木梶山 山頂
    
木 梶 山 標高1230m 国 見 山 標高1419m
大又〜明神平〜水無山〜国見山〜馬駈ヶ辻〜木梶山〜木梶林道
 
 5月17日、木梶山に登った。梅田を7時50分出発、針TRSで休憩して東吉野へ、やわた温泉にちょっと立ち寄り、大又林道を上がっていく。七滝八壺を少し過ぎると、滝の写真を撮りに行っているのだろうか、乗用車が不法駐車しており、バスはここから進めない。仕方なくバスを降りてここから歩くことになった。

不法駐車の車で通行不可バスはここまで(標高560m)

バスを降りて歩き始める

魚止ノ滝

林道駐車場(標高675m)
 駐車場まで約20分林道を余分に歩き、怒り心頭だ。10分ほど歩くと大又登山口を通過する。しばらくいい道だが砂防ダムが左に出てくる頃には簡易舗装の急登になり、かなり厳しい。やがて道路は崩壊していてコンクリートや石がゴロゴロしている。その先が広くなっていて林道の終点だ。林道終点で登りに備えて小休止をとる。

登山口を通過

登山口(標高765m)

明神平へ

林道終点に到着(標高845m)
 林道終点から明神谷の左岸を登っていく、数回渡渉して右岸に渡るが基本的には左岸を登っていく。谷の岩や石には苔が、そして新緑の緑が相まって美しい。

 足元には、マムシグサ、キケンマ、ムラサキケンマン、ネコノメソウ、スミレなどの花が咲いている。ハシリドコロの花は、紫になっていなく緑色だった。

マムシグサ

明神平へ

明神平へ

明神平へ

明神平へ

明神平へ

明神平へ

明神平へ

ヤマシャクヤク

明神平へ
 高度を上げていくと白い卵のようなヤマシャクヤクが咲いていた。ヒトリシズカも見られたが花はまだ緑色だ。
沢からはなれ高巻きしていく麓で休憩をとった。周囲にはイチリンソウ、ニリンソウ、ハシリドコロなどが咲いていて一息つけた。

イチリンソウ

ニリンソウ

ハシリドコロ

明神平へ
 休憩後少し登ると明神滝が右下に見えてきた。緑の岩緑の若葉の中に白い水の滝が滝壺へ、1段2段3段と落ちていた。

明神滝

明神滝

明神平へ

ヒトリシズカ

明神平へ
 標高1100m辺りから尾根に沿って巻道の感じで比較的緩やかな登りになる。しばらく登ると急斜面になるが道がジグザグになり快適な登りになってくる。ヒトリシズカの白い花がたくさん咲いている。さらにバイケイソウが一面に群生していた。花が咲いたら一面真っ白で美しいだろう。

明神平へ

明神平へ

明神平へ

明神平へ

明神平へ

明神平へ

明神平へ

オオカメノキ
 明神平が近づいてくると緩やかなスロープの道になる。オオカメノキが白い花をつけて歓迎しているようだ。まもなく右側が広がり、薊岳、遠く南葛城山、金剛山、葛城山またその手前に音羽三山そして右端に伊勢辻山が見渡せる。

 明神平の東屋近くで昼食にした。明神岳、三塚、前山、薊岳を正面に眺めながらくつろいだ。

南葛城山・金剛山・葛城山 音羽三山 伊勢辻山 明神平より

明神平(標高1325m)

薊岳 明神平より
 午後は、振り返って国見山へとバイケイソウの群生の中を登っていく。新緑の林になり、やがて切り開かれた斜面の急登になる。お腹が膨らんどろころで急登は厳しい。

明神平を振り返り、目を奥にやると大台ケ原、大峰奥掛の山々(釈迦ヶ岳・八経ヶ岳・山上ヶ岳など)そして木ノ実矢塚、薊岳などが一望できる。

明神平へ

明神平をあとに国見山へ

国見山へ 明神平は一面のバイケイソウ

国見山へ 急登が続く

大台ケ原 大峰奥掛の山々(釈迦ヶ岳・八経ヶ岳・山上ヶ岳) 木ノ実矢塚・薊岳 明神平

国見山へ

国見山へ
 急登を登り終えると尾根になり、緩やかな尾根を登りきると水無山の山頂に着く。水無山はほんの小さなピークで標高1414mだ。

水無山 山頂

水無山 山頂(標高1414m)
 水無山をあとに国見山へと一旦、標高差約40mを下る。少し下ると緑の丸い山頂の国見山が見えてくる。周囲の新緑が目に生えて素晴らしい。

水無山山頂をあとに国見山へ

国見山へ

木々の向うに国見山が見える

緑が美しい

新緑

国見山へ 鞍部(標高1465m)

国見山へ
 暗部まで新緑を楽しみながら下り、登り返す。小さなピークを越えるとピンクのミツバツツジがあちこちに咲いていて目をひく。尾根の一部が開けていて水無山、前山、木ノ実矢塚、薊岳そして大峰奥掛の連山を望むことができる。少し下り登り返すと国見山山頂に着く。

