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高見山 山頂にて |
友歩会定例会 |
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高 見 山 標高1248m |
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高見登山口〜小峠〜大峠〜高見山〜小峠分岐〜高見杉〜高見平野
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2月8日、友歩会定例会で高見山に登った。今年は気温が高く霧氷が見られないかもしれない計画になってしまって期待が薄くなっていた。
榛原駅に到着し、駅前のバスターミナルに行ってみると、人はほとんどいなく、三峰山行きと高見山行きの霧氷バスが停車していた。通常この時期だと列が出来ていてバスに乗るのも大変だが今年は別のようだ。
榛原駅9時15分発の1台目のバスが5分前にやっと満席になり出発した。高見登山口BSに10分ほど早く到着、登山準備をして9時50分登山口を出発。 |
高見登山口(標高470m) |
小峠へ 高見登山口を出発 |
民家横の石段から歩き始める。少し歩くと、祠があり農林業の道具と鯛の模型がぶら下がっていて農林業の祈願をしたのであろう。
この現在の登山道は、昔の伊勢南街道(紀州街道)で石畳の道がところどころに残っている。街道沿いに登ると大きな橦木(しゅもく)松があるがどうも枯れているようだ。 |
祠 農林業の道具と鯛がぶら下がっている |
小峠へ |
石畳の道になる <旧伊勢南街道/紀州街道> |
橦木松 |
街道を登っていくと、緩やかな広場がとれそうなところに着くと、古市の案内板がある。この辺りで紀州、大和、伊勢の人々で市がたち賑わったのだろう。
次は、虱(しらみ)とりの案内板がある。日当たりがよく、峠の上り下りにお遍路さんなどが一休みして、むずむずする虱をさがしている姿が目に浮かぶようだ。そんな一見ぞかな街道を登っていくと急になり、雲母曲(きららひじ)になり急坂になる。登りきるとほどなく小峠に到着だ。 |
古市 紀州・大和・伊勢の人々で市がたった |
小峠へ |
小峠へ |
小峠へ 雲母曲を登る |
小峠へ |
小峠に到着 高見山登山口(標高820m) |
高見山登山口の標石があり、鳥居から高見山の尾根へと登りが続いている。今回は、伊勢南街道を大峠へと進んでいく。 |
大峠へ 少し林道を進み伊勢南街道に入る |
大峠へ |
大峠へ |
大峠へ |
小峠から大峠へは、高見山の尾根を巻いて進むため緩やかな登りだ。小峠から30分余りで大峠に到着。ここでトイレ休憩して高見山山頂を目指して急斜面を登っていく。 |
大峠(標高900m) |
高見山山頂へ |
緑の苔に霧氷が付いて美しい |
高見山へ ベンチの到着(標高1030m) |
大峠から17分ほど登ると、ベンチのある広場に到着する。ベンチに到着すると、景色が一変し、木々の枝には霧氷がついて白い花が一面咲いているよに見える。ここで風を避けて昼食をとる。霧氷ができる環境とあって今まで暑かったが急変して寒く指が凍えてきた。 |
高見山へ 霧氷が楽しめるようになってきた |
高見山へ |
霧氷を背景に |
高見山へ |
高見山へ |
ベンチから山頂まで標高差220m、急な斜面をジグザグに登っていく。霧氷のあるところは寒さが厳しく、指が痛くなり、写真どころではない。そんなわけでみんな頑張って登っている姿の写真はない。 |
高見山へ |
霧氷 |
頑張って高見山山頂の肩まで登りきる。方にはうっすら雪が積もっていて滑りそうだ。踏ん張って全員山頂に到着。神社の前で記念写真を撮り、寒さが堪えるので避難小屋に入る。
高見山は、標高1248mで二等三角点になっている。山頂は尖っており、日本のマッターホルンという愛称もついている。
非常に寒く、尾根は凍っているようなので、行動しやすくするため避難小屋で風を避けてアイゼンを付ける。 |
高見山 山頂 |
