大文字山 山頂にて
友歩会定例会  
大文字山 標高465m 大豊神社狛ねずみ
蹴上〜インクライン〜南禅寺〜大文字山〜火床〜銀閣寺前〜大豊神社〜蹴上
 
 1月25日、友歩会定例会で大文字山に登り、干支の子にちなんでねずみ神社で有名な大豊神社にお参りするコースだ。例年できれば干支の山に登っているが、今年は子の年で子にちなんだ山が近くにない。近くでは、遠いのだが三重県熊野市の子ノ泊山が一番近い。

 京都市営地下鉄の蹴上駅に集合して出発、まずインクラインを少し散策し、ねじりまんぽへと進む。明治時代の素晴らしい土木技術の貴重な遺産だ。

インクライン

インクライン

ねじりまんぽ

ねじりまんぽ

ねじりまんぽにて

南禅寺へ

南禅寺 法堂
 ねじりまんぽから金地院を通り、南禅寺三門へ、そして南禅寺水路閣を経て10分ほどで登ると南禅寺奥ノ院に到着する。

南禅寺水路閣にて

南禅寺奥ノ院へ

南禅寺 奥ノ院
 奥ノ院の奥には、行場があり、その上に洞窟があって多くの石仏がお祀りしてある。そんな行場の前を通り抜け沢沿いに山へと登っていく。

南禅寺奥ノ院 行場

南禅寺奥ノ院 洞窟 多くの石仏をお祀り

大文字山へ

大文字山へ
 奥ノ院から10分ほど登った分岐のところで、I さんから提案があり、新島襄のお墓に案内してくれた。同志社大学の創始者で小高いところに、新島襄さんと八重さんのお墓が並んで祀られていた。最近こんな話題も出てるそうだ。それは、同志社の学生が、新島襄さんを知らないもいるとか・・・

新島襄先生の墓碑説明版

新島襄の墓
 ルートに戻ってまた大文字山を目指してしばらく緩やかな道を登っていく。やがて少し急な登りになり、頑張って登る。また緩やかになり尾根筋に出る。

大文字山へ

大文字山へ

大文字山へ

大文字山へ

大文字山へ

大文字山へ

大文字山へ 京都一周トレイルに合流

大文字山へ
 尾根筋は京都一周トレイルになっている。ここで少し休みをとって山頂へと緩やかな尾根道を登っていく。しばらく登ると、台風の被害か倒木が増えてきてすごいことになっているが、倒木を丸太切りなどして登山道の整備が進んでいる。

大文字山へ

大文字山へ

大文字山へ

大文字山へ まもなく山頂だ!
 林道を越えるとまもなく山頂への取り付きになり、ベッタリした岩のような斜面を登りきるとほどなく正面が開け山頂に着く。

 大文字山は、標高465mで三等三角点になっている。京都市街側が開け展望できるようになっている。山頂にも倒木があり、誰かが作ったのか倒木を利用して休憩のテーブルやベンチがあった。
特性のベンチで昼食にした。たくさんのハイカーがそれらのベンチに腰掛けて昼食を楽しんでいた。

大文字山から京都市街を望む

大文字山へ

大文字山から京都市街のパノラマが

大文字山 山頂にて
 大文字山の山頂には、菱型基線測点No.29と三等三角点がある。菱型基線測点は、この近くの花山No.31、鷲峰山、多祢寺山などのある。天測点設置する台で全国に48点作られたそうだ。

 天測点は、星の観測から観測地点の緯度経度を決める天文測量を行う地点として、国土地理院に定められた場所です。現在は天測点での天文測量は行われていませんが、当時、重い測量機器を置き、安定した測定を行うために作られたコンクリートの台座だ。

大文字山 山頂 菱形基線測点 NO.29

大文字山 三等三角点(標高465.3m)

大文字火床へ

大文字火床へ
 大文字山山頂をあとに火床へと尾根を下った。標高350m辺りが大文字の頂点の火床になっている。ここから眺めるパノラマ、眺望は京都市街が一望でき実に素晴らしい。

