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竜王山 山頂展望台にて | ||||
友歩会定例会 | ||||
竜 王 山 標高510m | ||||
忍頂寺〜竜王山〜竜仙の滝〜萩谷〜摂津峡 | ||||
10月27日、友歩会定例会で竜王山に登った。竜王山は、干支の山例会で1月に予定していたが雨で中止になり今回リベンジした。 阪急茨木市から忍頂寺行きのバスで約1時間近くの山奥に入っていった。終点の忍頂寺バス停で降車し、初めての人も多かったので、鳥居のある竜王山への石段を登らず車道を歩いて忍頂寺へ向かった。途中で気づいたが石段を上がっても忍頂寺へ続いているようだ。 860年に清和天皇より忍頂寺の寺号を贈られ勅願寺、織田信長の保護を受けたが、高山右近がキリスト教伝播のため寺院を焼いて寺領を没収した。現在はその寺院の一坊寿命院が残っている。1321年に造立された五輪塔があるのだが今回も見つけられなかった。 |
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竜王山 参道 |
忍頂寺 |
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忍頂寺の左側から竜王山への参道を登った。五丁の丁石があったので宝池寺まで参道は約500mほどではあるがかなりの急登だ。登り切ると車道に出て駐車場があった。 岩刀山(いわたちやま)は、竜王山七坂七不思議のひとつで、この岩の割れ目から薬師如来が出現したとかで薬師岩とも言われるそうな。岩の周囲には多くの祠が並んでいる。 |
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竜王山への急登 |
竜王山への急登 |
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宝池寺(ほうちでら)があり、境内には八大竜王が祀られている。715年ごろこの地が大干ばつに襲われたとき、開成皇子が来山して池を掘り八大竜王を招いてた。その後この山を竜王山と呼ぶようになったとか。 | ||||
八大竜王宮 |
八大竜王宮・八蓮宝池 |
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宝池寺から少し山道を登ると竜王山の山頂に着く。山頂は広く、登りついた直ぐ左手に三角点がある。広い山頂の奥に立派な展望台がある。展望台は木製で高さ13mだそうです。展望台から茨木や大阪市街がもやの中に見えましたが、天気が良ければ淡路島や明石海峡大橋が見えるそうです。展望台下のベンチで昼食にした。 | ||||
竜王山山頂へ |
竜王山 山頂 |
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竜王山 三等三角点(標高510m) |
竜王山 山頂展望台 |
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竜王山 山頂展望台 |
竜王山 山頂展望台より |
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竜王山 山頂展望台下で昼食 |
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午後は、竜王山の中腹にある穴仏などを見に三角点のある辺りから下山した。穴仏への分岐は直ぐだと思っていたがかなり下った所にあった。分岐を左に降りて少し下ると、左上に穴仏の岩稜があった。 | ||||
竜王山から下山 |
竜王山から下山 |
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竜王山から下山 |
自然破壊が進む、新名神の工事現場 |
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穴仏(あなぼとけ)は、竜王山七坂七不思議の一つで、戦国時代に戦乱を避けるために忍頂寺に安置していた薬師如来をこの岩穴に避難安置したところのようだ。 穴仏からさらに下ると、負嫁岩(およめいわ)がある。最初、道の上側だと思っていてこんな小さな岩がなぜと思ったら、道の下側に大きな切り立った岩があった。 負嫁岩は、 この村に嫁いできたなまけものの嫁が仕事いやさにきていたという岩で、嫁と天狗の伝説もあるとか。岩の上から覗くとかなり大きな岩だ。 |
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穴仏(あなぼとけ)へ |
穴仏(あなぼとけ) |
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穴仏(あなぼとけ) |
負嫁岩(およめいわ) |
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分岐まで戻ると、分岐の上側に滝不動明王が祀られており修行の場になっている。そこから少し下ると大きな岩があり岩屋になっている。 岩屋は、高さ30mほどで中腹に大きな割れ目があり胎内くぐりができるそうで、上には弁財天を祀る宝刀が安置されているそうだ。 |
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穴仏分岐へ戻る |
滝不動明王 |
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岩屋 |
岩屋 |
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岩屋を過ぎると、林道に出る。目の前に広大な山肌を切り開いた工事現場が見える。新名神の工事だそうだが、大自然が目の前で破壊されていくのは見るに絶えない感じだ。しばらく林道を歩いて途中からショートカットの登山道を下る。 | ||||
林道に出る 車作バス停まで2.6km |
林道に出る |
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林道から新名神工事現場を眺める |
自然が壊されていく新名神の工事 |
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竜王山自然歩道 林道から登山道へ |
清水廃寺・経塚 |
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やがて清水廃寺、経塚の横に下ってきた。さらに下ると車作の由来を書いた看板がある。それによると、この辺りはケヤキの産地で車や建築材に使われた、600年頃御所車を御所に献上したと伝えられ、車作が地名になったようだ。 広い道に出て四差路になっていて、東海自然歩道の標識は、右が車作大橋と表示されていたので少しは気になったがそのまま進んだ。かなり下ったところで反対方向に歩いていると思った。ちょうどこの地の方に出会ったので聞いてみると間違いだと分かった。その人によるとほとんどのハイカーが間違って下ってくるよとのことだった。 |
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車作 660年頃御所車を作っていたことからこの地名が |
大阪空港・伊丹豊中市街 大阪主部ビル群 |
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水車小屋横を下る |
間違った標識で酷い目に(ボールペンの書き込みが正しい) |
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15分ほどロスタイムで、戻って標識をよくみると、ボールペンで北へ進むよう書かれていた。何人もの人が迷ったのだろう。間違った案内標識は撤去または正してほしいものだ。標識がなければ地図で判断できるのだが、案内してあるということは地図の道が変わっているとも思えるからだ。 そんなこんなでやっと車作大橋に下った。ここからダンプ街道をしばらく歩いて竜仙峡滝へと向かった。ダンプが勢いよく粉塵をあげて横を通るので恐ろしい。 竜仙滝への取っ付きに着くとホッとした。しばらく来ていなかったので道がはっきりしない。確か左岸を登ると思い込んでいたが、途中で一旦右岸に渡り左岸に戻って登り切ると滝に着いた。 竜泉の滝は、薄暗く水量も少ないのであまり迫力はない。細い白糸の滝といった感じの滝だ。滝を見て右上の滝頭の尾根に登る。かなりの急斜面をジグザグに登る。 |
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竜泉の滝へ |
竜泉の滝 |
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竜泉の滝へ |
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竜泉の滝 |
竜泉の滝から尾根へ登る |
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緩やかな登りをひたすら歩き、竜仙峠に到着、ここから萩谷へと下りが続く。中萩谷から萩谷運動公園を通り抜けて摂津峡へと下った。摂津峡下の口から塚脇バス停まで歩いて、ここからバスに乗って高槻へ戻った。 本日の計画では、高槻に戻って新しくできた天神の湯に行く予定だったが、竜王山から車作までの時間見積りが1時間余り間違っていて、結果約1時間半の遅れになってしまった。計画よりその分長く歩いたことになり申し訳ありませんでした。お疲れ様でした。 |
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竜仙峠へ |
竜仙峠 |
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萩谷へ |
萩谷へ |
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摂津峡へ |
摂津峡へ |
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摂津峡 白糸の滝 |
摂津峡 |
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コース |