ミツバツツジ

水無山・前山・・・木ノ実矢塚・薊岳 大峰奥掛の連山

国見山へ

国見山山頂に到着
 国見山は、標高1419mで二等三角点になっている。木々の緑が生き生きして美しい。山頂をあとに、標高1325m辺りまで緩やかな尾根を楽しみながら下る。尾根から薊岳、八経ヶ岳、弥山、大天井ヶ岳など大峰奥掛の山々が望まれる。

国見山 山頂

国見山 二等三角点(標高1419m)

国見山山頂をあとに木梶山へ

木梶山へ

新緑

木梶山へ

伊勢辻山

薊岳 八経ヶ岳・弥山・・・大天井ヶ岳
 登り返すと、標高1315mの馬駈ヶ辻に着く、ここから今日の目標木梶山へと進んでいく。馬駈ヶ辻から国見山、薊岳が望める。ここから東へ続く尾根を進んでいく。右手には今まで歩いてきた国見山の連山が見え、歩いている尾根にはアセビがいっぱい咲いていた。

木梶山へ 馬駈ヶ辻(標高1315m)

木梶山へ 馬駈ヶ辻を右折

国見山 馬駈ヶ辻より

薊岳 馬駈ヶ辻より

木梶山へ

アセビ

木梶山へ

水無山・国見山

木梶山へ

木梶山へ
 尾根を東に進むとP1316に着く、ここで一休みし、このピークの少し先から北へ続く尾根を進んでいく。尾根筋は開けていて少し下ると正面に、高見山、これから登る木梶山、少し奥に兜岳、鎧岳、倶留尊山などが望める。

 木梶山手前の小ピークを越えると、北西方向へ尾根が曲がり、少し登り返すと山頂に到着した。

高見山 木梶山 兜岳・鎧岳・・倶留尊山・・

高見山・木梶山

木梶山へ

木梶山

木梶山へ

木梶山へ 山頂は間近

木梶山山頂に到着
 木梶山は、標高1230mで三等三角点になっている。展望は望めないがここまで来る間の展望が素晴らしい。

木梶山 山頂

木梶山 三等三角点(標高1230m)

木梶山 山頂にて

木梶山をあとに木梶山登山口へ
 山頂をあとに、木梶川に沿った木梶林道登山口に下山する。標高1100m辺りまで比較的緩やかな下りだ。標高1030m辺りまで下ると少しやせ尾根になってきてところどころにシャクナゲの花が咲いていた。標高980m辺りからUターン気味で急斜面を少しジグザグに下ると木梶山登山口に下山できた。

シャクナゲ

木梶山登山口へ

木梶山登山口へ

木梶山登山口(標高930m)に下山

木梶林道

木梶川 小さな滝
 ここからバスの駐車場まで林道歩きだ。林道横の木梶川の流れは美しい。林道を約1時間ひたすら歩く、歩き疲れた頃、やっと展望休憩所の駐車場に全員無事下山した。

 駐車場に脇に結構な滝があったが、この辺りに木梶三滝登山道があって、白滝、女滝、不動滝があるのだそうだ。

木梶川 小さな滑滝

駐車場へ

小さな滝

展望休憩所の駐車場(標高720m)に全員無事下山

展望休憩所

展望休憩所の滝
 駐車場からバスに乗り、帰途についた。今日は林道歩きで少し疲れたが、展望もよく新緑も美しくなかなか良い山登りだった。前半に最高点の山に登り、順次低い山へのコースは結構良いものだ。

 楽しい山旅をありがとうございました。リーダーさんありがとうございました。
   
国見山

基準点名:青俣山
等級種別:二等三角点
標高:1418.9m 
所在:奈良県東吉野村
地図:大豆生

国見山 二等三角点 

国見山 二等三角点 1418.9m 2017.05.17
木梶山

基準点名:木梶
等級種別:三等三角点
標高:1230.4m 
所在:三重県松阪市飯高町
地図:大豆生

木梶山 三等三角点 

木梶山 三等三角点 1230.4m 2017.05.17
水無山

基準点名:−−−
等級種別:−−−
標高:1414m 
所在:奈良県東吉野村
地図:大豆生

水無山 山頂 

水無山 山頂 1414m 2017.05.17

コース
 梅田(7:50)=[バス]=針TRS=東吉野=大又林道(10:48/10:52)〜
大又林道駐車場(11:11)〜大又登山口(11:21)〜林道終点(11:33/11:39)〜
H1060(12:14/12:23)〜明神平(13:05/昼食/13:25)〜水無山(13:42)〜
国見山(14:03/14:10)〜馬駈ヶ辻(14:32)〜P1316(14:52/14:58)〜
木梶山(15:26/15:36)〜木梶山登山口(16:10)〜展望休憩所駐車場(17:06/17:15)
=[バス]=高見トンネル(17:28)=香芝SA=梅田(19:57)

天候   晴れ
参加者 15名
実施日 2017.05.17
毎日新聞旅行 inada kubota