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6月6日、かたの山歩会で稲村ヶ岳に登った。山頂付近にシャクナゲが咲き誇るのを期待して登ったが果たしてどうだっただろうか。 交野市を6時45分バスで出発、洞川の登山口へと向かった。途中道の駅大淀で休憩し、吉野川を渡って国道309号線を走り、天川川合から洞川へと走った。 洞川に入り町並みを抜けたところの母公堂(ははこどう)でバスを降りた。母公堂は、大峰山で修行中の役行者(小角)を尋ねてこられた母公(白専女)と面会された場所で、最近までここから先は女人禁制(女人結界)になっていた。 登山準備をして母公堂(標高890m)から稲村ヶ岳(標高1726m)へ出発。母公堂の右横の登山口より登り始める。比較的急な登りが続き、15分ほどで鍾乳洞からの道に合流する。ここから山のひだを巻くように次第に高度を上げていく。 |
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母公堂に到着 |
母公堂(標高890m)を出発 |
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稲村ヶ岳登山道へ |
法力峠へ |
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フタリシズカ |
法力峠へ |
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マムシソウ |
法力峠へ |
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鍾乳洞分岐から半円状に時計方向に回り込み木道があって沢になるこの辺りが標高1100mでやっと標高差200m登ってきた。ここからまた同じように巻きながら進み北端から今度は南下して法力峠へと登る。 法力峠、標高1220mに母公堂から約1時間で標高差330mを登ってきた。ここで小休止して山上辻へと登り続ける。しばらく尾根沿いに登り、そこから尾根沿いに尾根の南側を巻きながら次第に高度を上げていく。 鉄階段、鉄ハシゴ、橋などがたびたび現れクリヤーしていく。沢を巻くときはほとんど道が崩壊またはやせていて危険なところが沢山でてくる。 それらをクリヤーしながら登って行くと、稲村ヶ岳の山頂や稲村ヶ岳のシンボル大日山の尖った岩峰が木々の間に見えてくる。 新緑が少し過ぎ深みのある緑のブナ林などがすばらしく美しい。期待のシャクナゲは、標高1500m辺りで遠くに見られる程度が咲いている。 |
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法力峠(標高1220m)に到着 |
山上辻へ |
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山上辻へ |
大日山 |
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山上辻へ |
稲村ヶ岳 |
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山上辻へ |
山上辻へ |
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新緑が美しい |
山上辻へ |
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新緑が美しい |
山上辻へ |
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やっと遠くにシャクナゲ確認(標高1500m) |
大日山 |
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山上辻へ |
山上辻へ |
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山上辻(標高1550m)に12時到着、母公堂を出発して2時間30分だ。ここから先、飲食禁止になっているので稲村小屋の周辺広場で昼食にした。小屋の主人の話だとこれから200人の中学生が登ってくるそうだ。団体に巻き込まれると大変なので食事を早めに済ませ山頂へと登りはじめた。 | ||||||||||||
山上辻(標高1550m)に到着 |
山上辻で昼食 ここから先は飲食禁止 |
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山上辻の案内 |
キレットへ | |||||||||||
キレットへ |
大日山 |
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キレットへ |
ツクシシャクナゲ |
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キレットへ |
イワカガミ |
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大日山の北側に着いて初めて身近にシャクナゲを見ることができた。シャクナゲの近くにはイワカガミが沢山咲いていた。 大日山の左側を巻いて登るとキレットに着く。稲村ヶ岳に登る前に先ず大日山に登った。急な岩場で木の根っ子やハシゴなどを補助に登った。キレットはかなり切れ込んでいてスリル満点だ。振り返ると木々の間から稲村ヶ岳の山頂が見える。 大日山は、標高1689mで山頂は狭く、大日如来と役行者の祠が祀ってある。うっかりすると滑落しそうな山頂だ。 |
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大日山山頂にアタック |
キレット |
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大日山山頂にアタック |
大日山山頂にアタック |
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大日山山頂にアタック |
大日山山頂にアタック |
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大日山 山頂(標高1689m) 役行者と大日如来 |
大日山 山頂にて |
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稲村ヶ岳 |
稲村ヶ岳 |
