毛勝山
日本二百名山 
毛 勝 山 標高2414m
片貝山荘〜登山口〜三角点〜クワガタ池〜毛勝山 (往復ルート)
 9月16日から18日で毛勝山に登った。第1日目の9月16日は大阪梅田を9時30分阪急高速バス(富山地鉄バス)で富山へと向かった。梅田を出て京都深草まで各停留所に立ち寄る、京都南辺りで事故渋滞で少し遅れる。途中、北陸道に入り神田PA、尼御前SAで15分足らずの休憩をとり富山駅前に少し遅れて到着した。

 新幹線ができて、正面が綺麗になった。ここから魚津までJRから第3セクターに変わった「あいの風とやま鉄道」に乗車した。車両はびわ湖線などで使われている比較的新しい車両だ。魚津駅に着いて送迎バスで金太郎温泉へ、途中明日の朝食と昼食をコンビニに立ち寄って購入した。金太郎温泉は、見た所かなり大きな温泉だ。

 到着後、さっそく金太郎温泉に浸かりゆっくりくつろぐ、素晴らしい温泉だ。夕食を頂いて明日の出発が早いので早々に就寝。夜半から雨の予想だが明日はなんとか崩れないでほしいと願う。

 第2日目9月17日、朝3時過ぎに起床して、4時タクシーで登山口のある片貝山荘へ向かった。片貝山荘から少し上の林道ゲートに4時40分前に到着、暗闇の中登山支度をして出発。

 右手の橋を渡って林道を進んで行く。真っ暗の中登山口を左手に見つける。毛勝山登山口の表示は、かまぼこ板より少し大きめの小さな木片で文字が読み取れないようなものだ。タクシーを降りたところには、僧ヶ岳登山口の立派な標識があったがこの毛勝山登山口とは雲泥の差だ。

 登山口から登り始めると、いきなり急登になってくる。暗闇でヘッドライトの光だけなので周りの様子がよく分からないが急登が続いているようだ。

林道ゲートで登山準備

毛勝山登山口の小さなしょぼい標識

登山口出発(4:57)(標高740m)

毛勝山へ(5:14)

毛勝山へ(5:24)

毛勝山へ(5:28)(標高71020m)

毛勝山へ(5:35)

毛勝山へ(5:47)(標高1070m) 次第に明るくなってきた 
 登山口から約40分、薄暗がりの中休憩、次第に明るくなってくる。標高は1070mほどの地点でおよそ標高差330mを登った。しかし、急登が始まったばかりでまだまだ急登が続く。

毛勝山へ(5:52)(標高1090m)

毛勝山へ(5:53)

毛勝山へ(6:06)

毛勝山へ(6:21)

毛勝山へ(6:30)

毛勝山へ(6:47)
 急登を約1時間頑張って登り、三角点の少し手前で休憩にした。このあたりから左の木々の間から駒ヶ岳を眺めることができる。休憩後、数分登ると三角点の尾根に着く。毛勝山の北西尾根の三等三角点で、標高は1479mだ。登山口からここまで標高差約740mを約2時間で登ってきた。

駒ヶ岳

毛勝山へ(7:01)

毛勝山北西尾根三角点(7:04)

毛勝山北西尾根 三等三角点(標高1479.3m)

毛勝山へ(7:06)

僧ヶ岳・駒ヶ岳

毛勝山へ(7:17)

毛勝山へ(7:33)
 三角点からしばらくヤセ尾根を登るとまた急登になり、標高1670m辺りまで標高差190mほど登りきる。やがて北西尾根のピークP2023の山塊が見えてきてその右奥に毛勝山の山塊がちらりと見えてくる。

 そんな山塊を越えて行くと、山塊が高原状になりその奥に毛勝山の雄姿が見え隠れしてくる。やがてその高原の向うにどっしりとした毛勝山が立ちはだかって見える。

真っ赤なナナカマドの実を見て進む(7:42)

毛勝山の山塊が見えてきた(7:47)(標高1700m)

毛勝山へ(7:58)

毛勝山へ(8:44)

毛勝山へ(8:45)

毛勝山へ(8:49)

毛勝山
(8:50)

毛勝山(8:51)(標高2010m)

毛勝山へ(8:53)

毛勝山へ P2023辺り(8:58)

毛勝山北西尾根と僧ヶ岳・駒ヶ岳

毛勝山へ(9:35)
 その山塊を下ると正面に毛勝山を望みながら草原状の尾根を越えるとまた草原は広がりこの先登り切ると毛勝山山頂だ。

 下り終えるとクワガタ池があり、ユニークな形の池を眺めて上へ上へと登って行く、やがてガレ場の急登が山頂へと続いている。胸突き八丁でかなり厳しい状態で、写真を撮る余裕は全くなくなってきた。ガレ場は段差が大きく一歩登るのもかなり疲れを冗長する。我慢我慢でなんとか山頂にたどりついた。

毛勝山へ P2151を越える(9:36)

毛勝山へ(9:37)

クワガタ池(9:39)(標高2135m)

毛勝山へ(9:39)

毛勝山北西尾根と僧ヶ岳・駒ヶ岳

毛勝山北西尾根とクワガタ池

毛勝山へ(9:55) この先ガレ場の急登(写真はギブアップ)

毛勝山へ クワガタ池を振返る(遠望)

毛勝山 山頂(10:30)
 登山口を5時前に出発して山頂に10時30分到着、所要時間5時間30分、標高差1680mを登り切った。最初は暗闇の中急登、さらに急登、尾根のピークを越えて、別天地のような草原とその向うにそびえる毛勝山へ、急登のガレ場を必死で登りきって登頂に成功した。

