焼岳 展望台より
MRC70周年記念登山  
焼  岳 標高2444m
上高地〜焼岳登山口〜焼岳小屋〜焼岳〜中尾峠〜新穂高温泉
 8月4日から6日でMRC70周年記念例会焼岳登山に参加した。8月4日、平湯温泉に現地集合だ。8月1日から4日で八ヶ岳に登っていたので、帰途茅野駅から松本駅へ、ここから高速バスで平湯温泉に向かった。少し早すぎたのでホテル前の足湯などで時間調整した。本体は大阪から高速バスで来たようだ。

 平湯温泉穂高荘山がの湯で、温泉に浸かり八ヶ岳4日間の疲れを癒した。焼岳組14名と上高地散策組9名、大広間でお料理をいただきながら懇親した。

 8月5日、やイェだけ登山組は7時15分ホテルを出発、平湯温泉バス停でバスに乗り、上高地へ向かった。上高地の到着早速河童橋へ行った。河童橋でそれぞれ写真を撮ったり、穂高や焼岳の景色を楽しんだ。

穂高荘 山がの湯を出発

上高地 河童橋へ

穂高の山と大正池 バス車窓より

穂高岳・河童橋

焼岳 河童橋より

穂高岳

焼岳

河童橋前にて 写真:MRC
 河童橋をあとにウエストン碑へ、ここで準備体操をして登山に備える。上高地温泉前に来ると六百山、霞沢岳が聳えてみる。

焼岳へ

ウエストン碑

六百山・・・霞沢岳 上高地温泉前より

焼岳登山口

焼岳へ
 しばらく歩くと焼岳登山口に到着する。ここから山に入っていくがしばらくは緩やかな道を登っていく。

焼岳へ

焼岳へ

焼岳へ

焼岳へ

焼岳へ

焼岳へ
 標高1800m辺りから少し急な登りになってくる。ハシゴが出てきたりして急な岩場は慎重に登る。やがて森林限界を超えると絶壁を見上げながら進んでいく。左奥には焼岳の山頂が見えてくる。噴火で火山流でできた沢が大きくえぐれていて火山の威力が伝わってくる。

焼岳へ

焼岳へ

絶壁

焼岳
 標高1950m辺りで垂直の岩の絶壁の端に着く。ここから垂直のハシゴが本余り架かっていて一人一人慎重に登る。登りきってしばらくすると笹の高原になり、ゆっくり登っていくと峠になり少し下ると焼岳小屋に到着する。

焼岳へ

焼岳へ

焼岳へ

焼岳へ

焼岳へ

焼岳へ

焼岳小屋
 焼岳小屋の広場で昼食にした。ここまで比較的に元気で登ってきたようだ。挽きたてのコーヒーを一杯、ホットしたひと時を過ごす。登山標識にシャツを脱いで乾かしている人がいたが、かなりの汗かきでどこのパーティーの人かと少し気にかかった人だった。

 昼食を済ませいよいよ焼岳山頂へと登り始めた。早速目の前の山を登ると展望台に着く。溶岩ドームがタンコブのように山頂についている。

焼岳へ

焼岳へ

焼岳へ

焼岳へ

焼岳 展望台より

焼岳へ

焼岳へ
 展望台を降りたところで焼岳をバックに記念写真を撮り、登り始める。頭上の山頂を目指すので登りは少し急だ。ジグザグの登りを加えながらグイグイ登っていく。

焼岳を背景に記念写真 写真:MRC

焼岳へ

焼岳へ

焼岳

焼岳へ

焼岳へ
 しばらく登ると左の沢に下り、左の尾根を登っていく。その沢に噴気孔があり、硫黄の匂いが漂っていた。どんどん登っていくと山頂付近の絶壁の下を巻いて登っていく。やがて南峰と北峰の鞍部に着く。

焼岳へ

噴気孔

焼岳へ

70周年、体型も変わってきたね!

焼岳

焼岳へ

焼岳へ

焼岳へ

焼岳へ
 ここから岩を20mほどよじ登れば北峰の山頂だ。ここからから荷で登るが遅れている人を待っているようだ。
山頂はすぐだから先に登ればいいのにと思ったがリーダーは全員揃って登ることにしたようだ。リーダーの心遣いを感じた。14人の内13人が揃った。1人まだだと思いきてみると展望台の下でギブアップしたらしい。

焼岳山頂への取付

焼岳へ

噴気孔

焼岳 山頂に到着
 最後の岩場を登りきると山頂に到着する。焼岳は、標高2455mで三等三角点になっているが、山頂付近が脆いため入山禁止になっている。今回は、北峰の山頂に登った。標高は、2444mほどだが正確には分からない。

 焼岳の登頂は、4度目だと思うが、今まで山頂は雲の中で何も見られていない。今回は非常にラッキーなことで北峰の山頂の様子、南峰そして火口湖の正賀池を見ることができた。四度目の正直、しばらく山頂を楽しんだ。

