清冷山 矢筈岳より 撮影:2011.01.30
近畿百名山
清 冷 山 標高878m
栗ノ木登山口〜清冷山 (往復コース) 明恵峡温泉 
 1月21日、和歌山の清冷山に登った。清冷山は近畿百名山、2011年に登った矢筈岳から美しく見えていた山だ。

 梅田を8時前にバスで出発、高速を走り、紀ノ川SAで休憩をとり、有田ICから一般道を走った。道の駅しらまの里で休憩登山準備をして登山口の栗ノ木集落の笠松大橋の近くの林道入口でバスを降りる。

日高川

栗ノ木登山口(渡瀬林道)を出発(標高170m)
 渡瀬林道を10分ほど歩くと、左手に清冷山への登山口の取付きがある。テープが巻かれているがよく見ないと分からない登山口だ。

 登山口を入ると簡易の橋を渡り、沢の左岸に沿って急斜面を登りその後尾根筋まで急斜面をジグザグに登る。歩き始めて直ぐのこともありかなり厳しい登りだ。なんとかクリヤーしてホッとするまもなくまた急登が続く。

登山口(林道からの取付) (標高215m)

清冷山へ

尾根への急斜面を登り始める

清冷山へ(標高260m)

清冷山へ(標高330m)

清冷山へ(標高370m)
 標高425mの第1ピーク(P1)に到着、かなり厳しい登りだった。ここで小休止をとり少し楽になる。休憩いた少し先が開けていて、清冷山山頂方向が見え、南西方向に矢筈岳が横たわって見える。

清冷山へ(標高425m)

清冷山へ

矢筈岳 尾根道より(標高425m)

清冷山へ

清冷山へ先頭P2(標高479m)
 しばらく少し緩やかな尾尾根を登って行くと急な登りになり登り切ると第2ピーク(P2)標高479mを通過する。このピークを少し下るとまた急な登りが続く。標高660m辺りに伐採地の広場がありここで休憩、ほっと一息つく。

清冷山へ(標高510m)

清冷山へ

伐採された広場で休憩(標高660m)

清冷山へ
 再び急登が続きやがて苔むした岩が盛り上がったような急斜面を登る。ガイド本には大岩と書いてあった地点だがその大岩はどこになるのか探しながら登る。先に進んでも想像する大岩はなかった。結果的に苔むした岩が盛り上がった小さなピークのようなところが大岩と呼ばれているようだ。

 大岩を過ぎ広々した緩やかなところから見上げるような急登になり、これを登りきれば山頂のようだ。間伐された木をまたいだり巻いたりしながら急登を必死で登った。樹林帯の向うに陽が射し山頂が近づきそして山頂に到着した。

大岩を取付き(標高750m)

大岩を登る

清冷山へ(標高780m)

清冷山へ(標高830m)

清冷山へ(標高860m)

清冷山山頂に到着
 清冷山は、標高878mで二等三角点になっている。山頂は広く山頂付近の木が伐採されていてくつろげるようになっている。展望はわずか西側が開けていてごつごつした山容の矢筈岳が望める。

 天気予報では夕方から雨になるようだったが、良い天気になって青空で風もなく楽しい山登りになった。数人は半そでTシャツ姿で登っていた。それ以外の人はかなり汗しながらの登りだった。山頂でゆっくり陽ざしを浴びながら昼食をとった。冬の山の久々の至福のひとときだ。

清冷山 山頂

清冷山 山頂

清冷山 山頂にて

清冷山 山頂

清冷山 二等三角点(標高878.2m)

矢筈岳 清冷山山頂より

矢筈岳 清冷山山頂より

清冷山をあとに
 下山開始、木々の間から白馬山が見え隠れしてきた。なかなか綺麗な山で次の目標の一つになりそうだ。大岩を再度確認し、急斜面を下る。登りに通過したP479で一人遅い人がいたので時間調整を兼ねて小休止をとった。

白馬山 木々の間より(標高835m)

登山口へ

大岩

登山口へ

P2 P479(標高479m)

登山口へ
 標高425m辺りの少し杉が間引かれた尾根から北に白馬山、西に矢筈岳、振り返ると山頂ははっきりしないが清冷山が見える。

 ここから最後の下りで朝登る時あえぎながら登ってきた道を下る。右下に沢が見え滑ったら沢まで落ちそうな斜面を沢に沿って下る。足元に林道が見えホッとしたいが足元がかなり悪い。最後の注意をしながら無事林道に下った。

白馬山 登山道より(標高425m)

矢筈岳 登山道より(標高425m)

登山口へ(標高400m)

登山口へ

林道登山口に下山
 林道を下り、笠松大橋袂の駐車場にバスが待っていた。できれば日高川にかかる吊橋を渡って登山終了として欲しかったと思った。

栗ノ木登山口に到着(標高170m)

登山口駐車場に無事下山
 下りに転んで手首を捻挫した人がいて応急手当をしてバスは明恵峡温泉へと向かった。

 かなや明恵峡温泉は、山々に囲まれた有田川の渓谷「明恵峡」を望む高台にありなかなか良い温泉だ。冬なのに汗をしただけに温泉でゆっくりくつろげてよかった。温泉の後は有田のどんどん広場でみかんや野菜を買ったりしていた。一袋100円のみかんは人気がありそうだった。

 高速に入れ、途中岸和田SAで休憩して梅田へと戻った。清冷山はほとんどが杉の植林で展望は数箇所だがなかなか登り応えのある山だった。北に見えていた白馬山には登ってみたいと思う。

 案内頂いたリーダーさんありがとうございました。楽しい山旅にして頂いた参加者のみなさんありがとうございました。白馬山に興味の人が多かったのでまたお会いできるかもしれませんね。

かなや明恵峡温泉

かなや明恵峡温泉(和歌山県温泉協会HPより)
ページ先頭へ
  
 
清冷山
標高:878m

基準点名:清冷山
等級種別:二等三角点
標高:878.2m
所在:和歌山県日高川町
地図:寒川

 
    清冷山 矢筈岳より        清冷山山頂

清冷山 二等三角点 878.2m 2015.01.21

コース
 梅田(7:46)=[バス]=紀ノ川SA(8:46)=有田IC(9:16)=道の駅しらまの里(9:43)=
栗ノ木登山口・林道渡瀬入口(10:05/10:09)〜登山口(10:18)〜P1(10:45/10:52)〜
P2・P479(11:02)〜(11:30/11:37)〜大岩(11:52)〜清冷山(12:10/昼食/12:40)〜
大岩(12:53)〜P2(13:25/13:31)〜P1(13:39)〜登山口(14:00)〜
栗ノ木登山口P(14:10/14:20)=[バス]=かなや明恵峡温泉(14:45/入浴/15:45)=
どんどん広場(15:54)=有田IC(16:17)=岸和田SA(16:57)=梅田(17:53)

天 候  晴れのち曇り
参加者 13名
実施日 2015.01.21
ツアー 毎日新聞旅行 kawamura  nishijima