扁妙の滝にて 写真:山歩会S氏
かたの山歩会
笠 形 山 標高939m 扁妙の滝
グリーンエコー登山口〜篇妙の滝〜笠形山〜笠ノ丸〜グリーンエコー 
 2月5日、かたの山歩会の例会で氷瀑を期待して扁妙の滝、笠形山に行った。早朝、門真市駅5時53分の3番電車で出発、枚方市で乗換え河内森に6時31分到着、少し歩いてコンビニでおにぎりを買ってJR河内磐船駅前の集合場所に6時45分少し前に到着した。

 駅前から貸切バスで笠形山へと出発した。今日の参加者は16人。今年からバス料金が国の方針で安全第一になり現行の2倍になる。昨年度の契約で安く行けるが、これからバス旅行は高くなりこれが最後になるかもしれない。

 高速道は幸い渋滞なく順調に走った。加西SAで休憩して、グリーンエコー笠形に9時前に到着した。幸か不幸かキャンプ場までの道路は凍結していなくバスでキャンプ場駐車場まで上がった。

グリーンエコー笠形 笠形山登山口

準備体操
 キャンプ場で登山準備をして、氷瀑の扁妙の滝を期待して歩き始めた。しばらく歩くと正面に滝が見えてきた。橋を渡って階段を登ると左側はオウネン滝だ。水量はかなり多く、黒光りした岩に白い帯がしぶきをあげて落ちている。

登山口を出発(標高390m)

オウネン滝が見えてきた

オウネン滝

オウネン滝

オウネン滝にて(標高430m)
 オウネン滝を眺めて、滝の左岸の階段道を登って行く。滝頭の上を大きく巻くように登ると、岩がごろごろした広い沢になる。広い沢を横切って右岸を少し登り、絶壁の下を通過すると正面に滝が見えてくる。残念ながら滝は凍っていないようだ。

扁妙の滝へ

扁妙の滝へ

扁妙の滝へ

扁妙の滝へ

扁妙の滝へ

扁妙の滝に到着(標高500m)
 扁妙の滝に到着、期待していた氷瀑にはほど遠い。それでも少しは氷結した扁妙の滝を眺め、滝の絶壁が氷瀑になっている想像して楽しんだ。山歩会のSリーダーは、近くの出身で昔はこの時期何時来ても氷瀑が見られ、アイスクライミングもできたそうだと云う。今日の気温は推定5℃ぐらいだろうか、やはり地球温暖化の影響が進んできているように思える。

扁妙の滝

扁妙の滝

扁妙の滝

扁妙の滝をあとに

滝見台へ
 期待は大きく満たされなかった扁妙の滝をあとに滝見台へと移動した。滝下の分岐に戻り、苔むした急な道を登り頭上の尾根に上がる。鉄の長いハシゴを登り切ると尾根に出る。少し尾根を下ると展望台に着く。
 滝見台から眺める扁妙の滝は落差65mだそうでここから眺めるとその落差が実感できる。

滝見台へ

滝見台へ

扁妙の滝 滝見台より(標高520m)

扁妙の滝 滝見台より
 扁妙の滝をあとに、これから笠形山へ登り始める。展望台横から登山道が続いている。しばらく巻いて進むとグリーンエコーへ下る分岐を通過する。帰路はここから下る予定だ。分岐を過ぎると急登になる。頑張って登り切ると三合目標高600mを通過する。

笠形山へ

笠形山へ

笠形山へ 三合目通過(標高600m)

笠形山へ
 三合目から五合目までは比較的緩やかな道が尾根を巻くように続いている。五合目で岩盤の沢に合流する。とてつもない大きな岩盤の沢でこの沢の下流に扁妙の滝がある。

笠形山へ

笠形山へ 岩盤の沢沿いを登る

岩盤の沢 この沢の下流に扁妙の滝が!

岩盤の沢

笠形山へ五合目で休憩(標高660m)

笠形山へ 岩盤の沢を渡る
 五合目で小休止にした。休んでいると粒雪が降りはじめ寒くなってきたので雨具の上着を着た。岩盤の沢を渡って上流へと歩き、しばらくして沢に別れ右の尾根へと登って行く。やがて長く上まで続く階段道があり登り始める。最後の階段は段差が大きく必死で登る。

笠形山へ

笠形山へ

笠形山へ 階段道(標高700m)

笠形山へ 長い階段を登る
 登り切ると今度は植林の中の急斜面になり、次第に足元が滑りやすくなってきた。急斜面をほぼ登り切った踊場でアイゼンを装着する。アイゼンを付けて登り始めると六合目を通過する。

笠形山へ 階段の次ぎは急斜面の登攀

斜面の踊り場でアイゼン装着(標高750m)

笠形山へ

笠形山へ
 六合目を過ぎしばらくするとまた巻き道になり緩やかな登りになる。七合目、八合目を過ぎ前方に尾根筋が見えてくると神埼町分岐に到着する。ここから山頂まで1kmたらずの距離、小休止をして最後の登りに備える。

笠形山へ

笠形山へ

笠形山へ 八合目通過(標高810m)

