須磨アルプス 馬ノ背にて
松愛会山歩き会  
須磨アルプス
須磨浦公園〜鉢伏山〜旗振山〜鉄拐山〜高倉山〜
栂尾山
〜横尾山〜[馬ノ背]〜東山〜妙法寺
 11月17日、松愛会山歩き会で須磨アルプスを縦走した。今回は前回のこともあってコースのランクを明示しての1回目だ。今回は、危険度A、体力度Bに設定した。そんな訳で今回は比較的若い参加者になった。考えてみれば当初は、年3回の開催だったのを毎月にしたので、自分の体調、体力にあわせて無理なく参加できるようになってよかったかと思う。

 須磨浦公園に集合、9時30分公園から六甲縦走路を登り始める。いきなり階段で階段は鉢伏山山頂近くまで続く。標高差は、220mぐらいの階段道、極端に云うと海から山頂まで階段だ。公園では柿の木や、ハゼの木が紅葉し美しい。

 標高140m辺りで海がよく見えるところがあり、ここで衣服調整をした。海の方は少し霞んでいて明石海峡大橋も海に溶けそうな感じだ。さらに階段を登ること標高180m過ぎた辺りに展望台がありまたしばらく休憩。ここからの展望もいいはずだが残念ながら今ひとつだ。

須磨アルプス登山口(標高20m)

登山口を出発

紅葉 柿

鉢伏山へ

鉢伏山へ

鉢伏山へ
 展望台から少しでロープウエイの山上駅、その横に展望台があり登ってみたがやはり海の方は霞んでいて残念だ。最後の階段を登りきると円形の須磨浦展望閣があり右上が鉢伏山の山頂だ。山頂には赤と白のサザンカが咲いていて歓迎してくれた。

明石海峡大橋

展望を楽しむ

鉢伏山へ

サザンカ

鉢伏山 山頂(標高248m)にて
 旗振山に向かって一旦下り登り返す。旗振山でハプニング、有名な佐川満男さんにお会いした。少しお話、参加者のなかに旧姓佐川さんがおられ、話が弾んだ。記念にと佐川さんを囲んで記念写真を撮らせてもらった。

旗振山へ

旗振山 山頂(標高252.6m)にて

佐川満男さんを囲んで 旗振山にて

鉄拐山へ

鉄拐山へ
 佐川さんと別れて、鉄拐山へと一旦下る。登り返しは階段もあるが、露岩のたくさんある山道を登り、落ち葉を踏んで山頂へ。鉢伏山は、お寺か神社の参道を思わせたが、鉄拐山は山登りになり、変化があって面白い。

鉄拐山 山頂(標高234m)にて

高倉山へ

高倉山へ

紅葉 モミジ
 鉄拐山から急な階段を下り、尾根道を前進する。途中右上に四等三角点がありこの下が高速道路のトンネルになっている。やがて正面に白い建物が見えてきて高倉山の山頂で展望台が建っている。おらが茶屋で喫茶店は土日しかやっていないようだ。屋上の展望台で今歩いてきた旗振山や鉄拐山、これから登る栂尾山、横尾山などの展望を楽しむ。

 昔、高倉山はこれから登る栂尾山と尾根続きになっていて中間点辺りに峠があったそうだ。高倉山の山頂はこの辺りにあって標高は291.5mだったそうだ。そんな須磨アルプスの連山が切り崩されて六甲アイランド化けたそうだ。切り崩された跡が現在の高倉台の団地になっている。

 高倉山をあとに今度は急な階段を標高差約65mを下る。下りきって橋を渡りしばらく行くと高倉台の中心に出てスーパーや派出所、郵便局など建つ広場を過ぎ、突き当たりがこれから登る栂尾山の麓だ。、

高倉山 おらが茶屋へ

高倉山 山頂(標高200m)

鉄拐山・旗振山 おらが茶屋より

横尾山・栂尾山 おらが茶屋より

高倉台へ

栂尾山 高倉台より

紅葉 モミジ
 栂尾山の登り口に到着、一直線に山頂に至る階段が待っている。天国への階段だろうか。今下ってきた高倉山と尾根続きだったので昔は階段の上り下りはなかった。

 階段は、約400段と言われているが数えていないので定かではない。50段ほどで踊り場があり、休憩しながら登る。

栂尾山山頂に続く階段(400段!?)

