大御影山 山頂
 高島トレイル
大御影山 標高950m
抜戸〜近江坂〜大御影山〜能登又谷〜松屋
 12月4日、大御影山に登った。大見影山は、武奈ヶ嶽や三重嶽登った際一度登ってみたいと思っていたが、ちょうどツアーがあったので参加した。

 梅田を7時20分バスで出発、名神京都東ICから湖北道を走り安曇川で休憩、近江今津から国道303号を経て上中より国道27号を美浜へと走った。途中、武奈ヶ嶽や三十三間山なども美しく見えた。美浜に入ると左手に円錐形の、天王山が見えてきた。県道213号に入るとまた左手に御岳山が田園の向こうに美しく見えていた。地元の人達が楽しめそうな山だ。

天王山(標高331m) 美浜にて
御岳山(標高549m) 美浜にて
 県道を南下して山に向かう。途中変電所が見えるがこの辺より道幅が狭くなり、松屋から地道の林道になる。松屋には、新庄渓流の里があり釣り人が来るそうだ。ここで左折しさらに上へ登っていく。三叉路がありここを右にとって栗柄谷をさらに登り、標高450m辺りからジグザグの道を上がっていくとやがて道は峠になり標高570mの抜戸に到着する。

 ここでバスを降り登山支度をする。高島トレイルの標識がありそのトレイルを大見影山へと登っていく。ゲートがありほんのしばらく歩くと林道の曲がり角に大見影山登山口が左側にありここから山へと入っていく。

抜戸(標高570m)

高島トレイル 抜戸

抜戸を出発

大御影山 登山口(標高580m)
 登山口を入ると広っぱがあり陽射しを受けて暖かい感じと、思う間もなく急登が始まる。急登は標高700m辺りまで続きその先は快適な尾根歩きになる。今日はこのあたりにゲリラ降雨が予想されていて雨に降られるのを覚悟で来たが素晴らしい天気になった。

登山口を入った所

急登が始まる

近江坂へ(標高640m)

近江坂へ

近江坂へ(標高750m)

ブナ林

近江坂へ(標高840m)

近江坂 ピラディスト今津分岐(標高850m)
 抜戸を出発して約45分で近江坂に到着、ここで昼食にした。近江坂の分岐から南へ下るとピラディスト今津へ通じている。以前ピラディスト今津からここへ登ってくる計画をしたことがあるが、今日は大きく山塊を巻いて美浜方面から登ってきた。近江坂から木々の間に三重嶽が望め、周りのブナ林がとても美しい。

三重嶽

近江坂(標高850m)

ブナ林
 近江坂からは緩やかな尾根道を登って行く。青空に映えるブナの木々、陽だまりの暖かそうなブナの林とても素敵だ。左側には三重嶽、右側には大谷山そして赤坂山、明王ノ禿、三国山など木々の間から時々望める。

大御影山山頂へ

大御影山山頂へ

大御影山山頂へ

大御影山山頂へ

三重嶽

大谷山

大御影山山頂へ

大御影山山頂へ

ブナ

三国山・明王ノ禿・赤坂山

大谷山

陽だまりのぶなの林

大御影山山頂へ

大御影山山頂へ(標高920m)
 楽しく40分ほど陽だまりの、ひと月前の季語だと小春日和の尾根を楽しく歩いた。山頂近くになると数日前に降った雪なのか所々に残っていた。

 大見影山は、標高950mで三等三角点になっている。山頂は広く、西側にもう一つのピークがあり反射板が建っている。展望は木々であまり見えないが木々の間から、三重嶽が一番開けて見える。北側に台地上の高原が広がり大きな山塊に見える。この近くの三十三間山の山頂付近とよく似た山容だ。

大御影山 山頂にて

大御影山 山頂

大御影山 山頂

大御影山 三等三角点(標高950m)

