愛宕山 愛宕神社境内にて
友歩会定例会・納会  
愛 宕 山 標高924m 納 会 柚子の里水尾
表参道〜二十五丁〜水尾別れ〜愛宕山神社〜水尾別れ〜水尾
 12月8日、友歩会定例会と納会を愛宕山に登り、水尾で納会を行なった。阪急嵐山駅前から京都バスで清滝へ、バス停で登山準備をして歩き始めた。

 表参道の爪先上がりの道は、歩き始めには堪えるが我慢して登る。お助け水を過ぎしばらくすると今度は石段道になる。石段を上がり切ると十七丁で火燧権現跡に着く、ここで衣服調整だ。いつもは石段下で衣服調整するのだが気温が低いのか、皆元気なのかどちらなんだろう。

清滝バス停を出発

表参道を登る

登り始めの爪先上がりの参道は厳しい

お助け水

急な石段を登る

十七丁 火燧権現跡
 参道は地道になり落ち葉を踏みしめながら登っていく。少し急な坪割坂を登り切ると一文字茶屋跡だ。汗をかくと山頂付近で寒くなるのを少しでも回避するため少し遅めで歩いた。結果あまり疲れがなく、結果早く登れた感じだ。さらに登ると少し広くなり二十丁目の案内が建っている。案内板には「大きく深呼吸をしてマイペースで登りましょう」書いてる。最近できた案内板と食い違いがあるようだ。一文字茶屋跡には二十丁と書いてあったがこの案内板とは7分ほどの差がある。今度お参りするとき丁石で確認してみたい。

快適に登る

暖かい参道

まもなく二十丁だ

二十丁
 10分ほど参道を登ると二十五丁になるが、その直前木の上から鹿が出迎えてくれる。鹿といっても木の節が変形した奇樹だ。二十五丁は「なかや茶屋跡」で休憩所があり、ここで小休止をとった。この辺りもう少し早いと紅葉が美しいところだ。

二十五丁を目指して

二十五丁を目指して

二十五丁で鹿が木の上に

二十五丁 茶屋跡
 二十五丁を過ぎると大杉大神の祠と落雷で避けたと思われる大杉がある。この前から京都市街が展望できるのだがガスがかかっていてあまり見えない。参道は七合目手前まで平坦な道になる。そんな道をしばらく行くと参道が崩壊している。7月15日の集中豪雨で崖崩れになったらしい。この崖崩れは京都市街からも見えるほどの規模だそうだ。ニュースで月輪寺の土砂崩れは知っていたが、愛宕山の参道も土砂崩れが起きていたのだった。

 土砂崩れ現場を過ぎると急に空が暗くなりアラレが降り始めた。雨ではないので七合目の東屋で雨具を着ようと先を急いだ。七合目に近づいたが東屋が見当たらなく、狐にだまされているかに思えた。近づいてみると東屋は、土砂崩れで朽ちた大きな木の根っ子などにおしつぶれされ崩壊していた。崩壊した東屋の木材は横積みされていてその前に以前から架かっていた時計が置いてあり、時を刻んでいたのは印象的だった。

 壊れた東屋の前のかわらけ投げ跡のベンチは薄っすら雪化粧していた。ここで防寒をかねて雨具をつけた。

七合目へ

大杉大神

参道が崩落 7月中旬の集中豪雨か?

七合目に近づくとアラレが降ってきた

七合目東屋は土砂崩れで崩壊していた

七合目 展望ベンチは薄雪が!
 水尾別れへと登って行くと、アラレが次第に雪に変わってきた。落ち葉の道もいつしか白い道になってきた。水尾別れから広い参道を愛宕神社へと登った。いつものことだが水尾別れを過ぎると急に風が強くなり、気温が痛くなるほど下がり、大杉林に霧がかかってくる。愛宕神社の神の領域に入ったのだろうか。

