天ヶ岳 山頂にて
友歩会 定例会
天 ヶ 岳 標高788m
小出石〜[シャクナゲ尾根]〜天ヶ岳〜戸谷峰〜薬王坂〜鞍馬
 4月27日、友歩会定例会で天ヶ岳に登った。今回は、小出石からシャクナゲ尾根を上がり天ヶ岳へ、下山は鞍馬までのコースだ。シャクナゲやミツバツツジが大いに期待できそうだ。

 国際会館駅前から京都バスで大原から小出石へ向かった。当初出町柳から朽木行き7時45分発で計画していたがあまりにも時間が早すぎて集合できない人も出てきた。このバスは登山者などを除けばどんな人が利用するのだろうか。休日運行のこのバスはせめて8時30分発ぐらいにならないものかと思う。

 小出石でバスを降り国道477号を15分ほど歩くと左に小さな橋があり渡ると登山口がある。登山口の標高は約300m、ここから標高450m辺りまで急登が続く。登山口からいきなりの急登などでかなり厳しい、しかしここから標高差150mほど頑張れば緩やかな尾根歩きになるはずだ。

小出石を出発

天ヶ岳・シャクナゲ尾根登山口

いきなりの急登から登山が始まる

しばらく急登が続く
 あまりはっきりしない急登の登山道、標高差80mほど登ると標高約385mに踊り場がありレスキューポイントの立て札が建っている。ホッと一息休憩だ。

 息が整ったところで再び急登にアタックする。登山口から約40分ひたすら我慢しながら登ると標高490mピーク近くに登りつめた。満開のミツバツツジが目に飛び込んできた。そして周りに目を向けると待望のシャクナゲが数輪咲いている。

しゃくなげ尾根レスキューポイント1に到着

さらに急登が続く

急登が続く

急登が続く

急登はほぼ終わりだ

シャクナゲ発見
 シャクナゲだ、苦労して登ってきた甲斐があった。眺めたり写真を撮ったりしていると、行く先にも沢山しているではないか。この先シャクナゲとミツバツツジの花を楽しみながらシャクナゲ尾根をゆっくり歩いた。

 シャクナゲはツツジ科の常緑の低木で、花言葉は「威厳」「危険」「警戒」「荘厳」だそうだ。この可憐な花から想像できない花言葉に思える。もともとヒマラヤの奥地に咲く神秘的な花だったのでそうなったのかもしれない。シャクナゲの花は風格もあり「花の女王」とも言われるそうだ。

 一方、ミツバツツジはツツジ科の落葉紅葉樹の低木で、花言葉は「節制」「平和」「自制心」だそうだ。名前は開花後に出る葉が枝先に3枚付くことからきているという。

シャクナゲ

シャクナゲ

シャクナゲ

ミツバツツジ

シャクナゲを行く

シャクナゲ

シャクナゲを行く

シャクナゲを行く

シャクナゲを行く

シャクナゲを行く

シャクナゲ

ミツバツツジ

ミツバツツジ

シャクナゲ

シャクナゲ

シャクナゲ

シャクナゲ

シャクナゲ

アセビ

シャクナゲを行く 送電線下は伐採されている
 小さなアップダウンを繰返し、送電線が横切る尾根辺りに来ると樹木が伐採されていて少し殺風景だが焼杉山などが望める。この辺りでシャクナゲの群生地は終わり、緩やかな尾根を登りやがて尾根下を巻いて進むと大原からの道の出合に到着標高約560mだ。

 この分岐から標高約770mにある展望台、送電線鉄塔下へ標高差200m余りをお腹を空かせながら登る。しばらく巻き道を登ると尾根道になり、急登が続く。シャクナゲ尾根とは違って所々岩が露出している急登だ。やがて緩やかなピークになり鉄塔下に到着する。

シャクナゲ尾根は、大原からの道の出合に到着

天ヶ岳へ

天ヶ岳へ

天ヶ岳へ

天ヶ岳へ

ミツバツツジ

天ヶ岳へ

ミツバツツジ

天ヶ岳へ

ミツバツツジ

天ヶ岳へ

もうすぐ天ヶ岳の展望台に到着だ

シキミ

ミツバツツジ
 送電線鉄塔で周囲が開けているため格好の展望台になっている。北東方向を眺めると蓬莱山が、眼下には沖島、近江の山並みが見え、右下には琵琶湖大橋が見える。南西方向には、愛宕山、地蔵山など京都方面が望める。鉄塔下の日向で風を避けて昼食にした。

