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玉置山 山頂(後方は宝冠の森) | ||||
関西百名山 | ||||
玉 置 山 標高1076m | ||||
玉置神社P〜玉置神社〜玉置山〜花折塚〜稚児の森 | ||||
12月23日、24日で玉置山から笠捨山、行仙岳へ大峰奥駈道を行く予定で出かけた。初日の23日、梅田を8時前にバスで出発。阪神高速、南阪奈道を経て24号線を五條へと走った。ここから168号線で十津川を目指した。昨年の11月玉置山から五大尊岳に行ったがその折は先の台風で道路が寸断され復旧工事が急ピッチで行なわれていた。十津川は黄河のように濁っており、清流の面影は全くなない状態だったが、上流はかなり自然を取り戻してきているようだ。 途中、道の駅大塔で休憩し十津川から狭い狭い国道425号を走った。この道路の入口に白谷トンネル通行止めの表示が出ていてヤバイ予感がした。 くねくねした道を対向車がいたら大変だと思っていたが幸い広くなったところで路線バスと対向しただけだった。やがて21世紀の森に到着した。ここで少し早い昼食にした。 21世紀の森の片隅に水害記念碑が建っていた。それによると、十津川は明治22年未曾有の暴風雨に遭い、山河の様相が一変、死者が168人に及ぶ大災害を被った。この為600戸2600人は北海道に新天地を求め新十津川村を創り、郷土に残った村人は幾多の苦難を乗り越えて今日の十津川村を築いた。大いなる十津川の創造を誓いこの記念碑が建てられた。一昨年前の災害にもめげず新たな復興も続いている。 |
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水害記念碑 |
21世紀の森 森林館 |
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カンツバキ |
カンツバキ | |||
大森山・果無山地・牛廻山・鉾尖岳・伯母子岳・・・ 玉置神社駐車場より |
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昼食後、玉置神社駐車場に移動し、今日のコースを歩きはじめた。早速鳥居をくぐり参道を進んだ。参道の杉や枕状溶岩の岩などを見ながら神社の奥からお参りした。2004年に訪れた時には社務所の屋根を壊していた大杉、常立杉(とこたちすぎ)が少し無残な形になっていた。 本殿にお参りして、神代杉、夫婦杉から3000年を越える歴史を感じた。玉置神社は、大峰山系の霊山の一つである玉置山の山頂直下にある。世界遺産の大峯奥駈道の一部になっている。 |
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コース説明 |
玉置神社鳥居をくぐる |
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玉置神社へ |
玉置神社へ |
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常立杉(とこたちすぎ) |
いわれ杉 |
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玉置神社 本殿 |
玉置神社 本殿 |
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神代杉 |
夫婦杉 |
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三柱社の右側から玉置山山頂へと登山道が続いている。急な登りをしばらく行くと玉石社に着く、大杉の根元に玉石が祀られていてここの大杉も立派だ。 | ||||
三柱社 |
玉置山山頂へ |
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玉石社の大杉 |
玉石社 |
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玉置山山頂へ |
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玉石社を過ぎると山道になり急登がしばらく続く。ほどなく頭上が明るくなると山頂に到着する。 玉置山は、標高1076mで一等三角点になっている。玉置山は別名、沖見嶽といわれ、標石が立っていた。山頂には沖見地蔵尊が熊野灘の沖を眺めておられる。沖の展望までは期待できないが、左に王冠の森そして遠くに子ノ泊山などの山並が見える。少しはなれたピークには電波塔が建っている。 |
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玉置山山頂へ |
玉置山山頂へ |
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玉置山山頂碑 (玉置山頂1076m・別名沖見嶽) |
玉置山 一等三角点(標高1076m) |
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王冠の森(左)・子ノ泊山(右奥) 玉置山山頂より |
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沖見地蔵尊 |
玉置山 山頂にて |
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山頂をあとに大峰奥駈道を順峯(じゅんぷ)に進み花折塚から稚児の森へと下る。世界遺産記念碑へ下る途中の坂道に標石が建っていて餓坂(かつえざか)となっていた。全国各地に餓坂という地名があるが空腹のためひどく苦しむ辺りの急坂を言うのであろう。 その坂を下り終えると、世界遺産記念碑がありそばに展望台がある。天皇山などが見え、見通しがよければ遠くに熊野灘が見えるそうだ。ここからしばらく車道を歩くと展望台に着く。 |
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大峯奥駈道道標 |
稚児の森へ |
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稚児の森へ |
餓坂(かつえざか)を下る |
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餓坂(かつえざか)の碑 |
世界遺産碑脇の展望台 |
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十津川の森北又 西峰・天皇山・熊野灘(澄んだ日に見えるとか) 世界遺産碑脇より |
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世界遺産登録記念碑 |
展望台 |
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展望台から360度の大パノラマで素晴らしい。牛廻山、鉾尖山、護摩壇山、伯母子岳、大峰連山が遠く望める。今回は明日登る東屋岳、地蔵岳、槍ヶ岳そして笠捨山に注目した。笠捨山の右に蛇崩山が低いがどっしりして見える。明日を楽しみに展望台をあとに先に進んだ。 | ||||
東屋岳・地蔵岳・槍ヶ岳・笠捨山・・・蛇崩山 展望台より |
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東屋岳・地蔵岳・槍ヶ岳・笠捨山 展望台より |
槍ヶ岳・笠捨山 展望台より |
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しばらく車道を歩き、大峯奥駈道へと入って行く。杉林の静かな中を歩く、少し残念なのが左側の下に車道が平行していることだ。役行者は開山した霊場のをつなぐ修行の道、13000年の歴史の道奥駈道と、現在の自動車が通るアスファルトの道を交わりながら現在、過去、未来と考えようにおもしろい。 車道から花折塚への奥駈道を進むと花折塚が見えてきた。花折塚は、片岡八郎の墓で、後醍醐天皇の元弘元年大塔の宮が賊をさけて山伏姿となり十津川にこられたときのお供の1人。八郎はここで戦死し、ここに葬られ、この墓前を通る人々がよくお花を供えたので、花折塚と呼ばれるようになったという。 |
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花折塚へ |
花折塚へ |
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花折塚に到着 |
花折塚 |
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稚児の森へ |
稚児の森出合に下山 |
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奥駈道は車道と数回交わり稚児の森の少し手前の車道の奥駈道の案内板のあるところに出た。ここにバスが迎えに来ていて明日はここから順峯(じゅんぷ)し、笠捨山から行仙宿へと行く予定だ。 バスに乗って朝着いた21世紀の森へ立ち寄り、玉置山へ引き返して十津川へと下った。十津川温泉田花館で温泉に浸かりゆっくりくつろいだ。今日は玉置山も3回目だが明日の笠捨山は初めてであり楽しみだ。 |
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稚児の森出合案内板で明日の行程確認 |
稚児の森出合案内板 |
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十津川温泉 田花館 |
十津川温泉 田花館 |
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笠捨山へ | ページ先頭へ | |||
コース |