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西吾妻山 | ||||
日本百名山 | ||||
吾 妻 山 (西吾妻山) 標高2035m 磐梯山 標高1816m | ||||
北望台〜人形石〜梵天岩〜西吾妻山〜西大巓〜デコ平 | ||||
10月13日から16日で那須岳、安達太良山、吾妻山、磐梯山に行った。 10月15日第3日目は、吾妻山に登った。朝、ホテルの窓から眺める猪苗代湖、磐梯山は曇り空で、少し心配な天気だ。 |
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猪苗代湖 ヴィライナワシロより |
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磐梯山 ヴィライナワシロより |
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吾妻山 安達太良山より |
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ヴィライナワシロを7時30分バスで出発、白布湯元に8時40分到着、ロープウエイに乗って天元台高原駅標高1350mへ上がる。ここから3本のリフトしらかばリフト、しゃくなげリフト、つがもりリフトで標高1820mの北望台に到着。3本目のつがもりリフトが長く、標高差も250mとあり寒くて震えそうになる。 リフトに乗って麓を見ると雲海がとても美しい。リフトから写真に収めようと試みたがうまく撮ることが出来なかった。 |
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天元台高原ロープウエイ 湯元駅(標高920m) |
天元台高原ロープウエイ |
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天元台高原ロープウエイ |
リフト3基乗り継ぎ |
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雲海 |
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中大巓 リフトより |
安全の鐘 北望台にて |
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北望台で出発準備、風が強く、リフトでもかなり体が冷えたので防寒の為雨具の上着を着た。登山ルートを確認して、かもしか台展望台へと登り始める。石や岩がごろごろした道を登って行く。20分ほど登ると、石や岩の広場に出る。ここが、かもしか展望台、残念ながら霧で何も見えない。 |
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北望台で登山ルート確認 |
北望台を出発(標高1820m) |
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かもしか展望台へ |
かもしか展望台(標高1940m ガスで何も見えず) |
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かもしか展望台の上、標高差35mほどで中大巓、標高1964mの山頂だがどうも登山道がないようだ。地図では中大巓の山頂付近を巻くような道しかない。展望台で一息ついで人形石へと向かって木道を歩いた。 中大巓を巻いて進むと分岐になり右が西吾妻山への今日のメインコースで、人形石へ立ち寄るため左へ道をとった。分岐を過ぎてしばらく木道を行くとしばらく石畳の道になり、再び木道になる。やがて平たい岩が石畳のようになった広いところに着くと霧の向うに大きな岩が見えてくる。 人形石に到着、人形石といっても大きな岩が数個並んでいる。標識が建っていてそこには、「吾妻山高度指導標 現在地人形石 1963.6m」記されていた。 |
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人形石へ |
人形石へ |
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人形石に到着 |
人形石 吾妻山高度指導標(標高1963.6m) |
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人形石から分岐まで戻り、お花畑、湿原へ下る。人形石から湿原までの草紅葉が霧に包まれ別世界のようだ。湿原の端から登りになるがその直前に大凹(おおくぼ)の水場があり、冷たい水が湧き出ていた。 | ||||
人形石をあとに梵天岩へ |
梵天岩へ |
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草紅葉 |
お花畑湿原(標高1880m) |
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大凹(おおくぼ)の水場 |
梵天岩へ |
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水場を過ぎるといきなり大きな岩がごろごろした急坂を登る。ごろごろ岩を過ぎると今度はガラバ道になりさらにその先階段道になる。目の前にぼんやり岩の塊りが見えてきた。 | ||||
梵天岩へ |
梵天岩へ |
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梵天岩に到着、梵天岩は一つの大きな岩ではなくいろんな岩が重なって山のように積み重なった岩だ。もっとも霧の中でもやっとしていて全容はよく分からない。下山して来た人がここはどこですかと訪ねるぐらいだ。ここで昼食をとり出発しようとしたら霧に雨粒が混じってきた、雨が降りそうなので雨具を着て先へと進んだ。 | ||||
梵天岩に到着 |
梵天岩(標高2004m) |
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霧の中の石ころ道を進むと分岐になり、右にとり天狗岩をへて西吾妻小屋へ行く予定だったが、濃霧と風を考えて西吾妻山へ直行することにした。一旦10mほど下り木道、泥んこ道など過ぎ標高差40mほど登り返す。 | ||||
天狗岩分岐近く |
天狗岩分岐を左へ | |||
天狗岩分岐から一旦下る |
西吾妻山へ登り返し |
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クマササと樹林帯の中の道を登っていると山頂に到着する。しっかり見ていないと通り過ぎてしまいそうな山頂だ。 西吾妻山は、標高2035mで樹林帯の登山道脇に標識が建っているくらいで展望もなくただの山といった具合だ。登ったという感激もなくどうしようもない山頂だ。吾妻連峰の最高峰なので日本百名山の主峰にしたのだろうが少し今一といった感じだ。昨年登った、今ららも行く西大巓の方が代表する山に適しているのではないか、まだ登っていない吾妻連峰のなかにふさわしい山があるのではないかと思った。 |
