額井岳 山頂にて
友歩会定例会  
額井岳(大和富士) 標高812m 戒場山 標高738m
天満第東二〜十八神社〜額井岳〜戒場山〜戒長寺〜山部赤人墓〜天満台東三
 10月26日、友歩会定例会で大和富士と呼ばれる額井岳と戒場山に登った。

 榛原駅に9時30分集合、53分発のバスで天満台東二丁目に向かう。バス停横にハイキングマップが会あり、額井岳への道を確かめる。

榛原BS(標高355m)

天満台東二BSに到着

額井岳へ案内板を見る

東海自然歩道ハイキング・観光案内図

額井岳へ

額井岳へ
 住宅街を抜け山手の方へと登っていく。正面に額井岳が見えるはずだが残念ながら雲で隠れている。30分弱で十八神社(いそはじんじゃ)に到着、お参りして境内から展望を楽しむ。残念ながら雲がかかっていて三峰山、高見山ははっきりしない。

十八神社

十八神社(標高495m)

十八神社より展望を楽しむ 高見山など?

・・・(三峰山・高見山)・三郎岳・高城岳・・・
 いよいよここから額井岳への登山道に入る。いきなりV字に削られたかなり急な道を登っていく。しかしそんな道もすぐ終わり一般的な道になってくる。十八神社から十分程登ると、林道に出て再び山道へと入っていく。

額井岳へ

額井岳へ

額井岳へ

額井岳へ
 登山道は、結構急な登りだ。さすが大和富士と言う名のついた山だ。○○富士という山はたくさんあるが、標高が低くても結構急峻な登りの山が多い。

 山頂までもうすぐだが、尾根筋に出たところで小休止をとる。一息ついて山頂へ、ここから尾根筋の道はさらに急だ。頑張って十八神社から約1時間で額井岳山頂に到着した。

額井岳へ

額井岳へ

額井岳へ

額井岳へ
 額井岳は、標高812mで四等三角点になっている。残念ながら三角点は戒場山にあるのでここにはないと思い違いしていて今回は見られなかった。

 山頂からの展望は望めない。はじめてこの山に登った1999年の記録では、山頂からの眺めはほぼ360度で曽爾の山、吉野の山が眺められたとある。

 山頂には、休憩所と神社の祠がある。最初に登った時には、宇陀側に展望テラスがあったが今は朽ち果てていた。その名残で立派なステンレスの案内板が今も残っていた。残念ながら木々が茂って役に立たない。

額井岳 山頂に着いたよ!

額井岳 山頂(標高812.3m)

額井岳 山頂にて
 山頂で昼食をとって、次の戒場山へと額井岳山頂をあとにした。下り道は、十八神社からの道より、急で滑りそうな道だ。注意しながら張られたロープなどを補助にして慎重に下る。標高差100mほど下り、少し登返しピークを越えると反射板がある。

額井岳 山頂をあとに戒場山へ

戒場山へ

戒場山へ

戒場山へ

戒場山へ

戒場山へ

戒場山へ

戒場山へ

戒場山へ 反射板を通過(標高710m)

戒場山へ

美しいヤセ尾根

戒場山へ
 反射板から下ると美しいヤセ尾根になる。なかなか趣のある尾根道だ。そんな尾根の先を下ると戒場峠に降り着く。ここを下れば山部赤人墓へ至るようだ。

戒場山へ

戒場峠(標高595m)
 戒場峠で小休止をとり、戒場山への登りになる。山頂まで標高差140m余り、今日最後の登りなので頑張って登る。山頂が見えてきたと思いきやまだ先だ。山頂付近は広く、緩やかなため登りきったと思ったところから山頂までダメ押しの登りだ。

戒場山へ

戒場山へ

戒場山へ

戒場山 山頂ですよ
 戒場山は、標高737mで三等三角点になっている。山頂は広い樹林帯の中だ。従って展望は全くない。

戒場山 山頂

戒場山 三等三角点(標高737.4m)

戒場山 山頂にて

戒場山 山頂をあとに戒長寺へ

戒長寺へ
 戒場山山頂をあとに戒長寺へと下りにかかる。標高差50ほど下った鞍部から戒長寺のある谷筋を下っていく。しばらく下ると道は川になり水が流れている。そんな道をじゃぶじゃぶと下っていく。

戒場山・額井岳(大和富士)/峠(標高690m)/ 戒長寺

戒長寺へ

戒長寺へ

戒長寺へ

戒長寺へ

戒長寺 登山口に全員無事下山(標高590m)
 先が開け道路が現れ、全員無事登山口に下山する。道路の終点が戒長寺の裏側だ。境内に入ると先ず戒場神社があり、神社の屋根を覆うようにホオノキの巨樹がある。ホオノキの巨樹は、樹齢300年以上とのことだ。