高見山 二等三角点(標高1248.4m) |
高見山 山頂にて |
アイゼンをつけて足元が安定したところで、山頂付近の霧氷を楽しむ。大きなエビの尻尾はないが繊細な霧氷がきれいだ。グレーの空だが青空だと感激はもっと増すのだろう。
山頂をあとに今度は尾根道を高見平野へと下っていく。周囲の霧氷がとても美しく、立ち止まりながらゆっくり下る。青空だったらどんな美しい霧氷になるのだろうか想像しながら楽しんだ。また次の機会にとっておこう。 |
霧氷 |
霧氷 |
霧氷 |
霧氷 |
霧氷 |
高見山 山頂をあとに高見平野へ |
高見平野へ |
霧氷のトンネルにて |
高見平野へ |
霧氷 |
笛吹岩にて |
笛吹岩(標高1180m) |
霧氷を楽しみながら尾根を下ってくると笛吹岩(標高1180m)に下ってくる。この辺りまで下ると霧氷は次第に少なくなってくる。 |
高見平野へ |
高見平野へ |
揺岩 |
高見平野へ |
国見岩 |
高見平野へ |
高見平野へ |
杉谷・平野分岐(小峠分岐)(標高940m) |
揺岩、息子岩、国見岩を経て、杉谷・平野の分岐に下ってきた。左の杉谷へ行くと小峠へ下れる、今回は平野へと下っていく。ここでアイゼンを外し楽な歩きになる、しかしまだ滑るところがあるので要注意だ。 |
高見平野へ 分岐でアイゼン外す |
高見平野へ |
分岐から約25分下る。沢の音が聞こえてくるとほどなく高見杉に下りてくる。高見杉は、樹齢700年と言われている |
高見平野へ |
高見杉(樹齢700年) |
高見杉(標高720m) |
高見平野へ |
高見平野へ |
苔のオブジェ? |
苔のオブジェ |
もう嫌というほど丸太で作った階段道を下っていく。ドスンどすんと足に堪える下りが延々と続く。この階段道を作った人も大変だったのだろう。
途中まで1本早いバスに乗れるかと頑張ったが、時間切れで休憩を入れて下る。平野の赤い橋に15時15分無事下山、ここからたかすみ温泉前の臨時バス停へ。たかすみ温泉は、いつもこの時期賑わっているのだが強風で施設が壊れてなんとか内風呂だけで営業しているようだ。 |
高見平野へ |
高見平野臨時BS(標高470m) |
16時発の最終バスの第1便で、榛原駅に戻り、近鉄電車で鶴橋駅に戻り、風月でお好み焼きを食べながら反省会を行って無事終了した。
みなさん楽しい山旅をありがとうございました。また次の例会でお会いしましょう。 |
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高見山
基準点名:高見山 等級種別:二等三角点 標高:1248.4m
所在:奈良県東吉野村
地図:高見山
高見山 山頂
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高見山 二等三角点 1248.4m 2020.02.08 |
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コース
鶴橋駅(7:55)=[急行青山行き]=榛原(8:46/9:10)=[奈良交通霧氷バス]=
高見登山口BS(9:44/9:50)〜橦木松(10:07)〜古市(10:18)〜雲母曲(10:34)〜
小峠(10:53/11:00)〜旧伊勢南街道分岐(11:02)〜大峠・高見峠(11:33/11:41)〜
H1030・ベンチ(11:58/昼食/12:20)〜高見山(12:53/13:06)〜笛吹岩(13:15)〜
揺岩(13:28)〜息子岩(13:30)〜国見岩(13:32)〜小峠分岐(13:48/アイゼン脱/13:55)〜
高見杉(14:21/14:26)〜平野・赤い橋(15:14)〜
高見平野・たかすみ温泉前臨時BS(15:20/16:00)=[奈良交通バス]=榛原駅(16:43/16:15)
=[急行上本町行き]=鶴橋駅(17:04)
天候 曇り
参加者 7名
実施日 2020.02.08
友歩会 ohki
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