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西吾妻山 山頂に到着 |
西吾妻山 山頂にて |
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西吾妻山 山頂 |
西吾妻山 山頂(標高2035m) |
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兎にも角にも日本百名山の一座を登頂して、西吾妻小屋へと下った。小屋は30人ほどの団体で賑わっていた。 | ||||
西吾妻山を下山 |
西吾妻小屋へ |
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西吾妻小屋へ |
西吾妻小屋(標高1985m) |
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少し立ち休憩して小屋が静まり返って静かな山になったので、下山を始めた。ここから一旦鞍部まで標高差100m余り下り西大巓へ標高差110mほど登り返すのだ。 霧に包まれた草紅葉の中の木道を下り、階段道、木の根っ子の多い泥んこ道、クマササの道、そして鞍部の草紅葉の道を歩き、少し急な登りを頑張ると、西大巓の山頂に着く。 |
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西吾妻小屋をあとに西大巓へ |
西大巓へ |
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西大巓へ |
西大巓へ(標高1870m辺り ほぼ鞍部) |
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西大巓へ登り返し |
西大巓に到着 |
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西大巓は、標高1982mで二等三角点になっていて、霧がかかっていなければ四方が見えるはずだ。三角点は壊れたままになっていて、柱石が破損し、磐石が露出した状態になっている。昨年11月雪中行軍してここまで登ってきて西吾妻山登頂をあきらめた山頂だ。 | ||||
西大巓 山頂 |
西大巓 山頂 |
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西大巓 二等三角点(標高1982m) |
西大巓をあとにデコ平へ |
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下山はデコ平だが急な下りでどろこね道が延々と続く。我慢我慢の2時間ひたすら滑らないように転倒しないようにと気をつけながら下った。 | ||||
デコ平へ |
デコ平へ |
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デコ平へ |
デコ平へ |
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デコ平へ |
デコ平へ |
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我慢も限度にきた頃デコ平スキー場の上部に下山した。ここから少しゲレンデの斜面を下りゴンドラリフト乗場へ下った。パノラマゴンドラリフトに載ってグランデコに全員無事下山した。送迎バスでヴィライナワシロへ戻り、温泉につかってゆっくりくつろいだ。明日の磐梯山登山はできるだろうか。就寝。 | ||||
デコ平 グランデコスキー場に下山 |
デコ平リフト乗り場に到着 |
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パノラマゴンドラリフト |
グランデコ |
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10月15日第4日目、今日は磐梯山登山の日だ。夜半から雨が降り続いている。台風情報を見ると台風26号は午前中、福島辺りがかなり荒れそうな状況だ。とにかく今日の磐梯山登山は中止になってホテルでチェックアウトの10時まで待機になった。さらに1時間ロビーで待機延長、飛行機の運航状態を確認するとどうにか夕方には乗れそうな雰囲気になってきた。とにかく仙台空港へ行くことにした。 | ||||
台風26号接近 |
台風26号接近 |
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台風26号接近ホテルで待機 |
台風26号接近ホテルで待機 |
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仙台空港に、14時過ぎ到着、大阪行きの出発時刻は19時発だ。待ち時間が5時間もありそれも出発するかどうかも分からない、とにかく今日中に帰りたいので待つことにした。空港内をぶらついたりベンチに座って缶ビールを飲んだりしてしばらく時間を過ごした。帰れそうな雰囲気になってきて、やっと搭乗券が入手できた。しかも予定便より早い17時35分発になった。早い便で伊丹空港に帰阪した。 今回は、那須岳が強風と連休の渋滞で登れなく、最終日の磐梯山は台風26号で登れなかった。今回一番良かったのは安達太良山で天気は良好、沼ノ平火口にびっくり、紅葉も美しく素晴らしかった。ただ連休の混雑で山頂の乳首に登れなかったのは残念だった。吾妻山は霧の中の行動でなんとか行ってきたとの感想になった。 今回は、リーダーさんが一人で連休の渋滞、混雑そして何より台風26号の影響で大変ご苦労頂いたと思う。リーダーさんに感謝すると共に、ご一緒頂いた参加者の皆さん楽しい山旅ありがとうございました。 |
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仙台空港 津波到達高さ3.02m(右柱の線) |
FA200エアロスバル |
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台風一過青空に |
ANA738で大阪へ |
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安達太良山に登る | ||||
西吾妻山 標高:2035m 三角点:なし 所在:福島県二本松市 地図:安達太良山 |
西吾妻山 山頂 2013.10.15 |
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西大巓 標高:1982m 三角点:二等 点名:西吾妻山 標高:1982.1m 所在:福島県二本松市 地図:安達太良山 ☆柱石破損、磐石露出 |
西大巓 二等三角点 2013.10.15 |
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コース |
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