階段を登る

栂尾山へ

栂尾山へ

栂尾山へ

階段を上から覗く (標高差推定65m)

栂尾山へ

栂尾山へ

栂尾山 山頂
 急な長い階段を登りきると今度は急な登りが待っていた。頑張って登るとやっと山頂に到着、展望台で昼食にした。遠望台から今歩いてきた山々が少し霞の向こうに見える。眼下は高倉台で昔は向こうに見える山と連なっていたのだ。

鉢伏山・鉄拐山・旗振山 栂尾山より

栂尾山 山頂(標高274m)にて

横尾山へ

横尾山へ
 栂尾山から下りまた登り返す。標高差35mほど下り、100mほど登り返す少し厳しい。山頂に着いたかと思うとまだ右に曲がった先のようだ。

 横尾山は、標高342mで二等三角点になっている。山頂をあとに急な坂を下るといよいよ今日の核心部に近づいてくる。

横尾山 山頂(標高342m)にて

馬ノ背へ

馬ノ背へ
 登山道が次第に露岩に変わり、クサリが下がっている岩場も出てきて慎重に下る。やがて正面下に馬ノ背が見えてくる。馬ノ背の向こうに東山そしてその左奥に2014年9月に登った高取山も見える。

馬ノ背 東山(左奥は高取山)

馬ノ背

馬ノ背 東山(左奥は高取山)
 鉄の階段を下ると馬ノ背の核心部になってくる。注意しながら岩と戯れ前進していく。急な岩場を登りきると、「名勝 馬ノ背」の標識が建っている。ここで周囲の岩峰を楽しみ、日本アルプスに登っていない人は想像をかきたてていたようだ。細い尾根を20mほどバランスをとりながら渡ると馬ノ背は終わりだ。

馬ノ背

馬ノ背

馬ノ背

馬ノ背

馬ノ背

馬ノ背

馬ノ背

馬ノ背

馬ノ背

馬ノ背にて

馬ノ背
 馬ノ背を無事通過し普通の山道を登っていく。今日の最後の登り、頑張って登る。登りきると東山山頂でここから、馬の背と横尾山を見渡すことができる。やはり馬ノ背が特徴のある尾根の岩稜帯だ。今日のハイライトを楽しみながら山頂をあとにした。

馬ノ背

東山へ

横尾山・馬ノ背 東山より

東山 山頂(標高250m)にて
 東山からの下山は、急な階段道だ。最後に転んだら大変なので慎重に下る。全員無事登山口に下山した。妙法寺の市街地が広がり街路樹が紅葉していて素晴らしい。

妙法寺へ

妙法寺へ

妙法寺へ

登山口(標高125m)に全員無事下山

妙法寺市街の街路樹は紅葉真っ盛り
 妙法寺駅から地下鉄で名谷まで行って温泉の送迎バスを計画していたが、この時間バスがないのでタクシーを利用した。結果的に地下鉄料金と同じぐらいで温泉についた。

 温泉は、神戸チムスパでいろんなお湯がありゆっくりくつろぐことができた。帰途もタクシーで妙法寺へ戻り、三宮を経て大阪に戻り、反省会を行った。今回はかなり危険なところや厳しい階段や登り下りだったが、それなりの参加者だったので安全な山歩きができたと感謝しています。これからも危険度、体力度を参考に自身の行動の参考にして頂ければ幸いです。みなさん楽しい山旅をありがとう、お疲れ様でした。
  

コース
 阪神梅田(8:14)=[特急東須磨行き]=東須磨(9:07/乗換/9:09)=須磨浦公園(9:15/9:27)〜
鉢伏山上駅(10:05/10:09)〜 鉢伏山(10:13)〜旗振山(10:21/10:25)〜
鉄拐山(10:41/10:45)〜三角点〜おらが茶屋・高倉山(11:04/11:14)〜高倉台(11:25)〜
栂尾山(11:55/昼食/12:27)〜横尾山(12:48/12:52)〜[馬ノ背]〜東山(13:38/13:49)〜
登山口(14:08)〜六甲全山縦走路分岐(14:16)〜妙法寺駅(14:23)=[タクシー]=
チムスパ(14:31/入浴/16:07)=[タクシー]=妙法寺駅(16:15/16:27)=[地下鉄]=
三宮(16:43/16:51)=[阪急]=梅田(17:19)

天 候  晴れ
参加者 8名
実施日 2016.11.17
山歩き会 ohki