天ヶ岳の展望台(送電線鉄塔下)で昼食

蓬莱山・ナッチョ 展望台より

愛宕山・地蔵山 展望台より

天ヶ岳山頂へ
 昼食を済ませ今日の頂き、天ヶ岳山頂へ向かった。鉄塔のある尾根から一旦少し下り南へ続く尾根に上り返す。登り返しの最高点が天ヶ岳山頂だ。

 天ヶ岳は、標高788m、山頂は雑木に囲まれて全く展望はきかない。狭い山頂で7、8人のグループが昼食をとっていた。山頂到着が計画では13時30分とみていたがみんな元気で小一時間早い12時35分に到着した。

 下山は、鞍馬へと長い尾根を下った。しばらくはミツバツツジが沢山咲いていて目を楽しませてくれた。

天ヶ岳山頂(標高788m)に到着

天ヶ岳 山頂にて

天ヶ岳 山頂をあとに

鞍馬へ

ミツバツツジ

鞍馬へ

鞍馬へ
 天ヶ岳をあとに尾根をどんどん下り、40分ほどで岩が露出したピークを過ぎると三又岳のピークに着いた。道は山頂を巻いてついていたがちょっとよじ登ってみた。

 三又岳は、標高622mで雑木林のピークになっていてなにもない。巻き道の降りて先へと進む。しばらく行くと二又になっていて左は尾根道、右は巻き道になっていてこちらを進んだがどちらも行けそうだ。ひたすら尾根を下ると三角点ピークに着いた。

鞍馬へ

三又岳(標高622m) 雑木林のピークで何もない

戸谷峰へ

戸谷峰に到着
 このピークは戸谷峰というピークで、三等三角点になっている。標高は525mでまわりは樹林帯で展望は全くない。

 戸谷峰をあとに20分弱進むと経塚がある。さらに15分ほど行くとまた経塚がありほどなく薬王坂に到着した。

戸谷峰 山頂

戸谷峰 三等三角点(標高525m)

薬王坂へ

経塚

薬王坂へ

経塚を巻いて薬王坂へ

薬王坂へ

薬王坂に到着
 薬王坂は、伝教大師が鞍馬で薬王如来像を造り、比叡山に帰ろうとしてこの坂を越えた時、薬王が姿を現したことからこの名がつけられたそうな。その薬王坂を下り鞍馬へ無事下山した。

薬王坂に下山

鞍馬へ
 今日のコースは、長い尾根歩きのコースだったがみんな元気で歩けた。シャクナゲ尾根への登りと天ヶ岳への登りがかなり急登だったが頑張って登れて良かった。当初予定から1時間ほどバスの便が遅くなったので、鞍馬温泉の入浴を予定から外したがみんなの足が速く十分入浴の時間はとれたようだ。

 シャクナゲとミツバツツジを楽しみながら楽しい山旅ができました。参加者の皆さんありがとうございました。

鞍馬に無事下山

鞍馬の天狗

本日の登山グラフ
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天ヶ岳
標高:788m

三角点:なし
所在:京都府京都市右京区
地図:大原北西










2013.03.23
戸谷峰
標高:525m

三角点:三等
点名:戸谷
標高:525m
所在:京都府京都市右京区
地図:大原北西








2013.03.23
コース
 国際会館駅前(8:30)=[京都バス小出石行き]=小出石(9:02/9:07)〜登山口(9:21)
〜[シャクナゲ尾根]〜P490(10:00)〜P528(10:33)〜石楠花尾根分岐(11:44)〜
展望台・送電線鉄塔(12:00/昼食/12:28)〜天ヶ岳(12:37/12:43)〜三又岳(13:20)〜
戸谷峰三角点(14:00/14:10)〜薬王坂出合(14:44)〜鞍馬駅(15:08/15:18)=
出町柳駅(15:49)

天 候  晴れ時々曇り
参加者 11名 
実施日 2013.04.27