十二湖 青池
十 二 湖  大潟富士 標高0m 寒風山 標高355m
十二湖=はまなす展望台=風の松原=大潟富士=寒風山=秋田空港
 6月25日から28日で森吉山、白神岳に登った。第4日目は、十二湖など散策して夕方大阪に帰る予定だ。

 6月28日、いさびり温泉ハタハタ館で朝食をすませゆっくりスタートだ。ハタハタ館の前は、JR五能線あきた白神駅だ。残念ながら列車を一度も見ることができなかった。

八森いさびり温泉 ハタハタ館

JR五能線 あきた白神駅

JR五能線 あきた白神駅
 8時にハタハタ館をバスで出発、十二湖へ向かった。十二湖ビジターセンターでパンフレットをもらって、車道奥の鶏頭場の池(けとばのいけ)前で下車。ここからおすすめコースを散策する。

 先ず、鶏頭場の池へ、ブナやミズナラに囲まれた美しい池で奥には、崩山、大崩がそびえている。白神岳への登山コースの一つに、十二湖コースがあり、鶏頭場の池南側より登り、崩山を越えていくコースだ。

十二湖にて

崩山・大崩 鶏頭場の池

崩山・大崩 鶏頭場の池

イワカガミ

鶏頭場の池

鶏頭場の池

崩山・大崩 鶏頭場の池
 鶏頭場の池は大きな池で遊歩道をブナの木などを眺めながら歩く。やがて行き止まりのようになり、右上に青池がある。コバルトブルーの池は十二湖で最も有名だ。水深9m、なぜこんな色になるのかは不明とか。

 十二湖は、1704年の能代地震で崩山(標高940m)が崩壊し塞き止めてできたと言われている。大小33の湖沼があるそうだが、大崩(標高694m)から見ると湖沼が12見えることから十二湖と呼ばれるようになったとか。

青池(深さ9m)

青池

青池
 青池を過ぎると、ブナの自然林が200m続き、さらに300mほど歩くと、沸壺の池(わきつぼのいけ)に到着する。ブナの自然林はさすが美しい。そして200mほど下ると車道に出、十二湖庵という茶屋がある。茶屋の左の谷に沸壺の池の清流が流れてきてお水が頂ける。

ブナ

ハリギリ

ブナ自然林

マタタビ

マタタビ

沸壺の池

オウバユリ

沸壺池の清水
 茶屋の下には、落口の池(おちくちのいけ)があり、かなり大きく美しい。その先中の池があり、十二湖ビジターセンターに戻ってくる。ビジターセンターの横にはイトウの養魚場、越口の池(こしぐちのいけ)がある。ビジターセンターを見学して日本キャニオンへバスで少し走る。

落口の池

落口の池

 

 

中の池

クルマユリ

十二湖ビジターセンター

日本キャニオン入口
 日本キャニオン入口から500先に展望台がある。日本キャニオンは、白い凝灰岩が侵食崩壊してできたU字谷断崖絶壁だ。アメリカのグランドキャニオンにヒントを得て命名されたそうだが少し大げさなように思える。

日本キャニオン展望台へ500m

日本キャニオン展望台

日本キャニオン入口

日本キャニオン入口

八景の池

八景の池
 十二湖をあとに、はまなす展望台に行った。能代港の堤防に建つ展望台で高さ27m、100段の階段を登ると展望台になる。日本海、風の松原、白神山地を望める。岸壁は、「はまなす画廊」になっていて市民有志の壁画が遥か遠くまで並んでいる。

 今宵出船かおなごしおしやの「出船」の歌碑が建っている。この歌の作詞は、勝田香月で日本海に良く映える歌碑だ。

ハマナス

ハマナス

はまなす展望台

「出船」歌碑

能代港・白神山地を望む

はまなす画廊
 続いて展望台から見えていた風の松原へ移動し約30分散策した。風の松原は、能代市の海岸沿いに連なる日本最大規模の松林で幅1km総延長14kmだ。クロマツが700万本あるとか。「虹の松原」「天橋立」など有名だが、ここ能代の「風の松原」が日本一と誇っている。

風の松原

風の松原

風の松原

風の松原

風の松原
 続いて日本一低い山として地元でもてはやされている大潟富士(おおがたふじ)に行った。大潟富士は、秋田県大潟村にある標高0mの円錐形の築山だ。

 周囲からの高さ比が富士山の1000分の1の3.776mで、山頂の標高が0mになるよう造られている。日本一低い山、仙台の「日和山」標高3mより低い0mであるが、築山であることから国土地理院の地形図への掲載は見送られた。

 大潟富士の裾に、点名「南潟」の三等三角点がある。標高は−1.2mで大潟富士の標高0mとは何か腑に落ちない。

大潟富士

大潟富士に登山

大潟富士

大潟富士 山頂(幻の水準点か?) 

