再度山 山頂にて
友歩会定例会  
再 度 山 標高470m

 4月30日、友歩会定例会、再度山(ふたたびさん)に行った。当初計画は、布引ノ滝から再度山に登り、神戸森林植物園横を通り、妙賀山に登りすずらん温泉のコースだったが、リーダー(私)の膝の調子が悪いので午後の行程を変更して森林植物園でお花の観賞をしてバスで三宮に戻り、なぎさの湯に行くことにした。

 新神戸駅で全員集合、本日は14名の大パーティーだ。新神戸駅を出発して布引の滝に向かう。少し歩くと雌滝に到着、滝は少し遠いが滝壷の堰堤からのすだれ状の水の流れ、落下が素晴らしい。夏の暑いときなど清涼に良いだろう。滝壷の堰堤は取水口があるためだと思うがここからポンプ場、調整池などを経て水道水になるのだそうだ。

新神戸駅を出発

布引の滝 雌滝に到着

布引の滝 雌滝

布引の滝 雌滝

布引の滝 雌滝 滝壷の流れ
 雌滝の左岸の急坂を登り、雄滝へと進む。登り切って少しで鼓ヶ滝の案内石があり、左下に流れがあるがよく見えない。さらに登って行くと雄滝に到着する。

 丁度、太陽が滝を照らしていて、きらきら輝いた布引の滝雄滝を見ることができる。垂直の岩肌を勢いよく落下する水の流れはかなりの迫力だ。しばらく滝の眺めを楽しんだ。

布引の滝 雄滝に到着

布引の滝 雄滝

布引の滝 雄滝

布引の滝 雄滝

布引の滝 雄滝にて
 
 
 
 

布引の滝にて
 右側の急な道を登り切ると茶店があり、さらに広い道を登って行くと、みはらし展望台に到着する。神戸の市街地と新緑をしばらく眺めゆっくりする。

みはらし展望台へ

みはらし展望台へ

みはらし展望台から神戸市街を望む
 展望台から少し進むと「猿のかずら橋」がある。山林の保守で茂りすぎたサルナシのツルを利用して吊橋をイメージして観光用にしたそうだ。やがてダムに近づいてくると右側に滝が見えてくる。この滝は布引ダム(布引五本松堰堤)の放水路としてできた滝で、愛称募集して「五本松隠れ滝」となったそうだ。ただしこの滝は、ダムがオーバーフローしたとにのみしか流れないのでこの名前の由来とか。

猿のかずら橋(サルナシのツルを利用)

清流

五本松かくれ滝

五本松かくれ滝を眺める
 堰堤の上まで少し急な登りだが、左側に布引ダム堰堤が素晴らしく美しい。日本最初の本格的なダムで石積みのような壁で城壁を思わせる景観だ。

 堰堤に立って見ると素晴らしい湖面で、ダム湖百選に選ばれている。現在、水道専用ダムとして使用されている。遊歩道の右側に布引断層がある。この断層はダム湖の対岸に続いているそうだ。断層と聞くと4月14日に発生した熊本地震を思い出す。

布引ダム

布引ダムへ

ツツジ

布引ダム

布引ダム

ツツジ

布引ダムにて

若葉のもみじ
 ダムサイドの遊歩道を進んでいくとやがて茶店がありさらに進むと市ヶ原に到着する。少し休憩して市ヶ原の河原を渡る。この辺り昔は飯盒炊飯などして楽しんだところだ。

市ヶ原にて
 少し登ると車道になりさらに登って行く。やがて広い道の出ると正面に山門が見えてくる。大龍寺の山門で、森林に映える朱塗りで赤門とも呼ばれる。2000年にお参りしたときには山門は朱色だったが現在朱があせたのか黄味かかった色になっていて少し奇異に感じた。

 山門の横から長い参道を登っていく、広場に出て今度は長い石段を登っていく。石段の途中に「登山健康の基」の碑が建っており、毎日登山記録などの石碑が建てられていた。

大龍寺山門

再度山の山頂が見えてくる

長い石段の途中に「登山 健康の基」碑

長い石段を登る
 長い石段を登り切ると正面に大師堂がある。この大龍寺は弘法大師ゆかりの古刹で、空海が唐に渡る直前と直後の二度参拝したことで再度山(ふたたびさん)となったとか。

 大師堂、諸堂にお参りして、立派な道標に沿って右奥から大師堂奥の院へと登った。今日の山登りで始めての山道、しかもかなりの急登だ。

 奥ノ院を過ぎると短時間だが本格的な山登りになる。ハシゴがありロープが下がっている。大きな岩の下の出る。

大龍寺 大師堂

大龍寺 大師堂奥ノ院へ

大龍寺 大師堂奥ノ院へ

大龍寺 大師堂奥ノ院へ

再度山山頂へ 急登!