大御影山山頂から北側の高原

三重嶽

大御影山山頂の反射板
 山頂で15分ほど休んで下山開始した。高島トレイルは尾根を西に進んで大日尾根へと続いているが今回がここから白谷登山口へ下山した。

 山頂付近の樹木は風雪に耐えてきたのだろうか、風に吹き飛ばされ、大雪に押しつぶされそれでも耐えに耐えてきた木々が、何事にも負けじと根性で生きているようだ。

 そんな木々はオブジェのように変形し押しつぶされたらそこからまた天に向かって伸び、雪で折れてしまった枝、また新たな芽を吹き枝を伸ばしていく、なんと力強いんだろう。人間、七転八起は精々数十年、ここで営まれている大自然の七転八起は何百年続いているのだからすごいと言わざるを得ない。

 大自然の息吹を感じながら高原を楽しく歩いた。振り返ると大見影山のなだらかな山頂と反射板が眺めれれる。

山頂の自然のオブジェ

山頂の自然のオブジェ

北側の高原を行く

北側の高原を行く

北側の高原を行く

頑張る木

北側の高原を行く

大御影山 北側の高原から

大御影山 北側の高原から

北側の高原を行く

白谷登山口へ

雲谷山
 高原が終わると北西へ続く尾根を白谷登山口へと下る。尾根の下りはところどころかなりの急斜面で注意しながら下った。標高650m辺りまでは美しいブナ林で楽しく降れる。標高630m辺りまで下るとしばらくユズリハをかき分けて下る。尾根も終わりに近づき標高360m辺りから登山道も消え、左下の谷筋へと斜面を巻きながら下る。

白谷登山口へ(標高920m)

白谷登山口へ

白谷登山口へ(標高730m)

白谷登山口へ(標高630m)

白谷登山口へ

白谷登山口へ(標高360m)
 なんとか沢に下ると三回ほど渡渉しながら下っていく。最後の沢を渡って林道へよじ登れば白谷登山口に到着だ。

白谷登山口へ

白谷登山口へ(標高320m)

白谷登山口へ

白谷登山口へ

白谷登山口(標高320m)

白谷登山口に無事下山
 登山口から林道を下り始めるといきなり山崩れで道が塞がれている。谷川に回り込んで崩れた土手を登り返して林道に戻る。林道も土砂が押し流されてひどい状態になっている。土石流の堰堤の端は大きくえぐられて大変なことになっている。多分台風18号の被害だろう。

 林道を15分ほど下ると広場でバスが待っていた。バスで行きに通った松屋へ下り、美浜町から敦賀IC付近の温泉に行った。敦賀きらめき温泉リラ・ポートで、北陸トンネル掘削時に湧き出したアルカリ性単純温泉とこの地の温泉ナトリウム炭酸水素塩泉の2つが楽しめる。料金は少し高い1000円だ。

 折しも、下山して美浜に着く頃から雨が降り出したが、登山中は素晴らしい天気で大変良かった。お天気に感謝だ。リーダーさんありがとうございました。参加者の皆さん楽しい山旅をありがとう。

林道を下る 山崩れで林道崩壊

崩壊場所をクリヤー

荒れた林道を下る

無事バスに到着(標高215m)
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大御影山
標高:950m

三角点:三等
点名:野呂尾
標高:950.1m
所在:福井県美浜町
地図:熊川・三方








大御影山 三角点 2013.12.04

コース
 梅田(7:20)=[バス]=京都東IC=藤樹の里あどがわ(9:03/9:17)=高島=美浜町=
松屋(10:36)=抜戸(11:15/11:24)〜大御影山登山口(11:26)〜
近江坂・ピラディスト今津分岐(12:11/昼食/12:34)〜大御影山(13:13/13:26)〜
大御影白谷登山口(15:13)〜駐車場(15:31/15:38)=[バス]=松屋(15:43)=美浜町(16:00)〜
敦賀きらめき温泉リラ・ポート(16:32/入浴/17:30)=敦賀IC=菩提寺PA(18:52/19:09)=
梅田(20:15)

参加者 18名
実施日 2013.12.04
ツアー 毎日新聞旅行 kawarai  nagao