御在所山一等三角点 (左奥のピークは標高1212m)
 日本二百名山  
御在所山 標高1212m
中道登山口〜あばれ岩〜地蔵岩〜キレット〜富士見岩〜御在所山
 
 4月2日、御在所山(岳)に登った。梅田を7時20分にバスで出発、土山SAに立ち寄り、菰野町へ。鈴鹿スカイラインを少し走ったところで通行止め、になりここから登山口へと車道を歩く。中道登山口まで標高差約200m、約30分ウオーミングアップのつもりだが結構疲れた。

御在所山 鈴鹿スカイラインより

鈴鹿スカイラインを登山口へ 標高370m辺りから歩き始める

中道登山口く標高560m)
 中道登山口を11時15分、急登から始まる。V字に掘れた登山道を20分あまり登ると中道と裏道の分岐になる。ほどなく、石ころだらけの道になてくる。石ころ道は次第に大きな石になり、大きな岩が点在する道になってくる。

御在所山へ

御在所山へ

御在所山へ

御在所山へ
 四合目は、おばれ岩がそそり立っている。長方形の岩が二本傾いて立っていて、今にも倒れそうな岩だ。ここで岩を眺めながら小休止した。

御在所山へ

おばれ岩

おばれ岩
 裏道分岐から尾根の東側を巻くように登ってきたが、おばれ岩から数分登ると、尾根筋に出る。尾根筋に出ると正面にこれから登る御在所山がそそり立って見える。

御在所山へ

御在所山

御在所山
 花崗岩の岩を登っていく、登山の面白みが出てきた。岩場の岩もいろんな形があって面白い。眺めも素晴らしくなってくる。左手に鎌ヶ岳、正面に御在所山がうっすら雪化粧して美しい。

御在所山へ

変った岩

鎌ヶ岳・御在所山

雲母峰・入道ヶ岳・鎌ヶ岳
 大きな岩が積み重なりまるでロボットのような岩が見えてくる。なんと言う岩なんだろうか、岩を通り過ごし上から見ると先ほどとは全く違う形の岩だ。

 この岩は、地蔵岩と呼ばれ観光スポットの岩だ。二本の長い石柱の上に四角い岩が乗っかっている。もしここで地震にあったら恐怖そのものだろう。

地蔵岩

地蔵岩

地蔵岩
 緩やかな尾根道を景色を楽しみながら登っていく。正面に御在所山、右に国見岳、釈迦ヶ岳が見え、左側に鎌ヶ岳が凛々しく見える。空中には、赤いゴンドラが上へ下へと行き交っている。

御在所山・国見岳

釈迦ヶ岳

鎌ヶ岳

鎌ヶ岳

御在所山へ キレットを下る
 尾根の道を進んでいくと突然、道がなくなる。キレットと呼ばれるところで、この先大きく切れ落ちていて岩場を下ることになる。キレットは、標高差15mほどの切立った岩場で細心の注意を払いながら下る。下り終えて振り返るかなり切立った岩場だ。

キレットを振り返る

御在所山へ
 キレットの鞍部に下り終え登り返す。大きな岩の間を登っていくが、残雪が登山道に吹き溜まっていて滑るのでキックステップで登っていく。ハシゴが架かっていて登り切ると岩の庭になり、残雪の登山道が続いている。登り切ると岩のピークに着く。

御在所山へ


御在所山へ

七合目で昼食
 七合目でここで昼食にした。ここからの眺望も素晴らしい。クライミングの内藤碧の上部らいい、出会った人の話によるとこの下にクライミングのできる新コースが出来ているとのことだった。そのコースは、少し岩の経験があれば道具はなくても登れるとのことだった。昼食後、少し深くなった残雪の道を登っていく。大きな岩のコルに到着、八合目だ。

御在所山へ

御在所山へ

御在所山へ

八合目 この先絶壁渋滞中
 この先急降下の岩場だ。しかも残雪が凍ているところシャーベットになっているところなどがあり、クサリがあるものの、ないところもあり危険度が高い。リーダーがフィックスロープを張り無事鞍部に下る。振り返るとすごい岩壁を下ったものだ。

御在所山へ 絶壁を降りる

絶壁を振り返る

御在所山へ 急斜面を登る

御在所山へ
 鞍部から登り返しは急登で雪の斜面をキックステップで登っていく、クサリやヒックスロープが下がっているので注意して登る。

 ひと登りしたところからさらに急登が続くが、フィックスロープがなく大勢で上がるのは危険とリーダーが判断。ロープが回収されていないのでしばらくエプロンでロープがくるのを待つ。