大潟富士と八郎潟干拓記念水位塔 説明板

南潟 三等三角点

南潟 三等三角点(標高-1.2m)

八郎潟干拓記念水位塔

どこまでも続く干拓地の道路
 最後に訪れたのが寒風山だ。寒風山は山頂まで車で行ける観光の山だ。寒風山は、火山で標高355m、二等三角点になっている。山頂には回転展望台が建っている。

 火山活動は3万年以上前に始まり、安山岩の溶岩が積み重なってできた山で、第1火口、第2火口、妻恋峠火口がある。安山岩は、「男鹿石」と呼ばれ庭石、墓石などに利用されている。

寒風山

寒風山

寒風山回転展望台

寒風山 二等三角点(標高354.7m)

第2火口・第1火口 山頂より

寒風山

寒風山から望む八郎潟残存湖
 最終日は、夕方まで観光を楽しんだ。寒風山を最後に秋田空港に戻り18時発のanaで帰阪した。前半は雨で少し厳しかったが後半の天気で楽しい山旅をすることができた。参加者の皆さん、リーダーさんありがとうございました。

寒風山

秋田空港から伊丹空港へ
  
 
大潟富士

基準点名:−−
等級種別:−−
標高:0m
所在:秋田県大潟村
地図:五城目

 大潟富士山頂 

大潟富士 山頂 0m 2016.06.28
南潟

基準点名:南潟
等級種別:三等三角点
標高:-1.2m
所在:秋田県大潟村
地図:五城目

 南潟三等三角点 

南潟 三等三角点 -1.2m 2016.06.28
寒風山

基準点名:寒風山
等級種別:二等三角点
標高:354.7m
所在:秋田県男鹿市
地図:寒風山

 寒風山              山頂回転展望台と三角点 

寒風山 二等三角点 354.7m 2016.06.28

コース
6/25
 伊丹空港(8:30)=[ANA1651]=秋田空港(9:50/10:00)=[バス]=
角館(10:50/観光・昼食/13:30)=田沢湖(13:44/14:00)=阿仁スキー場
ホテルフッシュ(15:13) (泊)
6/26
 ホテルフッシュ(6:00)=[バス]=森吉山ゴンドラ山麓駅(8:21/8:45)=[森吉山ゴンドラ]=
山頂駅(9:09/9:20)〜石森(9:45)〜阿仁避難小屋(9:58/10:05)〜稚児平(10:28)〜
森吉山(10:37/10:40)〜山人平(11:12)〜ヒバクラ分岐(11:59)〜
ヒバクラ登山口(14:00/14:09)=[バス]=秋田 八森温泉 ハタハタ館(16:21) (泊)
6/27
 ハタハタ館(5:55)=[バス]=白神岳登山口(6:15/6:25)〜旧登山口(6:33/6:37)〜
二股分岐(7:14/7:17)〜蟶山分岐(8:36/8:43)〜十二湖分岐(10:20)〜
白神岳避難小屋(10:40)〜白神岳(11:06/11:10)〜白神岳避難小屋(11:11/昼食/11:22)〜
十二湖分岐(11:38)〜蟶山分岐(12:54)〜蟶山(12:58/13:00)〜蟶山分岐(13:03/13:06)〜
二俣分岐(14:14/14:23)〜旧登山口(14:52)〜白神岳登山口(14:59/15:14)=[バス]=
八森温泉 ハタハタ館(15:36) (泊)
6/28
 ハタハタ温泉(8:00)=[バス]=十二湖(8:30/散策/9:45)=日本キャニオン口(9:50)〜
日本キャニオン(10:02/10:06)〜日本キャニオン口(10:17/10:23)=
はまなす展望台(11:18/11:40)=風の松原(11:56/散策/12:29)=
道の駅ことおか(12:59/昼食/13:47)=大潟富士(14:05/14:11)=寒風山(14:54/15:09)=
秋田空港(16:10/18:00)=[ANA1656]=伊丹空港(19:40)

天 候  6/25 曇り 6/26 雨  6/27 曇りのち晴れ  6/28 曇り
参加者 10名
実施日 2016.06.25-06.28
毎日新聞旅行  fukushima