落差15m

先手滝 [赤目五瀑]

布曳滝の岩壁
 千手茶屋の前の橋を渡り上に登ると大きな岩壁がありその奥に布曳滝がある。布曳滝は、落差30mで一条の布を垂らしたように見える。黒い岩肌に白布がかかったコントラストのすばらしい滝が、赤目五瀑の三つ目だ。

布曳滝 [赤目五瀑]  落差30m

布曳滝 [赤目五瀑]  落差30m

布曳滝 [赤目五瀑]
 布曳滝の滝頭へ登ると、竜ヶ壷があり、急な階段を登り下ると緩やかな道になり右岸へ渡り陰陽滝を過ごし前進する。釜ヶ淵で左岸に渡り、百畳岩に着く。また右岸に橋を渡るがその正面に七色岩がある。岩の上にはあかぎ、うめもどき、松、桜、つつじ、楓、樅の7種が自生して一年中七色に楽しませてくれるということだ。

竜ヶ壷

陰陽滝の下流

百畳岩

七色岩にて

七色岩
 姉妹滝、柿窪滝、雨降滝、骸骨滝、斜滝と散策路を進んで滝を楽しむ。少し急な登りを登り切ると、足元に滝が現れる。

姉妹滝

柿窪滝

柿窪滝  落差5m

雨降滝

骸骨滝

斜滝
 荷担滝(にないたき)で、荷物を背で振り分けた形をイメージして名付けられたとか。荷担滝は、落差は8mとあまりないが赤目五瀑の四つ目で、赤目渓谷随一の滝、ポスターやパンフレットにいつも掲載される。今回は少し早かったが紅葉の荷担滝は特にすばらしい。

荷担滝 [赤目五瀑]  落差8m

荷担滝 [赤目五瀑]

荷担滝 [赤目五瀑] 撮影:2002.11.16
 赤目四十八滝のシンボル荷担滝をあとに雛壇滝、琴滝を過ぎ赤目五瀑の最終の滝、琵琶滝に着く。琵琶滝は、落差15mで、岩に囲まれていて滝の形が琵琶に似ているところからこの名が付いたとか。

雛壇滝

琴滝

琵琶滝 [赤目五瀑]

琵琶滝 [赤目五瀑]  落差15m
 しばらく散策路を登って行くとやがて赤目四十八滝の最終の滝に横着する。巌窟滝で、落差は7mと小さな滝だ。ここで遅い昼食にした。

巌窟滝(最終の滝)  落差7m

最後の滝で昼食引き返し
 昼食後、往路を引き返し登ってきたときとまた少し違った景色を眺めながら下った。

散策路を戻る

散策路を戻る

散策路を戻る

散策路 高巻きの階段から下を見る
 赤目滝バス停に戻り、対泉閣で温泉に入りゆっくりした。みやげ物店、飲食店はあるがシーズン前とあって物静かだ。缶ビールを飲みながらバスを待った。

 今日のポイントは、何と言っても大日滝に行けたことだ。一般の観光だと中々行けないところを案内していただいて大変よかった。真冬の氷瀑も捨てがたい、できれば見に来たいと思う。
今回引率いただいた山歩会のリーダーさんに感謝申し上げます。またご一緒した皆さんありがとうございました。

元に戻ってきた

対泉閣で温泉入浴
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コース
 近鉄鶴橋(8:37)=[急行名張行き]=赤目口(9:38/10:00)=[三交バス]=
赤目滝BS(10:15/10:22)〜サンショウウオセンター(10:32/10:36)〜不動滝(10:43)〜
大日滝分岐(10:51)〜大日滝(11:07/11:18)〜大日滝分岐(11:34)〜先手滝(11:40)〜
布曳滝(11:44)〜百畳岩(12:06)〜荷担滝(12:25)〜琵琶滝(12:31)〜
巌窟滝(12:41/昼食/13:10)〜赤目滝BS(14:20)〜対泉閣(14:20/入浴/15:30)〜
赤目滝BS(15:35/15:45)=[三交バス]=赤目口(16:00/16:07)=[急行上本町行き]=
鶴橋(17:10)
 (赤目四十八滝渓谷の自然探勝きっぷ利用)

天 候  晴れ
参加者 16名 
実施日 2012.10.25