戒場神社

戒場神社のホオノキの巨樹(樹齢300年以上)
 その先は山門で振り返ると戒長寺の本堂がある。山門の上に大きく伸びているのが、お葉つきイチョウで有名な樹だ。お葉つきイチョウは珍しく、奈良県では他に3本ほどあるそうだ。


 戒長寺のお葉つきイチョウは、県指定の天然記念物だ。背丈の上ぐらいにたくさんの乳(ちち)が垂れ下がっている。気根といわれているそうだがこれも怪しそうだ。

戒長寺

戒長寺のお葉つきイチョウ

戒長寺 山門

お葉つきイチョウの乳(気根)
 戒長寺山道を下り、戒場集落へ。ここから額井岳が見え手前に反射板のあるピークがありその奥が額井岳だ。

額井岳 戒場より

額井岳

山部赤人墓へ
 戒場から一般道を歩いて山部赤人墓へと進んでいく。山部赤人墓は、曲がり角の木がこんもりしたところにある。

 右手に、歌碑があり、その前に説明板がる。説明板の場所が悪く、歌碑を邪魔している。役所の担当者は義務的な作業をしたのだろう。

 歌碑には、「あしひきの 山谷越えて 野づかさに 今は鳴くらむ 鶯の声」が刻まれているようだ。お墓はその奥にあり、お参りした。ビールなどがお供えしてあったが赤人はびっくりしているだろうか。

山部赤人歌碑

山部赤人歌碑
  
あしひきの 山谷越えて 野づかさに
             今は鳴くらむ 鶯の声
山部赤人   

山部赤人墓
 歌碑の辺りから戒場山を振り返ると、美しい山だ。ここから一般道を天満台に下り、みはる温泉に行く予定だったが、ここから山道を天満台へ下ることにした。

戒場山 山部赤人墓より

みはる温泉へ

みはる温泉へ
 少し下ると、遊歩道は手入れされていないので、ススキが茂るなかをかき分けかき分け下っていく。途中で道が分からなくなるが見当をつけて下ると民家に出る。

 民家の方が、ハイカーがこの辺りでよく迷っているとのこと、説明をお聞きして坂を下る。すぐ左折し、その先すぐ右折し竹薮に入っていくとの説明通り下った。竹薮の中の簡易舗装の道は苔が生えていて滑りそうだ。

・・三郎岳・高城岳・・

みはる温泉へ

みはる温泉へ

みはる温泉へ 道標
 下り着くと道標があり、天満台への案内に従って進んでいく、道は行き止まりのようで、私有地を通り抜けないでの注意があったが頭を下げて通り抜けた。そこから少し歩くと天満台東三丁目のバス停があった。

 予定では、この先の天満台東二丁目から約1時間ほど歩いてみはる温泉美榛苑へ行く予定だったが、時間的に少しおして来たので直接、榛原駅に戻り、帰阪することにした。

たわに実った柿

天満台東三BSに到着

参考 当初予定していた、みはる温泉美榛苑より眺める額井岳(大和富士) 写真:2013.07.18撮影
 2013年には、みはる温泉美榛苑まで歩いたが、今日は、1時間弱遅れているので残念ながらパスした。前回、みはる温泉美榛苑から見た額井岳を今回も皆さんに見せたかったがまたの機会にしよう。ここから見る額井岳は、左右にピークがあり、山という文字に見える大和富士だ。みなさん楽しい山旅をありがとうございました。
  
額井岳

基準点名:額井岳
等級種別:四等三角点
標高:812.3m
所在:奈良県榛原町
地図:初瀬


額井岳 山頂           四等三角点(写真:2004.07.20) 

額井岳 812.3m 2019.10.26
戒場山

基準点名:戒場(かいば)
等級種別:三等三角点
標高:737.4m
所在:奈良県榛原町
地図:初瀬


戒場山 三等三角点        戒場山   

戒場山 三等三角点 737.4m 2019.10.26

コース
 鶴橋(8:34)=[急行五十鈴川行き]=榛原駅(9:28/9:53)=[奈良交通バス]=
天満台東二BS(10:06/10:10)〜(子安地蔵)〜十八神社(10:37/10:47)〜
H710(11:24/11:29)〜額井岳(11:42/昼食/12:09)〜反射板(12:36)〜
戒場峠(13:04/13:11)〜戒場山(13:32/13:42)〜分岐(13:49)〜戒長寺(14:04/14:18)〜
山部赤人墓(14:37/14:42)〜天満台東三BS(15:19/15:55)=[奈良交通バス]=
榛原駅(16:06/16:15)=[急行上本町行き]=鶴橋(17:04)

天候   曇りのち晴れ 
参加者 9名 
実施日 2019.10..26 
友歩会 ohki