赤谷山 山頂
宍粟50山  加藤文太郎も登った山
赤 谷 山 標高1216m
新戸倉トンネル〜戸倉峠〜赤谷山〜戸倉スキー場登山口
 11月27日、加藤文太郎も登ったといわれる赤谷山に登った。兵庫県出身の登山家、冒険家といえば植村直己が有名であるが、大正から昭和にかけて活躍した加藤文太郎も知る人ぞ知る人だ。山岳界の常識を覆し単独行で数々の登攀記録を残した人だ。新田次郎の孤独の人のモデルなどが有名。

 7時45分梅田をバスで出発、中国自動車道を走り加西SAで途中休憩し、山崎ICから国道29号を北へ走る。宍粟市は広く山崎の辺りには宍粟市役所があり北へと延びている。宍粟市北端に近い養父市に近い戸倉スキー場にある山へと向かった。太陽が射しているのに時雨でバスのフロントガラスもたびたびワイパーが動いている。

 波賀町を北進し戸倉に近づくにつれ雪が舞い始めた。新戸倉トンネル駐車場に到着、雪が降り続いているので少し早めの昼食をバスの中でとった。登山準備をして10時55分に新戸倉トンネル駐車場を戸倉峠へと歩き始めた。

新戸倉トンネル駐車場

新戸倉トンネル駐車場を出発
 左側に新戸倉トンネルを見ながら右側の旧道を進んだ。しばらく進むと右手に封鎖された戸倉トンネルが見えてきた。峠へと少し高度を上げていくと程なく戸倉峠に到着した。峠手前に赤谷山登山口がある。

 雪で何も見えないと思うが戸倉峠に行ってみた。戸倉峠は標高891mで兵庫県と鳥取県の県境で、兵庫県および中国地方の分水嶺の最高地点とか。峠は、尾根の狭いところの切り通しで大きな岩稜がそびえている。峠の向うには展望台があったがガスでなのも見えなかった。
新戸倉トンネル右側の旧道を行く
戸倉峠へ

戸倉峠へ 右手が旧戸倉トンネル

戸倉峠 赤谷山登山口

戸倉峠

戸倉峠展望台 なにも見えない!
 赤谷山登山口に戻り、ここから赤谷山へと取っ付く。登山道は雪に埋まって見えないが、相当な急斜面で倒木もあり、不安になってくる。初めてだと入山して良いのか悩むような感じだがリーダーに付いて登った。やがてピンクのリボンが所々に付けてあって一安心。GPSで確認、尾根筋に出るまでの取っ付きがどこの山でも難しいのは一緒だ。

戸倉峠 赤谷山登山口から取っ付く

急斜面を登る(登山道?) しばらく登るとピンクのリボン
 標高891mの戸倉峠から急斜面をよじ登り、尾根筋に出て標高1000mの小ピークに到着。ここから杉林を雪の降る中登っていく。やがて1143mのピークに到着した。

樹林帯を登る

P1000
P1143への登り
P1143への登り
 P1143から美しいブナ林が赤谷山山頂へと続いている。雪をまとったブナ林も樹氷になっていて素晴らしい。クマザサも雪に埋まる直前で面白い形になり精一杯演出しているようだ。そんな周囲の景色を堪能しているとやがて山頂に着いた。

P1143に到着

P1143にて

赤谷山山頂へ

赤谷山山頂へ

赤谷山山頂へ

樹氷

もうすぐ赤谷山山頂だ
 赤谷山は、標高1216mで二等三角点になっている。積雪は、30cmぐらいで三角点は隠れるところまで積もっていなかった。今日は雪で360度の展望は全く望めない。晴れていれば、氷ノ山が目の前に見えるはずだが残念だ。雪が舞っていて寒いので記念写真を撮って早々に山頂を退散した。

赤谷山山頂に到着

赤谷山 山頂にて

赤谷山 山頂

赤谷山 二等三角点(標高1216m)

赤谷山山頂をあとに

戸倉スキー場へ
 下山は、戸倉スキー場への尾根コースを下った。雪を少しつけたブナ林はすばらしい。若葉のブナ林も素晴らしいが雪のブナ林も美しい。急斜面では滑って転んだりしながら半分楽しみながら、半分真剣に下った。

 30分ほど下ると、雪がやんで明るくなってきた。木々の間から近くの山の景色も見られるようになって来た。14時前には真っ青な青空になりまばゆい太陽がブナ林に差し込んで素晴らしい。そんな尾根を楽しみながら下った。

雪景色

戸倉スキー場へ

雪景色

戸倉スキー場へ

宍粟の山が見える

戸倉スキー場へ

青空になり太陽がまばゆい

戸倉スキー場へ
 やがて通信塔が見えてきて、その下の戸倉スキー場に出た。リフトはいつでも稼動できるよう準備が進んでいるようだ。ゲレンデも10cmほどの雪でまだスキーは無理だが賑わいを待っているようだ。そんなゲレンデを下った。トリプルリフト乗場から周遊道、林道を下った。スキー場の端に赤谷山登山口の標識が建っていた。スキー場は12月20日オープンの予定とか。関西の山では始めての雪山となり、新雪を楽しめた。

戸倉スキー場に到着

戸倉スキー場 ゲレンデを下る

戸倉スキー場 ゲレンデを下る

戸倉スキー場 高丸トリプルリフト

戸倉スキー場 周遊道を下る

戸倉スキー場集落
 スキー場の駐車場に下山し、バスで波賀温泉へ、冷えた体を温泉に浸かって温めゆっくりした。くつろいだあと帰途についた。

 リーダーさん大変お疲れ様でした。参加者の皆さん楽しい山旅をありがとう。

戸倉スキー場の赤谷山登山口

戸倉スキー場駐車場
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コース
 梅田(7:45)=[バス]=加西SA=山崎IC(9:23)=道の駅はが=
新戸倉トンネルP(10:30/昼食/10:55)〜旧戸倉トンネル(11:13)〜戸倉峠(11:30/11:37)〜
P1000(12:06)〜P1143(12:32/12:38)〜赤谷山(13:01/13:13)〜分岐(13:20)〜
通信塔(14:26)〜スキー場(14:30)〜戸倉スキー場登山口(14:50)〜駐車場(14:53/15:03)
=[バス]=波賀温泉楓香荘(15:24/入浴/16:14)=山崎IC(16:52)=赤松PA(17:35/17:47)
=梅田(18:46)

天 候  小雪のち曇り時々晴れ
参加者 17名 
実施日 2012.11.27
ツアー 毎日新聞旅行 kawarai inada