 毛勝山は、標高2414mで二等三角点になっている。山頂から360度の大展望を期待して登ってきたが残念ながら霧雨で何も見えない。かえすがえす残念だがクワガタ池辺りから毛勝山の雄姿を見ることができ一先ず良かった。

 予想してきた展望は、朝日岳、雪倉岳、白馬三山、唐松岳、五竜岳、鹿島槍ヶ岳、爺ヶ岳、針ノ木岳、剱岳、大日岳、鍬先山を期待してきた。なかでも剱岳を北側から見るのが楽しみだった。また白馬三山できれば後立山の全容を期待していたのだ。

 毛勝山山頂には、三角点と石仏があり山頂標識は壊れてなくなったようだ。風が強くなり身体も冷えてくるが風下で行動食を食べ体力を温存した。

毛勝山 山頂の三角点と石仏

毛勝山 二等三角点(標高2414.5m)

毛勝山 山頂

毛勝山 山頂にて
 15分ほどで山頂をあとに下山にかかった。さっそく胸突き八丁で苦しんだガレ場は、急斜面で落石をさせないように、段差の大きさを足腰で絶えながら下る。下りも急なため気が抜けず緊張しながら行動する。

登山口へ山頂をあとに

登山口へ

登山口へ

登山口へ

クワガタ池

毛勝山
 クワガタ池辺りまで下り後を振り返ると、毛勝山が霧を巻いて美しく見え苦労の登山を見送っていてくれるようだ。

毛勝山

登山口へ

登山口へ

毛勝山

毛勝山

登山口へ

毛勝山北西尾根

登山口へ

登山口へ

モモアセ池

登山口へ
 さらに下ると、右手に雲海が発生してきた。緑の草原の向うに駒ヶ岳が雲海に浮んでいるさまは素晴らしい光景だ。

雲海と駒ヶ岳

登山口へ

雲海と駒ヶ岳

登山口へ

登山口へ

登山口へ

登山口へ 朝この辺りは真っ暗だった
 登山口へと下るが、急斜面でなかなか苦戦だ。段差が大きかったり、落石しそうなところがあったり、泥んこで滑りそうなところ、木の根の滑りやすいところなど長時間気が休まることがない。

 朝登り時に暗かった辺りまで下ると、また今まで以上に急になり、真っ暗な中よく登ってきたものだと思う。我慢の登山だった、途中ギブアップしそうになったが頑張って登れて良かった。クワガタ池辺りからの毛勝山の雄姿は印象に残った。

 今回は、男2名、女2名とリーダーさんの5名のパーティーだったが、皆さんの頑張りから力を得て無事登頂できた。みなさん本当にありがとうございました。

登山口へ

登山口へ

毛勝山登山口(15:21)

毛勝山登山口に全員無事下山
 片貝山荘に下山し、タクシーで金太郎温泉へ戻った。金太郎温泉では、厳しさに耐えた足を冷水で冷やし、温泉で温めそしてくつろいだ。年齢的に厳しい登山だったが、素晴らし温泉でいやされなかなか良かった。

 第3日目9月18日、朝から温泉三昧をして、10時に送迎バスで魚津駅へ。あいの風とやま鉄道で富山駅に戻った。富山駅でフリータイムを過ごし12時10分の大阪行きバスで大阪梅田に戻った。皆さんお疲れ様でした。またどこかの山でお会いしましょう。

金太郎温泉

金太郎温泉(写真:金太郎温泉HPより)

あいの風とやま鉄道 魚津駅

富山駅
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毛勝山

基準点名:毛勝谷
等級種別:二等三角点
標高:2414.5m
所在:富山県魚津市
地図:毛勝山

 毛勝山               山頂

毛勝山 二等三角点 2414.5m 2015.09.17
毛勝山北西尾根

基準点名:曲谷
等級種別:三等三角点
標高:1479.3m
所在:富山県魚津市
地図:毛勝山

 毛勝山北西尾根三角点

毛勝山北西尾根 三等三角点 1479.3m 2015.09.17

コース
9/16 曇り
 阪急梅田(9:30)=[阪急高速バス]=神田PA=尼御前SA=富山(15:20/15:40)
=[あいの風とやま鉄道]=魚津(15:20)=[送迎バス]=金太郎温泉(15:40)  (泊)
9/17 曇りのち小雨、午後雨 毛勝山登山
 金太郎温泉(3:57)=[タクシー]=片貝山荘(4:34)=林道ゲート(4:36/4:46)〜
毛勝山登山口(4:57)〜(5:38/5:47)〜(6:51/7:01)〜三角点標高1479m(7:04)
〜(7:22/7:27)〜(8:23/8:32)〜P2023(8:55)〜クワガタ池(9:39)〜
毛勝山(10:30/10:43)〜クワガタ池(11:12)〜(11:18/11:26)〜P2023(11:50)〜
(11:55/11:59)〜(12:17/12:23)〜(13:11/13:21)〜(14:04/14:16)〜(14:50/15:00)〜
登山口(15:21)〜林道ゲート(15:27/15:37)〜片貝山荘(15:42)=[タクシー]=
金太郎温泉(16:26)  (泊)
9/18 曇りところにより雨のち曇り
 金太郎温泉(10:00)=[送迎バス]=魚津(10:10/10:19)=[あいの風とやま鉄道]=
富山(10:43/自由行動/12:10)=[阪急高速バス]=尼御前SA=神田PA=阪急梅田(17:45)

天 候  9/16 曇り 9/17 曇りのち小雨、午後雨 9/18 曇り
参加者 4名
実施日 2015.09.16-09.18
ツアー 毎日新聞旅行 nishijima