栗駒山 東栗駒山より | |
日本二百名山 | |
栗 駒 山 標高1628m | |
東栗駒山登山口〜東栗駒山〜栗駒山〜昭和湖〜名残ヶ原〜須川温泉 | |
附:厳美渓・平泉中尊寺 | |
10月10日から3日で泉ヶ岳、焼石岳、栗駒山に登った。第3日目10月12日は、栗駒山に登り帰阪の予定だ。朝ホテルの横を流れる磐井川に異変を感じて近くまで見に行った。川には温泉が流れているようである。源流は栗駒山で今日の下山口の須川温泉から真湯温泉、矢びつ温泉、厳美渓温泉など一関温泉郷がある川だ。川底にある噴火物で出た堆積物の色や温泉の成分などが関係してエメラルドグリーンになったりして流れる水の色の美しさも厳美渓などで見られるそうだ。 | |
矢びつ温泉 瑞泉閣 |
磐井川 温泉が流れているようだ |
登山口 駐車場・・・ |
栗原市の登山案内図 |
瑞泉閣を7時50分バスで出発、いわかがみ平の登山口に8時30分前に到着。支度をして東栗駒コースから登山開始、早速急登になるが、登山道が掘れていて溝状になり所々土手になっている。そんな訳でやけに急登に思えるが一歩一歩登れば概して緩やかな登りだ。 | |
東栗駒コースに入る(標高1120m) |
いきなり急登 |
東栗駒山へ |
東栗駒山へ |
標高差約100m登り、標高1200m辺りから紅葉が美しくなってくる。幸い光も射して鮮やかで目に焼く付くような紅葉だ。しばらく登ると山頂付近のピークが見え隠れしてくる。紅葉を楽しみながら登っていく。 | |
東栗駒山へ(標高1210m) |
紅葉 |
紅葉 |
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東栗駒山へ |
東栗駒山へ |
紅葉 |
紅葉 |
東栗駒山へ |
東栗駒山へ |
次第に平坦になりこのまま進むのかと思ったら沢に出た。沢は大きな一枚岩のような滑滝でその途中から入り大岩などを超えると、滑滝は一直線に上に向かっている。 取付きが標高1310mで標高差20mの滑滝の左岸を登る。滑りそうな感じだが乾いているところを登れば何ら問題ない。 |
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東栗駒山へ |
東栗駒山へ |
滑滝(標高1320m) |
滑滝 |
東栗駒山へ 滑滝を登る |
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沢を上がると今度は広々した、火山がもたらした地形だろうか紅葉の平原になる。その平原は栗駒山の裾まで広がっていてその上に三角錐の綺麗なスロープを持った栗駒山が雄大にそびえている。 先ず、右上の東栗駒山を目指して登っていく、すぐそこだが結構大きいため、手が届きそうでそうはいかない。こちらから見ると東栗駒山はハイマツの衣を着ているよだ。 |
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栗駒山 |
栗駒山 |
東栗駒山へ |
東栗駒山 |
東栗駒山へ |
東栗駒山 |
東栗駒山 |
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栗駒山 |
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東栗駒山 |
東栗駒山 山頂に到着 |
登りながら栗駒山を眺め、東栗駒山を眺め、東栗駒山の東斜面の真っ赤な紅葉などを眺めながら登る。北アルプスの男性的な荒々しさの山に比べとてもに優雅に見える。三重県に局ヶ岳という山があってお局さんが十二単衣を着ているように見えるとかを思い出したが、栗駒山はお姫様が十二単衣を着ているようにも感じる。紅葉はまだ少し早いようだがあと10日もすれば、きっと黄金の十二単衣になるのではなかろうか。 東栗駒山は、標高1434mで三等三角点になっている。素晴らしい展望で心はしゃいでいて三角点に訪れるのを残念ながら忘れてしまった。 |
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東栗駒山 山頂(標高1433.6m) |
東栗駒山 山頂にて |
栗駒山 |
東栗駒山にて休憩 |
栗駒山と東栗駒山の間の平原、よくわからないが火口のようなきもする。その周囲を反時計方向に巻くように栗駒山へと登っていった。 振り返ると東栗駒山が紅葉の袴を履いて見えた。所々に大きな岩があって、その岩には穴があいていて巣のようになっている。火山岩と思われるがこんな大きな岩が飛んできたのだろうか。 栗駒山の裾が草もみじに変わってくると、いよいよ山頂への登りだ。登山道は階段状に植生に影響を与えないようにと造られているようだ。そんな訳でお年寄りや子供さんには厳しいようで途中で休憩しておられた。 |
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東栗駒山をあとに栗駒山へ |
東栗駒山 |
東栗駒山 |
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栗駒山 |
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栗駒山 |
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栗駒山へ |
栗駒山へ |