笠形山へ

笠形山へ 神崎町分岐(標高845m)に到着

笠形山へ
 分岐から尾根を少し進むと九合目になりやがて足元の悪い最後の急登になる。やがて東屋が見えてくると山頂だ。

笠形山へ

笠形山へ
 笠形山は、標高939mで一等三角点になっている。播磨富士とも呼ばれ、千ヶ峰とともに、笠形山千ヶ峰県立自然公園になっている。山頂からは360度の展望で素晴らしいと云いたいが残念ながら今日は雲がかかっていて少し残念だ。雲間に微かに雪彦山が西に、北には氷ノ山の山々だろうか雪を頂いた山が見える。北東の千ヶ峰は雲の中だ。南には笠形山のもうひとつの峰、笠ノ丸が見える。

 山頂は、雪もやみ風もなく穏やかになり東屋でお弁当を広げ昼食にした。昼食後、分岐まで下り、笠ノ丸に立ち寄って下山することにした。

笠形山 山頂

笠形山 一等三角点

笠形山 一等三角点(標高939.4m)

笠形山 山頂

笠ノ丸(標高883m) 笠形山山頂より

笠形山 山頂にて 写真:山歩会S氏
 笠形山山頂をあとに下り始める。道は雪をかぶった石ころだらけの急坂で注意して下っていたが、一人がアイゼンを引っ掛けて前のめりの転倒、幸い怪我もなくてよかった。アイゼンを付けての下りは引っ掛けるので通常の下りより余程の注意が必要だ。

笠形山をあとに

笠ノ丸へ

笠ノ丸へ

笠ノ丸に到着
 分岐まで下り登り返すと笠ノ丸に到着。山頂に東屋があり、笠形山の山頂が少し見える。案内板では瀬戸内海、家島群島が見えるそうだが今日は見えなかった。笠ノ丸をあとに分岐まで戻り、往路を下山した。

笠ノ丸(標高883m)にて 写真:山歩会S氏

笠形山 笠ノ丸より

笠ノ丸をあとに神埼町分岐へ

グリーンエコーへ 神崎町分岐を通過

グリーンエコーへ

グリーンエコーへ
 雪道の快適な下りを歩き、六合目辺りからの急斜面、階段を転倒しないよう注意をしながら下る。五合目近くまで下ってアイゼンを外し足が楽になる。五合目で小休止をとってグリーンエコーへと下る。滝見台分岐までは往路を下り、ここからグリーンエコーへの道を下る。

 標高500m辺りの巻き道に大きな岩がごろごろしているところを過ぎれば登山口まで標高差約100mの急な下りが続く。やがてキャンプ場が見えてくると登山口だ。

グリーンエコーへ 六合目辺り 

グリーンエコーへ 階段道

グリーンエコーへ 五合目に下山

グリーンエコーへ

グリーンエコーへ

グリーンエコーへ 滝見台分岐辺り

グリーンエコーへ

グリーンエコー登山口(標高390m)に下山
 14時45分無事全員下山、クールダウンをしてバスに乗り、かさがた温泉へと向かった。かさがた温泉は笠形山の南側だが、グリーンエコーは西側にあり山麓を大きく大きく巻いて行かなければならない。高速道を走り30分余りでかさがた温泉せせらぎの湯に到着、温泉にゆっくり浸かり冷えた身体を温めた。ぽかぽかしたところで隣のせせらぎ亭でビールで乾杯、軽く食事をしてバスに乗り帰途についた。

 氷瀑は期待ほどでなく少し残念でしたが、雪の笠形山は素晴らしく、楽しい山旅になりました。お世話を頂いた幹事の方々にありがとうを申し上げます。参加者のみなさん楽しい山登りありがとうございました。

グリーンエコーキャンプ場に到着

かさがた温泉せせらぎの湯
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笠形山

基準点名:笠形山
等級種別:一等三角点
標高:939.4m
所在:兵庫県神崎町
地図:栗賀町


 

笠形山 一等三角点 939.4m 2015.02.05

コース
 河内磐船駅前(6:45)=[貸切バス]=加西SA(8:08/8:21)=グリーンエコー笠形(8:48)=
キャンプ場・笠形山登山口(8:52/9:09)〜オウネン滝(9:16)〜扁妙の滝(9:30/9:50)〜
滝見台(10:00/10:04)〜三合目(10:13)〜四合目(10:24)〜五合目(10:34/10:40)〜
六合目(10:52)〜(10:59/アイゼン装着/11:10)〜七合目(11:19)〜八合目(11:30)〜
神埼町分岐(11:39/11:43)〜九合目(11:44)〜笠形山(11:58/昼食/12:35)〜
神埼町分岐(12:50)〜笠ノ丸(13:01/13:07)〜神埼町分岐(13:13)
〜(13:49/アイゼン外す/13:54)〜五合目(13:56/14:03)〜展望台分岐(14:28)〜
キャンプ場・登山口(14:44/14:53)=グリーンエコー笠形(14:56)=
かさがた温泉(15:30/入浴・飲食/17:12)=西宮名塩SA(18:15/18:27)=
JR河内磐船駅前(19:12)

天 候  晴れ時々曇り一時雪  気温 2.5℃(笠形山山頂)
参加者 16名 
実施日 2015.02.05