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細心の注意をしながらキレットに下山、みんな少しホッとした感じだ。稲村ヶ岳へ登り始める。直ぐ振りかえると今登った大日山がくっきりそびえている。この辺りから沢山のシャクナゲを見ることができた。残念ながらここのシャクナゲは咲いていなかった。稲村ヶ岳のポスターによく使用されているのが大日山をバックにシャクナゲの花が咲いた写真だ。 登りは稲村ヶ岳山頂付近の東側を巻いて南へ登って行く。尾根の西側は、大日山の絶壁の続きで切り立っているようだ。尾根の端まで行き北へとると程なく山頂に出る。 |
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キレット(標高1645m)に下山 |
稲村ヶ岳へ |
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大日山(シャクナゲが咲いていてほしかった) |
ツクシシャクナゲ |
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ツクシシャクナゲ |
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稲村ヶ岳へ |
稲村ヶ岳へ |
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ツクシシャクナゲ |
ツクシシャクナゲ |
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稲村ヶ岳へ |
稲村ヶ岳 三等三角点(標高1725.9m) |
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稲村ヶ岳は、標高1726mで三等三角点になっている。山頂は狭くほとんど尖った岩場なのでそれらの岩場をまたぐように展望台が設けられている。先ほど登った大日山と本峰の2峰を合せて稲村ヶ岳と呼ばれているようだ。 稲村ヶ岳は、女人大峯と呼ばれ、大峰山は女人禁制が維持されているため女性信者の行場として昭和34年に開放された。 展望台からは素晴らしい展望が得られる。東側には女人禁制の山上ヶ岳、竜ヶ岳、大普賢岳、国見岳などの連山が、南側には弥仙、弥仙にほとんど重なって八経ヶ岳、釈迦岳、頂仙岳など眺めることができた。また北側の下には大日山の全容が見たいのだが残念ながらその一部しか見えない。 山頂付近は、ツクシシャクナゲが沢山咲いていたが今年は裏年のようで、まだ咲いていない枝を見る限り花芽はほとんどないようだ。シャクナゲのほかミヤマカタバミ、イワカガミやツマトリソウ、ユキザサなどが咲いていた。花の百名山といわれるが時期が合わなかったようだ。 |
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山上ヶ岳・竜ヶ岳・大普賢岳・国見岳 稲村ヶ岳より |
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釈迦岳・弥仙・(八経ヶ岳)・釈迦岳・頂仙岳・・・ |
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ツクシシャクナゲ |
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山上ヶ岳 |
弥仙・(八経ヶ岳) |
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稲村ヶ岳 山頂にて |
ツクシシャクナゲ |
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ツクシシャクナゲ |
ツマトリソウ |
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山頂でしばらく展望を楽しんで下山を始めた。大日山を過ぎた辺りで中学生の団体が登ってきた。行き交う中学生、どうも女生徒の方が元気があるようだ。少し気になったのは、2人の女子生徒が引率の先生より数分先を単独で登っている。元気なのも良いが、もし滑落でもしたらと思うと先生はやはり注意するべきだろう。先日の赤坂山の遭難事故を思い出した。 | ||||||||||||
イワカガミ |
大日山 |
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山上辻へ |
山上辻へ |
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山上辻に下山すると広場は中学生で一杯だ。ここでリタイヤした生徒はざっと40人、2割だ。ここで小休止をして往路をひたすら下った。この山歩会は登りより下りが強く、俄然下りは早い。 | ||||||||||||
山上辻へ |
山上辻 200人の中学生で一杯 |
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法力峠・母公堂へ |
法力峠・母公堂へ |
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法力峠・母公堂へ |
法力峠・母公堂へ |
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山上辻から2時間40分母公堂に全員部j下山した。母公堂ではコーヒーとかき餅の接待を受け、みんな思いがけない接待にほっこりした。大峰山は修行の山なのでこのような接待を受けると普通の登山にはない、なにか人の心に触れるものを感じた。 母公堂にひとつの言葉が貼ってあり目にとまった。なぜなら最近私自身いらいらすることが多くなってきているようでその言葉にひきつけられたような気がした。バスに乗って出発を待っているとその言葉を書いた書を母公堂の方が手渡してくれた。お礼を言っていただいた。 「いらいらするな くよくよするな ぎすぎすするな おおらかに おおらかに」 母公堂をあとに洞川温泉へ、温泉で疲れを癒やしバスで交野市に戻った。 今日は大変有意義な山登りになった。これもひとえに下見して頂いた方、当日のリーダーさんそしてご一緒したみなさんのお陰だと思う。本当にありがとうございました。 |
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母公堂に無事下山 |
母公堂 |
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母公堂にて |
洞川温泉 |
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稲村ヶ岳 標高:1726m 三角点:三等 点名:稲村岳 標高:1725.9m 所在:奈良県天川村 地図:弥仙 大日山 標高:1689m 稲村ヶ岳のシンボル的なピーク。 山頂には大日如来、役行者が祀られている。 |
2013.06.06 |
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コース |