栗駒山 山頂に到着 |
栗駒山 山頂にて |
本日の目指す主峰、栗駒山に到着、栗駒山は標高1628mで一等三角点になっている。展望は素晴らしそうだが今までの青空はどこへ行ったのか、雲が出てきて風が強くなってきた。 栗駒山にはいろんな名前がついている。秋田県側では東の空を仰ぐことから大日岳、宮城県では残雪の形から駒ヶ岳、郡名から栗駒山と呼ばれている。地図に併記されている須川岳は、須川温泉からきているようだ。須川温泉は強酸性に湯が毎分6000リットルも湧き出し、その酸性水が磐井川に流入することから酢川岳、それが転じて須川岳になったとか。 |
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栗駒山 山頂 |
栗駒山 一等三角点(標高1626.5m) |
栗駒山 山頂 |
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栗駒山 一等三角点 |
駒形根神社 獄宮 |
栗駒山 標識をみて須川温泉へ |
栗駒山をあとに須川温泉へ |
下山の合図とともに、下山開始ではなく空模様が一転し、大粒の雨が降り出し、強風になってきた。ちょっとした嵐、急いで雨具を着るが、雨は容赦なく降ってきて多少濡れてしまった。 山頂にいたたくさんの登山者が一斉に雨具を着たので、誰か誰か分からなくなりなんとか一固まりになった。昨日みんなの足を引っ張っていた人がリーダーに雨具の下も着るのかと聞きただしている。そんな暇があったら早くしろと怒鳴っていた。またそのグループは離れたところで休憩していたので集合時見当たらない。体は冷えてくるは、手がかじかんでくるは雨に打たれて探す、困ったことだ。 |
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須川温泉へ |
須川温泉へ |
須川温泉へ |
須川温泉へ |
雨風の中ひたすら下る、指が凍ってきてシャッターはなかなか切れない。カッパには容赦なく雨風が吹きつける、気温は0度ぐらいでは、体感温度はマイナス5度ぐらいの感触だ。 寒い寒い、トムラウシで遭難、低体温症で多くの方がなくなったのを思い出す。前もって準備しておれば難なくいけるかもしれないが、突然の雨風で雨具を着ても多少は濡れる。また寒さ対策を考えて着るものを選択している余地はない。今回寒かったのはほんのひと時だったがこれが何時間も続くと結果はひどいことになるだろう。 昭和湖がどこかもわからないのでひたすら下る。名残ヶ原に到着、とは言っても看板ぐらいであとは何も見えない。やっと温泉馬のようなところを通過した。須川温泉に到着だ。 |
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昭和湖(標高1290m) |
須川温泉へ |
須川温泉へ |
須川温泉へ |
濁流の沢 |
須川温泉へ |
須川温泉へ |
名残ヶ原(標高1160m) |
須川温泉へ |
須川温泉へ |
須川温泉へ |
須川温泉へ |
須川温泉へ |
須川温泉へ |
須川温泉に全員無事下山(標高1115m) |
須川高原温泉 ・・気温6℃・・ |
周囲に何があるかわからない、運転手さんがまとめてバスまで案内してくれる。はぐれると行き先が見えないので大変なことになる。なんとか全員揃って無事下山。 さっそく、須川高原温泉で入浴、この温泉は強酸性温泉で標高1130mの高山で毎分ドラム缶30本ぐらい湧出する全国屈指の温泉だ。源泉は47℃以上とあってお風呂の温度もすごく熱い。 温泉でゆっくりしたあと、花巻空港へ、途中厳美渓と平泉中尊寺に立ち寄った。 |
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厳美渓 | |
厳美渓 |
厳美渓 |
厳美渓 |
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厳美渓 |
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平泉中尊寺 | |
平泉中尊寺へ |
平泉中尊寺山門 |
平泉中尊寺 |
平泉中尊寺 金色堂 |
平泉中尊寺 金色堂 (中尊寺のパンフレットより) |
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栗駒山の紅葉はあと1週間ほど先が見頃のようだが、楽しい山旅ができてよかった。ただ少し歩くペースが遅く、逆に要所でゆっくりできなかったように思う。できれば参加者のレベルを揃えてもらえればもっと充実した山旅になろのではないだろうか。 参加者の皆さん楽しい山旅ありがとうございました。リーダーさんありがとうございました。 |
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栗駒山 基準点名:酢川岳 等級種別:一等三角点 標高:1626.5m 所在:岩手県一関市 地図:栗駒山 栗駒山 三角点 栗駒山 山頂 |
栗駒山 1626.5m 2016.10.12 |
東栗駒山 基準点名:新湯森 等級種別:三等三角点 標高:1433.6m 所在:岩手県一関市 地図:栗駒山 三角点未確認 東栗駒山 山頂 |
東栗駒山 1433.6m 2016.10.12 |
コース |
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