 ロープの回収が遅れたのは、男性1名数回下山を促したが応じず限界状態で登ってきた。そんな訳で先ほどの岩場の下りにも時間がかかり、通過後ロープの回収になったため約30分立ち往生で待機になった。万が一天候が悪かったら、事故になっていたかもしれない。自分の体力も落ちてきているので他人事とは思えないが、リーダーに助言されたら素直に応じなければと思った。

御在所山へ

富士見岩
 フィックスロープを2本繋いで、それを補助に全員無事平坦なところまで上がった。一番後ろだったので先ほどの男性が滑り落ちてこないか心配が膨らんだ。少し大袈裟だがフィックスロープにセルフビレーして登った。

国見岳・御池岳・藤原岳・釈迦ヶ岳 富士見岩より

富士見岩より眼下を望む

御在所山へ
 富士見岩に到着、ここからの眺めは抜群だ。国見岳、御池岳、藤原岳、釈迦ヶ岳など素晴らしい。眼下には、鎌ヶ岳、御在所山の岩峰そして空を赤いゴンドラが行き交っている。

国見岳・御池岳・藤原岳・釈迦ヶ岳 山頂朝陽台より
 山頂に到着、朝陽台と呼ばれているそうだが素晴らしい展望だ。しばらく展望を楽しんでロープウエイ山上公園駅へ、用を済ませ一等三角点ピークへと向かった。

御在所山 山頂

御在所山 山頂

御在所山 一等三角点峰

御在所山 一等三角点峰へ
 歩くこと20分ほどでピークに到着、一等三角点の大きな標識が立っている。御在所山一等三角点は、標高1209.4mで山頂を飾っている。三角点の西側にピークがあり、標高1212mで地図に示されている標高だ。そのピークにも入ってみた。

 そのピークには、望湖台と表示されていた。ここから雨乞岳、霊仙山などの山並み。その奥に比良連邦が見え手前に琵琶湖が見える。

 御在所山には、4つのピークが目にとまる。ロープウエイ山上公園駅のあるピーク、一等三角点のピーク、望湖台のある標高1212mのピーク、御嶽神社のピークの4ピークだ。

御在所山 一等三角点峰へ

御在所山 一等三角点峰

御在所山 一等三角点(標高1209.4m)

御在所山 ロープウエイのあるピーク

御在所山最高峰と雨乞岳(右奥)

御在所山最高峰

御在所山最高峰(標高1212m)

雨乞岳 御在所山最高峰望湖台より

雨乞岳・霊仙山・・・ 奥に比良連邦が見え手前に琵琶湖が見える 御在所山最高峰望湖台より

鎌ヶ岳 御在所山最高峰望湖台より

御在所山 一等三角点峰へ戻る

御在所ロープウエイ乗場へ

御在所ロープウエイ乗場へ
 御在所山山頂をあとに、御在所ロープウエイで一気に下山した。ロープウエイは、全長2161m、高低差780m、乗車時間は12分、一番深いところで地上まで150mあり、素晴らしい空中散歩だ。

御在所ロープウエイで下山
湯の山温泉駅から眺める御在所山
 御在所山は、登山コースがたくさんあり、今日の中道コースが一番スリルがあり、いろんな岩峰も楽しめ良いコースだった。少し時間がかかったが全員無事下山楽しい山旅になった。皆さん、リーダーさんありがとうございました。
   
御在所山

基準点名:御在所山
等級種別:一等三角点
標高:1209.4m (山頂 1212m)
所在:三重県菰野町
地図:御在所山

御在所山 一等三角点

御在所山 一等三角点 1209.4m 2017.04.02

コース
 梅田(7:20)=[バス]=土山SA=四日市IC=
鈴鹿スカイライン・H370付近通行止め(10:20/10:28)〜中道登山口(11.03/11:14)
〜[中道ルート]〜四合目・おばれ岩(11:54/12:00)〜五合目(12:10)〜地蔵岩(12:16)〜
六合目・キレット(12:25)〜七合目・内藤壁上部(12:54/昼食/13:16)〜
八合目(13:41/渋滞/14:00)〜H1150(14:10/待機/14:40)〜富士見岩(14:47)〜
御在所山朝陽台(14:55)〜山上公園駅(14:58/15:06)〜
御在所山一等三角点(15:22/15:28)〜御在所山望湖台P1212(15:30)〜
山上公園駅(15:55)=[御在所ロープウエイ]=湯の山温泉駅(16:16/16:22)=[バス]=
四日市IC=大津SA=梅田(19:08)

天候   晴れ
参加者 16名
実施日 2017.04.02
毎日新聞旅行 nishijima  inada