大文字火床からのパノラマ

大文字火床からの眺望

大文字火床で展望を楽しむ

大文字火床(一番上の火床)にて

大文字火床

大文字火床 大師堂(弘法大師祠)
 大文字の火床は、75個で出来ていて、頂点が先ほどの火床、そして大の字の真ん中に大師堂がある。ここでも景色を楽しみ今回は火床の下端までまっすぐ下った。

大の中心の火床 大の文字は75の火床でできている

大文字火床を下る

千人塚

銀閣寺前へ
 切り開かれた火床の下端を過ぎると雑木林になりさらに下ると、千人塚に降りつく。ここから銀閣寺横の登山口へ尾根道を下っていく。

銀閣寺前へ

銀閣寺横登山口に下山

次は狛ねずみの神社だね!

哲学の道にて
 登山口から林道を下り、銀閣寺山道を下れば銀閣寺前に下山、ここで用を済ませ哲学の道を歩いて大豊神社へと進める。

 大豊神社の参道に到着、11日には橋を渡って石灯籠の辺りから長い列が出来ていたが、今日は月末とあってがらすきの状態だ。おまけに車の行き交っている。並ぶこともなく、大国社にお参りして、狛ねずみをゆっくり見ることができた。

 狛ねずみの所以は古事記記されているという。あるとき、素戔嗚尊が大国主命の力を試そうと、広い野原に立たせ草に火を放った。絶体絶命の大国主命の前にねずみが現われ、この下に穴があるよと言われ穴に潜ることで命拾いしたという。この大国社では命の恩人のねずみ2体が大国主命をお守りしているという。

 ちなみに、2体のねずみ、向かって左側のねずみは水玉を抱えている。右側のねずみは巻物を持っている。

大豊神社 大国社(祭神 大国主命)

狛ねずみ

狛ねずみ
 大豊神社の参拝を終えて、熊野若王子神社に参拝、入り口付近に同志社新島襄・八重の墓の案内があった。大文字山に登る途中立ち寄った新島襄の墓へはここから行くようになっているようだ。

熊野若王子神社

熊野若王子神社

新島襄の墓案内 大文字山の途中立寄ったがここが入口だ

大文字山、ねずみの社周遊が無事終えて
 永観堂、南禅寺と進み、最後はI さんの提案で疎水を歩いて帰ろうと、南禅寺水路閣に行ったが、工事中で通行止めになっていた。当初の通り、ねじりまんぽから地下鉄蹴上駅に全員無事戻り一時解散した。有志で京都駅に戻り、近くのビアホールで反省会を行った。

 みなさん楽しい山旅をありがとうございました。また次の例会でお会いしましょう。

  
大文字山

基準点名:鹿ケ谷
等級種別:三等三角点
標高:465.3m
所在:京都府京都市
地図:京都東北部

菱形基線測点 NO.29 基本

大文字山 三等三角点 465.3m 2020.01.25

コース
 地下鉄蹴上駅(9:03)〜インクライン〜ねじれまんぽ(9:13)〜南禅寺三門(9:23)〜
南禅寺水路閣(9:26)〜南禅寺奥ノ院(9:37/9:43)〜分岐(9:54)〜新島襄お墓(9:56)〜
分岐(10:01)〜トレイル分岐(10:24/10:31)〜大文字山(11:09/昼食/12:12)〜
大文字火床(12:29/12:44)〜火床下(12:49)〜千人塚(12:51)〜銀閣寺横登山口(13:05)〜
銀閣寺前(13:19/13:27)〜[哲学の道]〜大豊神社(13:48/参拝/14:04)〜
若王子神社(14:11/14:20)〜永観堂(14:28)〜南禅寺(14:37)〜ねじりまんぽ(14:52)〜
地下鉄蹴上駅(14:57) (一次解散)

天候   晴れ
参加者 11名 
実施日 2020.01.25 
友歩会 ohki