再度山山頂へ 急登!
 天狗岩でその天狗岩の上に亀の形をした石が見える。この石は亀の石と呼ばれ、弘法大師自らが刻んだと云われている。

天狗岩

天狗岩の上に弘法大師刻んだと言われる「亀の石」
 天狗岩から一息登ると再度山の山頂に着く。再度山は、標高470m、山頂は雑木林で展望は望めない。再度山には数回登っているが山頂は登れないものと思っていて今回初めてになった。

再度山山頂に到着

再度山 山頂にて

再度山 山頂(標高470m)

再度山 山頂の基準点(神戸市道路公社)

再度山から下山開始

再度公園 修法ヶ原(しおがはら)池と再度山
 再度山から下山すると再度公園に降立つ。中央の大きな池、修法ヶ原(しおがはら)池があり廻りの緑が映えて美しい。今登ってきた再度山も見え池面に映っている。この地は、弘法大師の修行の地で「修法ヶ原(しおがはら)」という地名が残っている。

修法ヶ原(しおがはら)池と再度山

再度公園で昼食

再度公園を出発 森林植物園へ
 再度公園で昼食にし、午後の行程は変更して森林植物園までとし歩き始めた。外人墓地の手前を左折して谷筋に下り、洞川湖の沢沿いに進む。途中に白い花を見つけたが少し遠くでたくさん咲いていた。花のイメージからナンジャモンジャではないかと思う。

森林植物園へ

森林植物園へ ナンジャモンジャ?

ナンジャモンジャ?

(参考)ナンジャモンジャ 撮影:2013.05.18 甲武信ヶ岳にて

(参考)ナンジャモンジャ 撮影:2005.05.04 大和田山にて

(参考)アオダモ 撮影:2005.05.04 大和田山にて

森林植物園へ

森林植物園のトンネル
 沢が細くなったところで沢を渡り車道に出る。学習の森の道を登って行くとやがて神戸森林公園の西門に到着、園内の散策をする。

 お花の開花状況は少し物足りない感じだが、ツツジ、シャクナゲ、ハンカチノキ、ドウダンツツジ、オオデマリなど鑑賞することができた。ロックガーデンで高山植物が育てられていると聞いたが場所が分からず係員に案内してもらったが少し物足りないガーデンだった。

ツツジ

ラクウショウ

ドウダンツツジ

オオデマリ

シャクナゲ

ハンカチノキ
 植物園を散策して帰路は、バスで三宮へ移動。温泉に行く計画をしていたが、みんな乗り気でないので急遽中止して、飲む方になり、神戸大使館で乾杯した。

 友歩会を始めた頃から、「いで湯の山旅」、「チョット冒険」、「チョットお遊び」をテーマーにしてきたが、「いで湯の山旅」は最近好まれていないようだ。

 今回は、リーダー(私)の不調でコース変更になり申し訳ありませんでした。今回登れなかった妙賀山は別途企画したいと思います。皆さんお疲れ様でした。
  
再度山

基準点名:−−
等級種別:−−
標高:470m
所在:兵庫県神戸市中央区
地図:神戸主部

再度山 山頂 

再度山 再度公園より 470m 2016.04.30

コース
 新神戸駅(9:12)〜布引の滝雄滝(9:28/9:34)〜みはらし展望台(9:40/9:47)〜
布引ダム(10:02)〜市ヶ原(10:27/10:33)〜大龍寺山門(10:53)〜大龍寺(11:04/11:11)〜
再度山(11:29/11:37)〜再度公園(11:47/昼食/12:25)〜森林植物園西口(13:10/15:10)
=[神戸市バス]=三宮(15:55)

天 候  晴れ
参加者 14名
実施日 2016.04.30
友歩会 ohki