国城山 山頂にて
友歩会定例会  
国 城 山 標高552m

 5月14日、友歩会定例会、和歌山紀ノ川沿いの国城山(くにぎさん)に登った。難波を急行で出発、橋本で2両連結の普通極楽橋行きに乗換。電車は満員でみなさん九度山へ行かれるのであろう。今年は、大河ドラマ真田丸で脚光を浴びた九度山に多くの観光客が訪れているようだ。

 橋本から一つ目の紀伊清水駅で下車、下車したのは我々だけだ。支度をして国城山へと歩き始める。今日のガイドは、2003年発行の関西里山・低山歩きを参考にした。15年以上も前の情報なのでどんな変化をしているかかなり心配だ。

南海紀伊清水駅(標高87m)

紀伊清水駅を出発
 無人駅の改札機を通り、国道を少し西に行くと、「国城神社」の案内に従って左折、踏切を渡って山側へと登っていく。道はそんなに広くはないが地域の生活道路だ。少し登ると右下に新しい広い道路ができている。紀ノ川フルーツラインで九度山の国道370号に続いているようだ。一方、宅地開発も進んでいるようだ。

 標高100m辺りまで登ると、目指す国城山の山頂がわずかに見える。西を望むと紀ノ川に延びる尾根、龍門山、飯盛山の山並みが美しい。

目指す国城山

龍門山・飯盛山方面の展望

国城山
 ひたすら「国城神社」の案内に従って、ジグザグの舗装道路を登っていく。学文路分岐のヘヤーピンカーブを登ると一段と視界が開け柿木畑の向うに紀ノ川を挟んで和泉山脈、金剛山地のパノラマを望むことができる。

国城山へ

学文路分岐直前 国城山へ
和泉山脈(・・・燈明岳・南葛城山・・・)・紀見峠・金剛山地(金剛山・・・) 標高300mより

和泉山脈・金剛山地を望む

和泉山脈
 標高390m辺りに国城山ハイキングコースの案内板がある。標高420mまで来ると国城神社への細い道があるが、広い舗装道路を登っていく。やがて道は平坦になりこんな所に民家がと思われるところにまさに民家がある。

国城山ハイキングコース案内板(標高390m)

国城山へ

賢堂分岐(標高440m) 国城山へ

朽ちかけた展望台
 突き当たりを進むと賢堂方面で、国城神社へは山裾を巻いて進む。道は少し登りになり標高500mまで登ると山頂への山道と神社への道に分かれる。先ず、神社にお参りするため直進する。

 登り切ると神社の広い境内に到着する。国城神社で、石垣で一段高くなったところにお祀りしてある。お参りして境内からの景色を楽しむ。周囲にはモミジがたくさん植わっていて紀ノ川は見えないが、紀伊山脈、金剛山地は見渡すことができる。

 ここから和歌山県トップクラスの夜景スポットだそうだが、道が狭いのでベテランドラーバー向けのスポットということだ。

国城神社

国城神社にて

国城神社から望む和泉山脈・金剛山地
 山頂えの分岐に戻り、いよいよ山頂へ、少し登ると展望台が見えてきた。この展望台から大峰山脈、高野連山を望むことができる。

国城山まで201m

国城山へ

国城山へ

展望台

大峰山脈・高野連山 展望台より
 国城山に到着、標高は552mで山頂は草むらになっていて神社に比べこちら山頂に来る人は少ないのだろう。展望のない草むらの中で弁当を広げて昼食にした。

 ガイドブックによると、1998年の台風7号で神社後方の樹木はなぎ倒され360度の大パノラマが広がっているとあった。18年経って現在、少し木々が茂ってきて山頂は草むらになっている。

国城山 山頂(標高552m)

国城山 山頂にて
 山頂でゆっくりする予定だったが、草むらでは長居はできない。もし長くいたければ先に山頂に上がり神社でゆっくりするのが良いだろう。

 山頂をあとに少し下ると分岐に出る。この分岐は神社からくる道につながるのだろう。ここから南西方向の尾根を山友会が立てた「学文路駅」の標識を確認しながら下る。新緑がまばゆく素晴らしい、心洗われる感じがする。

学文路駅へ下山開始

学文路駅へ

新緑がまばゆい
 分厚い枯れ葉の絨毯を踏みながら下ってくると、分岐になりこのうえに四等三角点があるが今回はパスして先に進む。新緑の林のを過ぎると植林帯が多くなる。

学文路駅へ

分岐 この左上に三角点がある

学文路駅へ

植林帯を下る

学文路駅へ

学文路駅へ

学文路駅へ

下記畑から金剛山地を望む
 さらに下ると分岐になりさらに下って行くと分岐になっている。予定のコース地図では左だが、右側の道の方は広くてはっきりしている。予定通り左に進むと柿畑で突き当たりになる。柿畑で一息つくため休憩をとる。

 左に少し下ってみたが行き止まり、右の農道を下った。下ったところに車道が出てきて道なりに下っていった。やがて計画していた道に合流した。その合流点に国城神社への標識が立っていたので現在は迷ったところを右に下るのが正解らしい。

学文路駅へ

学文路駅へ
 どんどん車道を下ると、苅萱堂の案内があり、立寄ってお参りした。西光寺苅萱堂は、石堂丸物語と人魚のミイラで有名なお寺だ。

 西光寺をあとに学文路駅へ下った。学文路駅から橋本を経て難波に戻った。難波で反省会を行ない今日の予定は終了した。みなさんお疲れ様でした。

 今回は下山時の登山道が不明確で最初は下れるか心配だった。そんな訳で下りの所要時間を少し多めにとりすぎたので、温泉入浴をカットしたが、そこそこルートは整備されていた。紀伊清水から国城山へは、舗装道路のため、山歩きがメインの時は学文路から往復した方が自然を満喫できて良いだろう。

西光寺苅萱堂の案内

西光寺苅萱堂

西光寺人魚像

南海学文路駅(標高80m)
  
国城山

基準点名:−−
等級種別:−−
標高:552m
所在:和歌山県橋本市
地図:橋本

国城山 山頂の国城神社 

国城山 山頂 552m 2016.05.14

コース
 南海難波(8:13)=[急行橋本行き]=橋本(9:04/9:08)=[極楽橋行き]=
紀伊清水(9:12/9:20)〜学文路分岐(10:05)〜賢堂分岐(10:38)〜国城神社(10:58/11:14)
〜山頂分岐(11:17)〜国城山(11:25/昼食/11:51)〜分岐(12:21)〜車道出合(13:08)〜
西光寺分岐(13:38)〜西光寺(13:43/13:48)〜学文路駅(13:59/14:02)=[橋本行き]=
橋本(14:10/14:19)=[急行難波行き]=三宮(15:07)

天 候  晴れ
参加者 5名
実施日 2016.05.14
友歩会 ohki