 一息ついで下山にかかる。往路を引き返し、展望台下、中尾峠まで下った。

焼岳南峰と火口湖正賀池

焼岳 北峰山頂(標高2444m)

火口湖正賀池

焼岳 山頂の溶岩ドーム

焼岳 山頂の溶岩ドーム

噴気孔

新穂高温泉へ

新穂高温泉へ

新穂高温泉へ

新穂高温泉へ

新穂高温泉へ

新穂高温泉へ

新穂高温泉へ

展望台下で一休み
 展望台下まで下ると、焼岳小屋で大汗をかいていた人が待っていた。約2時間半ここで待っていたそうだ。合流して新穂高温泉へとそろって下山を始めた。

 新中尾峠の分岐を過ぎ、どんどん下る。道脇に口を空いている岩が見えだした。中を覗いてみるとヒカリゴケが見られた。

 標高1900m辺りから異変が起こってきた。焼岳をギブアップした人が転け始めたのだ。十数メートル歩いては転倒しそれの繰り返しだした。何回転倒したかは覚えていないが十回はくだらない。

 その人のザックを担いで、から荷で下ってもらったが改善される気配がない。本人に確認してレスキューと救急車を呼ぶことにした。リーダーに、救急車を呼んでもらい、ホテルには到着が遅くなることを伝えてもらった。山中で電話のつながりが悪く、苦労していたようだ。

新穂高温泉へ 中尾峠を通過

新穂高温泉へ

新穂高温泉へ

ヒカリゴケ

新穂高温泉へ

新穂高温泉へ

白水の滝

新穂高温泉へ 林道出合
 リーダーともうひとりに付き添いを頼んで、その人のザックお担いで林道出合まで下って救急車をまった。しばらくしてレスキューの車が上ってきて、林道との交点が上にあるとのことで上に向かった。

 しばらくしてパトカーがやってきた。状況を話すとパトカーも上がっていった。もう1台パトカーが来て状況確認。どうも当該者はこの場所に下って来ているようだ。

 やがて当該者が付き添いと一緒に下ってきた。パトカー、レスキュー車も揃ったところで、当該者が何もなかったかのように警察官に話している。一体我々は何をしたのだろうか。レスキューや救急車を当該者に確認せず勝手に呼んでかのような対応をしている。

 とりあえず救急車のところまでパトカーで送ってもらって、救急車で病院に行ってもらうことにした。残った者は林道をゲートまでパトカーに乗せて欲しかったがダメで歩いてくだった。

 救急車で簡単な診断をした結果、血圧が高くなり、水分不足になっただけだろうとなり病院に行くのはやめてみんなで新穂高温泉へと下った。途中まで下るとマイカーで参加している人の車で迎えに来てくれてホテルに無事着いた。一度に乗れなかったメンバーも2回目の迎えで無事着いた。

 今回の、状況を見ていてリーダーとサブリーダーの役割分担が不明確で、ダブって同じことをしたり、待機者の人数振り分けなどうまくいかなかったように思う。なんとか電話が通じたがパーティーの連絡など、無線機の活用など考えるべきだと思う。

 MRCも70周年記念とあって、歳を重ねた人が多くなってきた。昔、すごい山男でも体力が落ちている。アルプス例会など高山に行く場合は、数ヶ月前に訓練を行い、登頂出来そうかの判断を事前にする必要があるだろう。

 リーダーの皆さん、いろいろ問題が有り大変ご苦労様でいた。これからも安全第一の登山ができるようご支援、ご指導いただきますようお願いします。参加者の皆さん、少しトラブルもありましたが楽しい山旅をありがとうございました。
  
焼岳

基準点名:−−−
等級種別:−−−
標高:2455m(南峰) 2444m(北峰)
所在:岐阜県高山市
地図:焼岳

 (南峰入山禁止)
焼岳 

焼岳 北峰山頂 2444m 2017.08.05

コース
8/4 晴れ
 八ヶ岳の帰路MRC例会に合流 茅野(11:24)=[あずさ]=松本(11:56//14:05)
=[濃飛バス]=平湯温泉(15:30)〜穂高荘やまがの湯 (泊)
8/5 晴れ
 平湯温泉・穂高荘山がの湯(7:15)〜平湯温泉BS(7:17/7:26)=[バス]=
上高地BS(7:48/7:54)〜河童橋(7:59/8:10)〜ウエストン碑(8:28/体操/8:34)〜
焼岳登山口(8:52)〜焼岳小屋(11:12/昼食/11:46)〜展望台(11:58)〜中尾峠(12:05)〜
焼岳(13:26/13:37)〜中尾峠14:31/14:39)〜林道出合(17:07/トラブル待機/18:05)〜
ゲート(18:17/18:21)〜(18:28)=[車]=新穂高温泉・穂高荘山のホテル(18:33)  (泊)
8/6 はれ
 山のホテル(9:07)=[濃飛バス]=新穂高ロープウエイ(9:16/自由行動/12:20)
=[中交通バス]=大阪梅田(19:50)

参加者 14名
実施日 2017.08.05
MRC moriya kubota