 黒門をくぐると山頂も近い、雪化粧を始めた神社の境内に到着、灯篭の綿帽子は未だだ。

アラレが雪に変わってきた

水尾別れを通過

黒門を目指して

黒門を通過

愛宕神社境内に到着

愛宕神社境内
 白くなった山頂へと続く長い石段を登る。ところどころ凍っていて滑りそうだ、足元に注意しながら登る。社殿下の門を過ぎるとあとひと登りで山頂の愛宕神社に到着。早速参拝して、一年の無事を感謝して来年も無事に登山ができることを祈った。

 山頂の気温は、氷点下2℃とかなり低い。参拝のあと休憩舎で薪ストーブに手をかざして冷たくなった指先を暖めた。心身ともにほっこらしたところで下山開始した。

愛宕神社石段

愛宕神社石段を登る

愛宕神社 社殿下の門

愛宕神社に到着

愛宕神社 社殿

愛宕神社での気温−2℃
 凍った石段は下りの方が危険、一歩一歩慎重に下る。一般に神社だと石段には手摺りが着いているのだがここにはない。

 石段を無事下ると5、60人の「ふれあい登山城陽市」のゼッケンをつけた元気な子供達が登ってきた。子供たちから元気をもらって下った。

 水尾別れで右折し水尾へと下った。しばらく下ると雪は消え落ち葉の道になった。どんどん下るとやがて集落が見えてきた。たわわに実った柚子が美しい。

愛宕神社から下山

愛宕神社から下山

愛宕神社から下山

愛宕神社から下山

愛宕神社から下山 多くの子供たちが登ってきた

愛宕神社から下山

愛宕神社から下山

水尾へ下山

水尾へ下山
水尾へ下山

たわわに実った柚子

水尾 「まるげん」さんに下山
 柚子の里水尾のまるげんさんに到着。早速柚子風呂に入り体を温めた。納会というか忘年会というか、地鶏の水炊き、すき焼、しし鍋と舌鼓をうちながらお酒も入って満腹になった。

 今年の友歩会は、伏見五福巡りの初詣例会に始まり、1月2月3月と3ヶ月間定例会は雨で中止になった。4月からほぼ順調で、お花見会と六甲油コブシ、5月は2月のリベンジの大文字山と己高山、6月は、高円山から若草山、7月は、有馬富士に登りキリンビアパーク神戸へ、8月は、摂津峡そうめん流しと弥仙山、9月は、中山連山、10月は、1月のリベンジで干支の山竜王山に登った。11月は、3月のリベンジで阿星山を計画したがまたしても雨天で中止になった。

 来年は、友歩会ができて25周年になる。出来れば記念になるような行事も考えてみたい。創めて25年もなるので今年は2度目、3度目の山が増えてきそうだ。

 現在計画中の山は、音羽山、サンドイッチ山、交野山、天下台山、天ヶ岳、蛇谷ヶ岳、観音峰、西方ヶ岳、蛛螺ヶ岳、天王山、須磨アルプス、久須夜ヶ岳、愛宕山、蛇谷北山などを考えている。

 アルプスや北海道例会も行ないたいのだが、とりあえず25周年ということで、西穂高岳、御嶽山、乗鞍岳などを検討中だ。

 今年は、あと1回年忘れ例会を残して終了だ、来年も多くの皆さんの参加をお待ちしています。

水尾 「まるげん」さんで納会

水尾 「まるげん」さんにて
ページ先頭へ
  

コース
 阪急嵐山駅前(8:35)=[京都バス清滝行き]=清滝(8:55/9:00)〜参道鳥居〜お助け水(9:20)
〜火燧権現跡・十七丁(9:26/9:31)〜壷割坂・十八丁〜一文字屋跡(9:38)〜二十丁(9:45)〜
なかや茶屋跡・二十五丁(9:55/10:00)〜休憩所・三十丁(10:20)〜大杉大神(10:22)〜
七合目(10:40/10:46)〜水尾別れ(10:54)〜黒門(11:15)〜
愛宕神社・愛宕山山頂(11:35/11:51)〜水尾別れ(12:25)〜
水尾・まるげん(13:11/入浴・納会/16:15)=[送迎バス]=保津峡(13:33/16:50)=
京都(17:14)

天 候  晴れのち霰のち雪、午後曇り
参加者 17名 
実施日 2012.12.08